【2022年最新版】Amazonプライムビデオのおすすめホラー映画15選!やばいほど怖い海外&日本映画が勢揃い
【Amazonプライムビデオのおすすめ映画】車に乗るのが怖くなるサスペンスホラー2選
この記事ではAmazonプライムビデオで見れる、やばいほど怖いおすすめホラー映画について解説!
次におすすめするのは、車に乗るのすら怖くなる、ヤバい人間からの襲撃を受けるタイプの2作。アクション&サスペンス要素もふんだんなので、シンプルなハラハラドキドキを味わいたい方にもおすすめだ。
Amazonプライムビデオのおすすめホラー映画その5:『アオラレ』(2020)
遅刻をしてしまった美容師の女性が、過剰にクラクションを鳴らした相手に「謝らなかった」ことから、煽り運転をされまくる…というスリラーだ。ラッセル・クロウ演じる男はただ煽り運転をしてくるだけでなく、ありとあらゆる手段で嫌がらせのレベルをとっくに超えた暴力を振るうばかりか、相手の友人や家族にも手をかけようとし、その「人生」をも破壊し尽くしてしまいかねないほどの悪逆の限りを尽くすので本気で怖い。
主人公だけでなく相談相手の1人息子も事態の解決のため一緒に奔走するし、カメラワークと編集が凝っていてカーチェイスには迫力があり、何気ない台詞がしっかり生かされるなど、あらゆる方向から面白く仕上がっている。煽り運転は現代社会で大きな社会問題であるが、その問題が起こる以前での「車に乗っている時のストレス」にも目を向けるべきだとも教えてくれているようだった。また、主人公は「面倒だから」という理由でパスコードを設定しないでいたスマホを奪われて悪用されまくるので、身の回りのセキュリティにも気をつけようという気持ちも新たにできるだろう。
『アオラレ』の情報
監督:デリック・ボルテ、出演:ラッセル・クロウ、カレン・ピストリアス、ガブリエル・ベイトマン ほか
2021年、1時間30分
Amazonプライムビデオのおすすめホラー映画その6:『ヒッチャー』(1986年)
1986年の作品ながら、2021年にニューマスター版リバイバル上映もされたクラシック的なスリラー。土砂降りのフリーウェイで、ヒッチハイクをしている男を何気なく乗せたところ、実はとんでもない殺人鬼だった……というシンプルな内容だ。『ブレードランナー』(1982)などで知られるルドガー・ハウアー演じるその殺人鬼のインパクトは半端なものではなく、初めこそ若干の親しみやすさを漂わせるも、徐々に狂気と凶暴性を見せていき、やがて理解も制御も不能な怪物へと変わっていく様は震えるほどに恐ろしい。
追う/追われる状況をわかりやすく見せていく様がサスペンスフルであるし、ヤバいヤツだとわかっている相手に執拗に追いかけられる状況がイヤすぎるし、時には「ホッとしたのも束の間、最悪の状況になっている事実を突きつける」様を見せつけるので気が抜けない。どこかもの悲しさのあるシンセサイザーを多用したエレクトロニックな音楽も印象に残る。残酷な描写をあえて「見せない」からこそむしろ想像力が掻き立てられて、暗澹たる気持ちになるという構図もある。殺人鬼ホラーの名作『サイコ』(1960)や、異常者に追われる恐怖を丹念に描いた『激突!』(1971)などが好きな人にもおすすめしたい、隠れた名作と呼ぶに相応しい一本だ。
『ヒッチャー』の情報
監督:ロバート・ハーモン、出演:C・トーマス・ハウエル、ルトガー・ハウアー、ジェニファー・ジェイソン・リー ほか
1986年、1時間37分
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