風水で開運! 中国命理学研究家・林秀靜さんに聞いた幸運を引き寄せる玄関のつくり方
風水的・開運玄関をつくろう
良い運気は玄関から入ってくる……というのは、中国に古代から伝わる環境学「風水」の考え方。都や建造物を建てる際など、さまざまなシーンで活用されてきた風水は、自然界にある「気」のエネルギーをコントロールして良い環境をつくっていくもの。
今回は、良い気を呼び込む風水の力を借りて、幸運を引き寄せる方法を探るため、中国命理学研究家の林 秀靜(りん しゅうせい)先生に、運気を良くするための玄関のつくり方を聞いてきた。
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玄関は「気」の出入り口
人が出入りする玄関は、同様に気の出入り口でもあると林先生は話す。
「玄関は新しい気を取り込む場所です。また、古く淀んだ気を外に出す場所でもあります。玄関を広々と、すっきりさせておくことで、家全体の気の巡りが良くなり、運気がアップします」(林先生)
林先生によると、「明るくて気持ちいい」と感じさせるような玄関が良い気を呼ぶのだそう。
では、具体的に運気がアップする玄関づくりのポイントを見ていこう。

幸運を呼び寄せる玄関のポイント

たたきをきれいに保つ
玄関のたたきが汚れていると、せっかく入ってきた良い運気がここで汚れてしまい、そのまま部屋の中に入ってきてしまう。埃やゴミをこまめに履き、週に1度は水拭きをしたい。
下駄箱にゆとりを持たせる
湿気の多い下駄箱は、悪い気がたまりやすい場所。ギュウギュウに靴が詰まっていると、そこから悪い気が漂い、部屋の中に入ってきてしまう。不要な靴は処分し、ゆとりを持って靴をしまうようにしよう。また、定期的に靴を出し、水拭きすることも重要だ。
玄関マットを敷く
たとえ、玄関のドアから悪い気が入ってきても、玄関マットがあれば、フィルターとなって部屋の中へ入ってくるのを防いでくれる。必ず敷くようにしよう。また、できれば、玄関の外にも敷くようにしたい。
ただし、玄関マットを強いていても、それが汚れていると逆効果だ。こまめに洗濯をし、古くなってきたら新しいものに変えよう。
物をたくさん置かない
玄関はいつでも広々と、すっきりさせておくことが大切だ。
置物やドライフラワー、写真などをごちゃごちゃと置くのは避けよう。特に人形やぬいぐるみは、入ってきた気を吸い取ってしまうので要注意だ。飾るなら、縁起の良い置物や気に入った写真を1~3点のみにとどめたい。
縁起のいい置物は?
風水には、縁起のいいモチーフがいろいろある。置物や絵で良い気を取り入れて幸運を呼び寄せよう。
サボテン:悪縁を断ち切ってくれる
龍:玉の輿運がアップする
獅子:玄関の外に置くと悪縁を断ち切ってくれる
金魚、ヒキガエル、鹿:金運をアップさせてくれる
麒麟:家族の仲を良くしてくれる

靴や傘はその日使う分だけ出す
家族の人数以上の靴や傘が出しっぱなしになっていると、運気を下げる原因になってしまう。玄関に出しておくのは、家族がその日使う靴や傘だけと心得ておこう。濡れた傘はよく乾かしてからしまうこと。
明るい照明をつける
良い運気は暗い場所を嫌うため、玄関は常に明るくしておくことが大切。日光が入らないなら、照明を明るいものにしたり、小さな関節照明をいつもつけておくのも良い。インテリアも、モノトーンなどの暗いものではなく明るい色を選ぶこと。
いい匂いを漂わせておく
埃やカビ臭かったり、臭いがこもったりしている玄関は悪い気を呼び寄せてしまう。定期的に換気をし、お香やアロマオイルを焚いていい匂いを漂わせておくと、幸運を引き寄せられる。
ドアノブをきれいにする
つい掃除するのを忘れてしまうのがドアノブ。ここが汚れていると、ドアを開け閉めするたびに、悪い気を体や部屋に取り込むことになってしまう。毎日触る場所なので、毎日きれいに拭いておこう。
玄関の正面や右側に鏡を置かない
玄関を入って正面に鏡があると、せっかく入ってきた良い気を跳ね返してしまうことに。また、玄関のドアを内側から見た右側に鏡を置くと、事故やケガが起こりやすくなることも。鏡を置くなら左側にすると良い。

簡単にできる所から実践してみよう
出ている靴を下駄箱にしまったり、埃を履いたりと簡単にできるものばかり。特別な道具もいらないので、思い立ったらすぐに行動してみよう。
すっきりとした玄関なら、出掛ける時も帰ってきた時も「良い気」が入ってきているのを感じられるだろう。継続することで、幸運が引き寄せられるはず!
教えてくれたのは?
イラスト=今井夏子
文=明道聡子
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