【Netflix】クリスマスシーズンにおすすめな韓国ドラマ/映画20選!恋愛ドラマなどカップルで楽しめる作品をご紹介
Netflixのおすすめ韓国ドラマ/映画④:心を駆り立てられるヒューマンドラマ
年の瀬になると頭に浮かびがちなのが、これからの人生について。1年間を振り返り、そして来年はどう生きようかと考える格好のタイミングではないだろうか。そういう大切な時期に、ゆっくりじっくり見てほしい作品をいくつか選んでみた。どれも、これからの人生を生きる糧となってくれると思う。
Netflixのおすすめ韓国ドラマ『ミセンー未生ー』
2014年に韓国で放送された少し前の作品ではあるが、まだ見ていない方には強くおすすめしたいヒューマンドラマ『ミセンー未生ー』。放送当時は韓国でも大きな反響・共感の嵐を巻き起こし、本作のいたる場面に散りばめられた人生哲学は社会現象にもなったという。
そんな『ミセンー未生ー』の主人公は、元囲碁棋士の青年。プロを目指していたが入団に失敗し、夢を諦めて総合総社のインターンとして入社することに。しかしそれまで囲碁ひとすじだった青年は学歴も社会経験もなく、社内で巻き起こるさまざまな問題に頭を悩ませる。そこで彼を救ったのは、皮肉にも、囲碁で培ってきた洞察力や策略の数々。無力な中で彼はどのように解決し、社会を生き抜いていくのか。「人生とは?」「働くとは?」と疑問を抱えながらも、日々一生懸命社会で生きるすべての人の共感を得るヒューマンドラマだ。
また、主人公だけでなくそれを取り巻く周りの人々にも、ひとりひとりドラマがある。例えばあなたの周りにも、自分より優秀で、キラキラと輝いて見えるような人はいないだろうか。でも、”優秀”とされている人にだって苦悩はある。そういったリアルな部分まで描き切っているところが、『ミセンー未生ー』の何よりの見どころなのだ。今まさに社会で戦っている人はもちろん、これから社会人になる方にとっても心強い支えになってくれるだろう。
▶︎『ミセンー未生ー』(2014)の情報
出演:イム・シワン、イ・ソンミン、カン・ソラ、カン・ハヌル、キム・デミョン ほか
1話 約75分 / 全20話
Netflixのおすすめ韓国ドラマ『サンガプ屋台』
ヒロインは、サンガプ屋台の女将・ウォルジュ。実はウォルジュは自らの命を絶った罰として、10万人分の恨みを晴らすことを命じられている。そこでサンガプ屋台では特殊なお酒を使って人々の夢の中に入り込み、彼らの恨みを晴らしているのだった。
そんな不思議な屋台で働くのは、ハン・ガンべとクィ班長。ハン・ガンべは、人に触れると触れた相手が本心や悩みを語り出してしまうという特殊能力の持ち主。クィ班長は、あの世からウォルジュの見張り役として派遣されている元刑事である。『サンガプ屋台』は凸凹な三人組が10万人の恨みを晴らしていく、ファンタジーヒューマンドラマとなっている。
1話完結型なので、ちょっと時間が空いた時にも見やすい。毎回、3人が力を合わせてさまざまな人の恨みを晴らしていくのだが、時にはセクハラに悩まされる女性の恨みを、時には認知症を患っている人の恨みを解決していく。人々が恨みや悩みを乗り越えていく姿に、じわっと涙するシーンもある。全体的にしっとりした雰囲気ではあるものの、あの世で繰り広げられるちょっとおかしな運動会など笑えるシーンも盛り込まれており、笑いあり・涙ありの贅沢な作品だ。
サンガプ屋台を通じて癒されていくのは、お客さんだけではない。ウォルジュ、ハン・ガンべ、クィ班長もまた、みんなで協力することをを通じて癒され、成長していく。見終わった後には「また明日も頑張ろう」と思える、「サンガプ屋台」をぜひご覧あれ。
▶︎『サンガプ屋台』(2020)の情報
出演:ファン・ジョンウム、ユク・ソンジェ、チェ・ウォニョン ほか
1話 約70分 / 全12話
Netflixのおすすめ韓国ドラマ『ハイバイ、ママ!』
チャ・ユリはこの世を去って5年の幽霊。彼女の気がかりは、5歳の娘チョ・ソウと夫のチョ・ガンファ。医者をしている夫はチャ・ユリ亡きあと抜け殻のようになり、仕事にも身が入らない。そんな夫だが、看護師のオ・ミンジョンと再婚している。オ・ミンジョンは娘チョ・ソウのことを実娘のように深く愛しているのだった。
そんなある日、チョ・ソウが迷子になる事件が起きる。チョ・ソウは幽霊が見え、実母のチャ・ユリを追いかけるうちに迷子になってしまったのだ。娘を危険な目に合わせたとチャ・ユリは姿を消そうとしたが、神様はチャ・ユリを本当の人間として生き返らせた。神様から与えられた期間は49日。その間に再び自分の居場所を作ることができたら、チャ・ユリはまた死ぬまで人間として生きれることになったのだが……。
期間限定で生き返ったチャ・ユリは家族と心を通わせたり、友人や両親との再会を果たしたりする。他にも、同じく成仏できずにいる幽霊仲間たちの手助けに奔走することも。そこからは母娘、夫婦の愛の物語だけではなく、天真爛漫でおっちょこちょいなチャ・ユリのお茶目な姿も垣間見ることができ、笑いも涙もある物語になっている。
最大の見どころはチャ・ユリと再婚相手であるオ・ミジョンのやりとりである。そこにはふたりにとっての最愛の娘、チョ・ソウの存在がある。ふたりが娘のため、家族のためにした決断はどういうものだったのか。ぜひ、自身の目で見ていただきたい。それぞれの思いやり溢れる切ない選択に、誰しも涙するはずだ。
▶︎『ハイバイ、ママ!』(2020)の情報
出演:キム・テヒ、イ・キュヒョン、コ・ボギュル ほか
1話 約70分 / 全16話
Netflixのおすすめ韓国ドラマ『スタートアップ:夢の扉』
ヒロインのソ・ダルミは幼い頃に両親が離婚し、仲が良かった姉のウォン・インジェとも離れ離れで暮らしていた。そんな彼女の心の支えはナム・ドサンという男の子との文通だった。ナム・ドサンは天才数学少年だが、実は文通をしていたのはナム・ドサンではなく、ハン・ジピョンという男の子であった。自らも孤児であったハン・ジピョンはソ・ダルミを心配する彼女の祖母ウォン・ドクに頼まれて、たまたま新聞に載っていたナム・ドサンの名で文通を続けていたのだった。
ソ・ダルミは有能だったが、高卒であることを理由に正社員になれずにいた。継父に恵まれた姉のウォン・インジェと再会したときに、そんな状況を馬鹿にされ「ナム・ドサンと起業する予定だ」と大口を叩いてしまう。そこで初めて、ソ・ダルミとナム・ドサン、ハン・ジピョンが出会うこととなり物語が動き出す。
『スタートアップ:夢の扉』の最大の見どころは、ソ・ダルミを巡るナム・ドサンとハン・ジピョンとの三角関係だ。一緒に夢に向かって歩いていくナム・ドサン。聡明であり、本当の文通相手でもあるハン・ジピョン。ふたりともそれぞれに魅力的で、韓国ではナム・ドサン派かハン・ジピョン派かで盛り上がったそう。ソ・ダルミがどちらを選ぶのかはなかなか明らかにならない。自分はどちら派かとドキドキしながら、ぜひとも恋の行方をチェックしてほしい。
また『スタートアップ:夢の扉』という題名の通り、この作品には、成功を夢見て奮闘する若者たちがたくさん出てくる。彼らのフレッシュな努力や生き様は本当にキラキラとしていて、観ているこちらも「よっしゃ、私もがんばろう!」という気持ちになるのだ。誰かに背中を押して欲しい、初心に返ってまた頑張りたい…… そんなあなたにおすすめの作品だ。
▶︎『スタートアップ:夢の扉』(2020)の情報
出演:ぺ・スジ、ナム・ジュヒョク、キム・ソンホ ほか
1話約80分 / 全16話
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