家でも専門店級の効果!?自宅で行うセルフヘッドスパの方法を美容ライターが解説
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専門店に行かなくても、自宅で簡単にヘッドスパができる!

最近、ヘッドスパ専門店の人気が高まっているようだが、実際に足を運んだことはあるだろうか?ヘッドスパ自体は美容院のメニューに含まれている場合もあり、体験したことがある人もいるかもしれないが、ヘッドスパ専門店はなかなか予約が取れず諦めたという人も多いという。
そこで今回は自宅で行うヘッドスパのやり方やメリットについて、ヨガインストラクターで美容ライターである筆者が紹介する。
そもそもヘッドスパとは?どんな効果が期待できるのか

ヘッドスパとは日本で生まれた造語で、明確な定義があるわけではない。そのため、美容院や専門店によって内容が異なる。しかし基本的には頭皮の洗浄やマッサージ、頭部のリラクゼーションなどを指していて、ヘッドスパの起源はインドのアーユルヴェーダだと考えられている。
筆者自身ヨガを行っているので、その一環でアーユルヴェーダのヘッドスパの施術を受けたことがあるが、それは今までのものとは異なるレベルのケアだった。頭がすっきりする、目がぱっちりするほか、脳内のゴミがきれいさっぱり消えた感じもあり、まるで生まれ変わったようなリフレッシュ感が得られた。
本当なら1〜2年に1回程度、本場で施術を受けたいぐらいだがなかなかそうも行かない。また、美容院や専門店で行うヘッドスパも素晴らしいが、セルフでもそこそこのレベルのケアは行えるし、セルフであれば1週間に1回など頻繁にできるのも魅力。頭皮や毛髪の状態を整え、頭の疲れを取るのには最適なケア方法なので、ぜひセルフヘッドスパをマスターしてこまめに取り入れてみてほしい。
自宅で簡単にできるヘッドスパのやり方
セルフヘッドスパでは、普段使用しているシャンプーやトリートメントに加え、「頭皮マッサージ用オイル」を準備すれば自宅でも気軽に行うことができる。慣れてしまえば簡単なので、興味がある方は一度試してみてはいかがだろうか?
用意するもの
- 頭皮マッサージ用オイル
- 普段使用してしているシャンプー
- 普段使用してしているトリートメント
やり方
ヘッドスパで何よりも大切なのはオイルを使うこと。頭皮の汚れや毛穴の汚れは脂溶性であり、清潔にしないと地肌がベタついたり痒くなったりするおそれがある。
脂溶性のメイクが水では落とせないのと同じで、頭皮の汚れも水ではなかなか落とせない。メイク汚れを落とす効果が特に高いのはオイルクレンジングであるが、これと同様に頭皮もオイルでケアするのが有効なのだ。
もし簡単にヘッドスパを取り入れるのなら、毎日のシャンプーの前(髪や地肌が濡れる前)に専用のオイルを頭皮全体になじませてよく揉みほぐし、その後に通常のシャンプー&トリートメントをする。これだけでも頭皮のトラブルが激減し、髪もツヤツヤに生まれ変わるだろう。
ちなみにアーユルヴェーダのヘッドスパで使用されるオイルは「ごま油」。特に香りのほとんどしない食用の「太白胡麻油」がおすすめ。アンチエイジング効果の高いビタミンEが豊富に含まれており、頭皮にもしっかり浸透する。

「ごま油をヘッドスパに使うのはちょっと……」という方は、ヘッドスパ向けのオイルを使ってみよう。また、ヘッドスパ専用ではないが、全身に使えるホホバオイルなどもおすすめだ。


専門店並み!?本格自宅ヘッドスパに挑戦
自宅ヘッドスパでもっとリフレッシュ効果がほしい!という人のために、アイテムや行程をプラスした、より本格的な方法もご紹介。週に1度のスペシャルケアとして挑戦してみよう。
用意するもの
簡単自宅ヘッドスパと共通
- 頭皮マッサージ用オイル
- 普段使用してしているシャンプー
- 普段使用してしているトリートメント
本格自宅ヘッドスパにプラスしたいもの
- シャワーキャップまたはレジャーシート(100円ショップやホテルのアメニティなどでもOK)
- ヘッドスパワイヤーやカッサなどの頭皮マッサージグッズ(もしあれば)


やり方
①.お風呂を準備しておく
②.クレンジングしてメイクを落とす
③.オイルを頭皮に塗布し、ツボを意識しながらしっかり頭皮をマッサージする。特に頭頂、首筋、側頭筋(耳の上あたり)は念入りに行う。手を軽く握りグーの形にして、頭をほぐすのも気持ちがいい。またワイヤー状のマッサージャーやヘッドスパ用のカッサ、ヘッドスパブラシなどを使ってほぐすのもおすすめ。
④.頭皮だけでなく、首筋、鎖骨、肩こりラインなどもオイルでしっかりほぐす。
⑤.シャワーキャップをかぶるか、汚れてもいいレジャーシートの上に仰向けになったら、顔にもオイルを塗布し、上から垂直に当たるように顔のツボも押していく。特に目の周り、眉毛、こめかみ、おでこのあたりを重点的にマッサージする。
⑥.顔のマッサージが終わったらお風呂場に移動する。シャンプーで頭のオイルを洗い流し、コンディショナーを塗布したらもう一度シャワーキャップを被り、湯船に入ってのんびりする。
⑦.お風呂から出るタイミングで頭からコンディショナーを十分にすすぎ、顔や体もいつも通り洗う。お風呂から出た後はいつもより念入りに保湿をし、髪の毛もタオルドライの後にドライヤーで乾かそう。
ポイント
オイルにつけておく時間を長くすると頭皮の汚れが十分に浮き上がり、シャンプーの効果がより高まる。さらにシャンプー・コンディショナーの後に再び少し時間を置くことで、美容院に行った後のような潤いとツヤを再現することができる。

自宅ヘッドスパに使いたい!ヘッドマッサージャーの選び方
ヘッドマッサージャーは、自宅で本格的なセルフヘッドスパを楽しめる便利なグッズだ。しかし、さまざまなメーカーから発売されているため、購入時に迷ってしまうことも少なくはない。ここからは、自宅ヘッドスパのお助けアイテム「ヘッドマッサージャー」を選ぶ際のポイントを紹介していく。
電動 or 手動
ヘッドマッサージャーには電動と手動の2タイプがある。電動タイプの振動や揉みほぐし機能を使えば、力を使わずに手軽にヘッドスパを行うことができる。自分の力加減でピンポイントのコリをほぐしたい人は、手動タイプがおすすめだ。
持ちやすさ・フィット感
電動のヘッドマッサージャーの場合、形状もさまざまだ。取っ手型は指の間にしっかりと挟むことができるので、力を入れやすく操作もしやすい。ただし、サイズが大きくなりがちなためあまり重くないものを選ぼう。
また石けん型は、手のひらに収まるサイズ感で軽量なのが特徴だ。指に引っかかる部分がなく滑りやすいため、自分の手のサイズに合ったものを選ぼう。
そしてヘルメット型は、頭にすっぽりとかぶるタイプのヘッドマッサージャーだ。両手が自由になるため、ゲームをしながらのヘッドスパも可能なのが魅力である。ただし、刺激の強さやツボの調整が必要なため、サイズを調整できるものがおすすめだ。
ヘッドのタイプ
強い刺激を求める場合はヘッド(先)が尖っているタイプが、やさしくマッサージをしたい人はヘッドが平らなタイプがおすすめだ。ヘッドマッサージャーには複数のヘッドアタッチメントが付属しているものもあるので、確認してから購入しよう。
防水レベル
バスタイムでの使用を検討している場合、防水レベルが「IPX7以上」あるかどうかも確認しておきたい。蒸気で頭皮の皮脂や汚れを浮き上がらせたところに、ヘッドマッサージャーでヘッドスパを行えばより効果的だ。ただし念のため、使用後に充電する際は水分をしっかり取り除いてから行おう。
美容ライターおすすめヘッドマッサージャー
TSUKUTSUKUのシリコンマッサージャーは、持ちやすい形状なので、気軽にヘッドマッサージができるすぐれもの。
乾いた髪にも濡れた髪にも使えるので、室内用と浴室用と2つ買って使うのもおすすめ。

自宅ヘッドスパにプラスオン!「ヘアアイロン」でツヤ髪に
上記のスペシャルケアでご紹介したようなヘッドマッサージのアイテムがあると、少ない力で効率的に頭を揉みほぐすことができる。
また、ヘッドスパをした後、髪の毛をざっと乾かした後、もし自宅にヘアアイロンがあればそれを使ってしっかりブローもしよう。
ヘアアイロンは120度程度の低めの温度に設定し、1箇所につき2秒程度軽めに当てるだけでOK。オイルの成分やトリートメントの成分を毛髪にしっかり入れるためだ。さらにその後にドライヤーで冷風をざっと当てるとキューティクルが閉じでツヤが蘇り、天使の輪も復活するはず。

専門店に行かなくても大丈夫、自宅ヘッドスパで頭皮すっきり!

個人的には、ヘッドスパは専門店で行うより自宅で行う方がメリットが多いと感じる。顔や首までマッサージできるのは自宅ならではだし、専門店ではヘッドスパがあってもブローがなかったり、美容院のヘッドスパではオイルマッサージが物足りなかったりするからだ。
自宅であれば心ゆくまで頭から顔・肩までケアできて、その後のフォローもバッチリだ。休日などを利用して、ぜひ自宅でヘッドスパを楽しんでみてはいかがだろうか。
2022年3月加筆=CHINTAI情報局編集部
※記事内で紹介する対処は効果があると保証するものではありません。
※状況に応じて医師の診断を受けてください。
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