【円満な二人暮らしのコツまとめ】先輩カップルから学ぶ同棲成功の秘訣
二人暮らしで後悔しないための、ルール作りのススメを総まとめ

結婚前に相手との相性や価値観が合うかを知るため、同棲を選択する人は多い。
しかし、同棲前は「好きな人と毎日一緒にいられるなんて最高!」、「家賃や生活費も安くなりそう」と思っていても、いざ二人暮らしを始めたら「思っていたのと違った」とげんなりしてしまうことがあるかも……
せっかく大切な人と暮らすのだから、円満な生活を送るコツは知っておきたい。今回は、二人暮らしで生まれやすい不満の内容と、円満のコツ、ルール作りのポイントをご紹介。
先輩たちの意見を参考にして、楽しい同棲生活をスタートしよう!
このページの目次
アンケート概要
記事内で紹介しているアンケート結果は下記の条件で実施。
調査方法:インターネット調査
調査時期:2018年3月
調査対象:恋人との同居経験がある全国の男女・20歳~39歳
調査人数:400人(男200人/女200人)
同棲の不満に関するアンケート結果の紹介!一位は意外にも……?

CHINTAI編集部が同棲経験のある20〜30代の男女400人を対象にアンケート調査を行なったところ、下記のような結果に。
- 1位:「特に不満はない」(35.5%)
- 2位:「金銭感覚の違い」(22.8%)
- 3位:「プライベートスペースを守れない」(18.8%)
「特に不満はない」が1位という結果に。意外に思われるかも知れないが、同棲までに1年以上の付き合い期間があった人が多いことや、結婚前の「お試し」期間であることから同棲生活を快適にしようと努力する人が多いことなどが理由と考えられる。
2位は金銭感覚の違い、3位にはプライベートスペースを守れないことがランクイン。結婚を前提として同棲する人が多いことから、金銭感覚は重要と考える人が多いようだ。また、いくら好き同士であっても自分だけのスペースは重要であることが伺える。
二人暮らしを円満にするコツ・ルール作りのポイント

上記の結果を踏まえて、二人暮らしを円満にするコツとルール作りのポイントをご紹介!円満な二人暮らしを送る先輩たちのエピソードも併せて紹介するので、二人暮らしのヒントとして欲しい。
二人暮らしの円満ルール:部屋探しはお互いの意見を尊重しよう

二人暮らしの物件は、互いの職場から近いことやアクセスの良さを重視して選ぶ人が多い。
しかし、大切なのは「自分の重視するポイントと相手のポイントは違うこともある」ということ。Aさんにとって快適な物件でも、Bさんにとっては住みづらい物件となる場合もある。互いを尊重し、2人にとって正解の物件を見つけよう。
ここで1つ、先輩夫婦の部屋探し事例をご紹介。
入籍したての鈴木さん夫妻の部屋選びは実に計画的で、これから二人暮らしを始めるカップルにはぜひ参考にしていただきたいケースだ。

半同棲期間を経て二人暮らしを始めた鈴木さん夫妻は、引越し&結婚資金のために毎月12万円ずつ協力して貯金していたという堅実ぶり。しかし実は、今暮らしている部屋は2軒目の住まいで、1軒目の同棲部屋では苦い失敗があったそう。
「最初に住んだ幕張本郷の部屋は利便性重視で選びました。でも、日当たりが悪く冬は寒くて、失敗でした。引越して2ヵ月で婚約、半年ほど経ってから入籍したのですが……。やっぱり住み心地が悪くて、ずっとこの部屋には暮らせないと思って、契約更新を待たずに新居を探すことにしました」(鈴木さやかさん)
前回の失敗を活かして、二人が快適に暮らせる部屋かどうかも吟味。内見時に細部をチェックすることはもちろん、大事にしたのは「二人で暮らしているイメージが湧くかどうか」だった。
半同棲を始めてからの3年半の間で、お互いの性格やライフスタイルを熟知していたため、部屋の好みでケンカをすることもなかったそう。そして、ついに二人にとって好条件の住まいを見つけたというわけだ。
▼鈴木さん夫妻の詳しい部屋探しエピソードはこちらの記事をチェック!
「二人暮らしを円満にスタートするには?先輩同棲カップルのリアルエピソード」
二人暮らしの円満ルール:家賃や生活費については特にきっちり

家賃や生活費に関する問題は、充分に話し合わないまま同棲をスタートしてしまうとモヤモヤする状況に陥りやすい。
家賃の負担割合についてアンケートを取ったところ、「どちらかが負担する」が39.3%、「折半で払う」が36.5%、「どちらかが多めに払う」が20%という結果に。
全体としては「財布を一つにしている」、「2人の口座から支払う」など、平等性は大切にしつつも、結婚後を見据えて互いに支え合うスタイルとしている人が多く見られた。
中には「相手の親が払っている」というケースや、「払える人が払う」といった回答もあったが、互いにしっかりと納得して決めた負担割合であればあとあと不満が出ることも少ないようだ。
二人暮らしの円満ルール:家事分担や生活習慣への理解

大人2人が生活をともにすれば、恋人どうしでも生活習慣や考え方の違いに「えっ」と思ってしまうことは少なからずあるはず……。
そんなとき、どう捉えてどんな対処をするか。先輩カップルへのアンケート結果をもとに、具体的な「円満のコツ」を紹介しよう。
家事の分担ルール
「家事のやりかたについては、互いに拘るところがあるので、要望があるときは先に意見交換をするべきだと思う」(39歳・男性)
「家事をやらないならその代わり、家賃など金銭面で負担してくれるなど、お互いWin-Winの関係でいること」(31歳・女性)
「家事分担は決めたほうがいいです。 そしてやってもらった事には文句を言わない」(38歳・女性)
家事分担をスムーズにするには、家事を「見える化」することがおすすめ。何「毎日かならずすること」「毎日じゃなくともできるだけきちんとやっておきたいこと」「休みの日に済ませたいこと」くらいの大まかさで家事をリスト化しておくだけでも◎。

▼家事分担表の作り方はこちらの記事をチェック!
「二人暮らしの家事がスムーズになるタイプ別「家事分担表」のアイデア」
最近では「見えない家事」という言葉が流行しているが、「家事」と一言で言っても料理や洗濯だけでなく、ゴミ出しや来客の対応など細々としたものが非常に多い。
見えない家事を含めてリスト化し、「生活するうえで必要なことはこれだけある」と2人ともが理解すると、相手がやってくれたことにも気が付けるようになる。
自分は自分、相手は相手という意識を持つ
「いい加減になること。 ルールを決めてしまうとそこから外れたときにイライラが募ってしまうが、そもそもルールなんて作らなければ無駄にイライラすることもないわけで、家事はやりたいときにやる、がベターだと思う」(38歳・女性)
「相手に期待しない」(36歳・女性)
プライベートを大切にする
「お互いの1人の時間を大切にする」(30歳・女性)
「パーソナルスペースを設ける」(30歳・女性)
まめにコミュニケーションをとる
「けんかすることがあっても次の日には持ち越さない」(31歳・男性)
「ホワイトボードに玄関に置き、帰宅時間や買い物するものなどを些細なことでもお互いに書いた」(36歳・男性)
ルール以上に思いやりを大切に

二人暮らしは家賃や生活費を安く抑えられたり、希望の物件に住めたりといった物質的なメリットも大きいが、「帰ったら好きな人がいる」、「嬉しいことや楽しいことを共有しやすい」など、気持ちの面でかけがえのないものを得られる。
2人ともが良い気持ちで暮らせるよう、相手への思いやりを忘れずに生活を送っていこう。互いに思いやりを持っていれば、毎日が楽しく、素敵な同棲生活となること間違いなしだ。
文=生活系ライター・わたやみき
アラサー1児の母、ライターとボイストレーナー。日々の暮らしを快適にするため、あくなき探究心で生活の質をアップさせる方法を実践!生活が楽しくなるブログ「わた屋」開店中