いらない物を捨てて運気を上げる! 良い人間関係を築く風水の片付け術を林秀靜先生に聞いてきた
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風水的・片付けで人間関係をスムーズに
この春、進学、就職、転職、異動など、新しい環境に変わったという人も多いはず。新しい環境になじむためのカギとなるのが人間関係だろう。
スムーズな人間関係を築きたいなら自分のまわりを見回してみてほしい。不要な物に囲まれていないだろうか。
古代中国から伝わる環境学・風水では、いらない物を捨てて片付けることで良い気を取り込むことができると考える。自分のまわりの人間関係も環境を整えることで変えていくことができるのだ。
中国命理学研究家の林 秀靜(りん しゅうせい)先生に、風水で人間関係を整えるための、片付けのポイントを聞いた。
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不要な物と一緒に悪い運気も捨て去ろう
物を捨てられない人は、悪い運気も溜め込んでしまう人だと言える。人間関係運に限らず、不要な物を捨てることは、全ての運気アップにつながるのだという。
「不要な物で部屋がいっぱいになっていると、良い運気が入ってくることができません。不要な物と一緒に悪い運気も捨て去りましょう。きれいな空間には、良い運気が巡ってきます!」(林先生)
捨てることが大切と言われても、「いつか使うかも」「いただき物だし……」となかなか物を捨てられない人も多い。そんな人は以下の基準で物を捨てていこう。
捨てるのはこんな物
下記の物が家にある! なんて人は片付けてしまおう。
①.3年間使っていない物
②.暗い気持ちになる物
③.壊れている物
④.使い古した物
⑤.1年以上経過した化粧品・試供品
⑥.いただき物で好みではない物
⑦.お守りやお札(1年を目安に神社やお寺に返納)

写真や手紙を捨てて過去のしがらみにさよなら
思い出が詰まった写真や手紙はなかなか捨てられないものだ。しかし、いつまでも残しておくことで、先へ進めず、過去のしがらみにとらわれたままになってしまうこともある。
「写真や手紙が溜まっている人は、まず整理するところからはじめましょう。年賀状や暑中見舞いなどは、住所など必要な情報をパソコンやスマホに残し、2年を目処に処分します。写真のデータがたくさんある場合は、必要なデータをきちんとフォルダ分けして残し、不要なデータは消去します。むやみにプリントせず、必要なものだけ紙の写真にしましょう」(林先生)
最近悪いことが続く……と感じている場合は、思い切って古い思い出の品を処分してみよう。そのアクションで停滞していた気が流れ出し、良い縁も運ばれてくる。

使わない名刺は定期的に処分しよう
仕事でもらった名刺はとりあえず残しておくという人も多いだろう。しかし、何年も連絡を取っていない人の名刺は、必要な情報をパソコンに残したうえで思い切ってシュレッダーにかけよう。
「名刺は少なくとも1年に1回は見直し、連絡を取っていない人のものを処分してファイリングし直しましょう。不要な名刺を捨てると、新しい縁が運ばれてきます」(林先生)

下駄箱と靴を見直せば新しい出会いがやってくる
気は玄関から入ってくる。林先生によると、玄関にある下駄箱がぎゅうぎゅうに詰まっていると悪い気が溜まり、部屋の中に入る気も淀んだものになってしまうのだという。
「下駄箱は空気が淀みやすい場所です。定期的に靴を全部出して水拭きしましょう。ぎっしりと靴を入れるのではなく、少し余裕を持たせるくらいにすると悪い気が溜まりにくくなります。また、靴は出会いを左右します。2年以上履いていない靴は処分し、過去のしがらみを捨てましょう。そのうえで、新しい靴を買うと新しい出会いもやってきます」(林先生)

玄関の外をきれいにして新しい運を呼び込もう
玄関前は、風水的にかなりの重要ポイントだそう。全ての運の入り口なので、すっきり片付けておこう。今より人と仲良くしたいなら、玄関の外側を明るくすると良いそう。
「玄関の前は“明堂(めいどう)”といい、外からの良い気を家の中に呼び込む場所です。外に自転車や植木鉢などを置いておくと、気の流れを遮断してしまうことに。何も置かず、広々とさせておきましょう。また、玄関の外を白色ライトで照らすと、人と積極的に関われるようになります」(林先生)

良い人間関係を築く準備をしよう
こうして見てみると、「捨てる」ということが、人間関係を良くするうえで重要だということがわかった。いらない物を捨て、過去のしがらみを手放すからこそ、新しい縁が生まれ、人間関係も良くなるのだ。
せっかくのチャンスを逃さないよう、いらない物は積極的に捨てて片付けよう!
イラスト=今井夏子
文=明道聡子