クローゼットやタンスでふわっと香るサシェの作り方 防虫効果も!
香りの効能を知って、生活にサシェを取り入れよう
毎朝開けるクローゼットの扉やタンスの引き出し。その中からふわりと優しい香りを届けてくれるサシェ。実はこのサシェ、いい香りがするだけでなく、中に入れる香料やハーブによっては殺菌効果や防虫効果まであるのだ。

このページの目次
サシェって何?
サシェとは香料やハーブが入った小さな袋のこと。日本でも昔から親しまれているもので、香り袋や匂い袋なんて呼ばれている。
袋の中に入れるものによって用途が異なるので、目的に合わせて用意したり手作りするのが主流だ。また、小さくてかわいらしいことから、ちょっとした贈りものとしても人気だ。

サシェの中身って?
サシェの中身は主に香料や乾燥ハーブ。選ぶ香りによって効能は微妙に異なるので、目的に合わせて香りをチョイスしよう。
ラベンダー:リラックス効果があり、さらに抗菌・殺菌効果がある。
ローズマリー:脳の働きを活性化させ、集中力を高めてくれる。
ペパーミント:すっきりとした香り。防虫効果がある。
マリーゴールド:摘みたての花のような香り。ストレス緩和や神経疲労に効果がある。

サシェの使い方は多種多様
香りによって効能が違えば、使い方もそれぞれ異なる。玄関やトイレ、クローゼットなど、どこに取り入れるか考えてみよう。




サシェを自分で作ってみよう!
材料
布(8×12cm)×2枚
布はいらなくなった服などの切れはしでOK。リネンは吸水性と撥水性に優れており、中身の香りをよく発散してくれる。また、防カビ性にも優れているので湿気の多い場所や普段肌に直接見に付ける下着なんかと一緒に入れても安心。
今回はくすんだピンク色のリネンをチョイス。

リボン(長さ約50cm)×1本
リボンの色は布に合わせて選んで。幅に指定はないけれど、できあがりサイズに合わせて幅1~2cmくらいがオススメ。

ドライハーブ
今回はドライハーブのラベンダーを使用。ラベンダーにはリラックス効果があり、抗菌・殺菌の作用もあるので防虫にも効果がある。

道具
縫い針
糸(適宜)
ハサミ
作り方
1.布をコの字に縫う
針に糸を通し、片方を玉結びする。1本どりで2枚の布を縫い合わせていく。短い辺を1辺残し、コの字になるように縫う。最後は2~3cm返し縫いし、玉留めをする。


2.袋を裏返す
1で作った袋を丁寧に裏返す。

3.ドライハーブを入れる
袋を裏返したら、中にドライハーブを入れる。袋の6~7分目のところまで入れよう。

4.リボンを結んで袋を閉じる
袋の口部分にリボンを結んで口を閉じる。


5.完成!
中に入れたハーブと同じ種類のドライフラワーをリボンに挿せばサシェの完成!

こんなアレンジもできる!
①.ティーパックを使う
布を縫い合わせるのが面倒なら、市販のティーパックを使ってもサシェを作ることができる。ティーパックの上部をハサミで切り、中にドライハーブを入れてテープなどで固定するだけ。

②.アロマを使う
ドライハーブが手に入らなかった時は、アロマを使っても◎。コットンに3~5滴分のアロマを染み込ませて、作った袋に入れてみよう。十分に香りが広がるサシェを作ることができる。

たった10分で作れるいい香りの小袋
いい香りを生活に取り入れるだけで、気持ちにもゆとりができるもの。香りの効果はさまざまなので、ぜひ自分にあった香りを使ってサシェ作りにチャレンジしてみよう。
監修=木村遥
文・写真=編集部
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