一人暮らしでも2LDKはアリ!二部屋以上の広い間取りが向いている人って?

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一人暮らしで2LDKなど二部屋以上の間取りを選べばゆとりが生まれる!

一人暮らしでも二部屋の物件なら広々♪
一人暮らしでも二部屋の物件なら広々♪

一人暮らしの間取りといえば、ワンルームや1Kのように「居室が一部屋の間取り」をイメージする人が多い。しかし、一人暮らしでも2Kや2DK、居室とリビングスペースが分かれた1LDKなど、二部屋以上の間取りに住みたいという人もいるだろう。

特に都心で部屋を探す場合は家賃が高い傾向にあるため、はじめからコンパクトな間取りを探す人がほとんど。一方で、テレワーク・移住などで都市部から離れたエリアに引越す人や、駅から遠い立地でもよいと感じている人は、同じ家賃でより広い部屋に住みかえることも可能だ。

今回は、一人暮らしでも二部屋の間取りが向いている人はどんな人なのか、また、一人暮らしで二部屋の間取りを選ぶ場合、空間を持て余さないためのポイントなどを詳しく解説する。

この記事でわかること
2LDKとは、2つの部屋とリビングダイニングキッチンで構成される間取りのこと
在宅ワーカーやペットと暮らす人は、二部屋以上あると便利
二部屋以上の間取りを選ぶときは、エアコンの数や築年数に注意

そもそも2LDKの間取りとは

2K・2DK・2LDKなど、数字の後に続くアルファベットは以下の略称である。

K=キッチン
DK=ダイニングキッチン
LDK=リビングダイニングキッチン

つまり2Kは2つの部屋とキッチン・2DKは2つの部屋とダイニングキッチン、2LDKは、2つの部屋とリビングダイニングキッチンで構成される間取りで、それぞれの違いはキッチンと一続きになっている空間の広さにある。

左から、2K、2DK、2LDK。カップルでもファミリーでも広々使えるフレキシブルな間取りだ。

2DKの間取りとの違いは?

2DK・2LDKの違いは、キッチンと一続きになっている空間の広さ。2DKや2LDKのように居室が2部屋以上ある間取りの場合、キッチンのあるスペースが6〜10畳未満であればダイニングキッチン、10畳以上であればリビングダイニングキッチンとそれぞれ呼び名が変わってくる。

【リビング・ダイニングの表示基準】

居室(寝室)数k(キッチン)DK(ダイニング・キッチン)LDK(リビング・ダイニング・キッチン)
1部屋4.5帖未満4.5帖以上8帖以上
2部屋以上6帖未満6帖以上10帖以上

一人暮らしでも2LDKなど二部屋以上あった方がいいのはどんな人?

一人暮らしで二部屋以上の間取りを選ぶと、「空間を持て余してしまうのでは?」と悩む場合もあるだろう。そこで二部屋以上の間取りが向いている人の例を紹介する。

二部屋目が必要な暮らしとは|一人暮らしで二部屋は多い?後悔しないぴったり間取り選び
二部屋目が必要なのはこんな人!

一人暮らしで二部屋以上必要な人①:生活にメリハリをつけたい

食事をする部屋と寝室をしっかり分けて生活したい人は、二部屋ある間取りを選んだ方がいいだろう。居室内に仕切りのないワンルームや1Kでは、必然的に生活の中心が一部屋に集まることに。

常にベッドの上でだらだらと生活してしまいがちな人や、料理のにおいが寝具につくのが嫌な人は、部屋を分けた方が暮らしやすい。

一人暮らしで二部屋以上必要な人②:ワークスペースがほしい

一人暮らしでも自宅で仕事をする必要がある人は、二部屋以上あった方が暮らしやすいだろう。たとえばフリーランスの人や、在宅ワークをしている場合などだ。

ワンルームや1Kの間取りでは、寝室・リビング・仕事部屋など異なる機能が1つの部屋に混在していることになる。テレビやベッドが置いてある部屋で仕事をすると、気が散ってしまうことも。在宅ワークをしている人は、リラックスできるリビングと仕事をする部屋を分けた方が集中できるだろう。

アクセサリーやハンドメイド作品など在庫を抱える在宅ワーカーの場合、作業スペースや保管スペースのための仕事部屋があれば効率アップにもつながる。また、PCなどの機器を多く使用する在宅ワーカーの場合も、ワンルームや1Kではコンセントが不足することも考えられるため、二部屋目を仕事専用に確保できるのは大きなメリットだ。

二部屋目をワークスペースにして業務効率アップ!
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一人暮らしで二部屋以上必要な人③:ペットを飼っている

ペットを飼っている人も二部屋あった方が効率的だ。一部屋をペットのための空間として使うようにすると、ケージを置いても部屋が圧迫されず掃除もしやすい。明るさや温湿度の調整が必要なペットを飼っている場合、別の部屋で管理できるのは非常に便利だ。

また、生活リズムが異なるペットを飼っていると、ワンルームではストレスを与えてしまう可能性がある。ほかの部屋があった方が、ペットに与えるストレスも少なくできる。

ペット
二部屋あればペット用の空間を作りやすい

一人暮らしで二部屋以上必要な人④:親や友人がよく遊びに来る

一人暮らしでも、来客が多い人は二部屋あるといいだろう。寝室などのプライベートな部分を来客に見せることなくもてなすことができる。

特に、家族や友人が泊まっていくことが多い場合は、客間として一部屋使えると便利。二部屋目があると、客用の布団も収納できる。普段は自分の書斎などにして使えばより有効に使うことができるだろう。

友人を呼ぶ際にも二部屋あれば広いスペースが確保できる
友人を呼ぶ際にも二部屋あれば広いスペースが確保できる

一人暮らしで二部屋以上必要な人⑤:服やモノが多い場合、趣味の部屋を作りたい

ファッションが好きな人は、服や小物が多くなって収納場所に困ることも少なくはない。コレクションが趣味という人も、アイテムが増えていくと一部屋では収まりきらなくなるだろう。

持ち物が多いという人は、二部屋目をウォークインクローゼットやコレクション用の部屋として使うのがおすすめ。趣味を楽しみながら一人暮らしを快適に過ごせる。

部屋全体をウォークインクロゼットにしてしまうのも手!
部屋全体をウォークインクロゼットにしてしまうのも手!

一人暮らしで2LDKなど二部屋以上あるのが向かないのはこんな人

省スペースでの生活に慣れている人は、2LDKではスペースを余してしまうかもしれない。これまでより光熱費がかかることも考慮が必要だ。ここからは、二部屋以上の部屋に向かない人の特徴について解説していく。

部屋数が増えると物も増えるもの|一人暮らしで二部屋は多い?後悔しないぴったり間取り選び
部屋数が増えるとモノも増える

一人暮らしで二部屋以上不要な人①:有効活用できない

たとえ二部屋の間取りであったとしても、うまく活用できないとせっかくの部屋が無駄になってしまう。

ワンルームや1Kのメリットは、自分の手の届く範囲に必要なものがそろっていること。一部屋での生活に慣れてしまうと、二部屋目をうまく使えず、単なる物置になることも多いのだ。

スペースがあるからと、どんどん物を増やしてしまうことにも注意が必要。空いているスペースに物を詰め込むのではなく、ゆとりのある生活スペースを確保しよう。

一人暮らしで二部屋以上不要な人②:家賃・光熱費を抑えたい

二部屋以上の間取りでは、一部屋で暮らすよりも光熱費が高くなりがちだ。エアコンの数にかかわらず、すべての部屋に冷暖房効果を行き渡らせようとするとどうしても電気代が高くなってしまう。また、部屋の数だけ使用する照明の数も増えるため、電気代のことを考えるならこれらもこまめに消さなければならない。

ガス代や電気代などの光熱費がどれくらいかかるか、あらかじめ計算しておくと安心だ。

一人暮らしで二部屋以上不要な人➂:掃除を面倒に感じる

部屋が増えれば掃除の範囲も広くなる。床の掃除に加え、窓掃除なども必要だ。部屋の掃除やメンテナンスを面倒と感じる方であればワンルームや1Kの物件がおすすめだ。

一人暮らしで2LDKなど二部屋以上の間取りを選ぶ際の注意点

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二部屋の住まい選びの注意点とは

一人暮らしで二部屋以上の間取りを選ぶ場合、いくつか注意しておくべきポイントがある。契約後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないよう、事前に確認しておこう。

エアコンが全室についていない可能性がある

そもそも、賃貸物件ではエアコンが備え付けられていない場合も多い。二部屋以上の間取りの場合、物件情報の設備欄に「エアコン」と表記されていても、エアコンが一部屋にしかついていないことがある。その場合、ドアを開けっ放しにして二部屋分の温度調節を行うこともできるが、エアコンの性能によっては十分に機能しないこともあるだろう。

下見の際、エアコンの数は見逃しがちなポイントのひとつ。エアコンを利用する機会が多い人は、管理人や大家さんにエアコンの数を事前に確認しておくといいだろう。

2DKの場合、築年数が古い物件が多い

2DKは1980年代に流行った間取りであり、築年数が古い物件に多く見られる。そのため、家賃が安い物件が多いというメリットはあるものの、建物や設備の劣化が進んでいることも少なくはない。

しかし、最近では設備の一部が新しいものに交換されているケースや、部屋のリフォームが行われているケースも少なくはない。実際に見てチェックしたり、不動産会社に問合せて確認したりするなど、間取り図や築年数だけで判断しないことが大事である。

一人暮らしで2LDKなど二部屋以上の間取りを選ぶときのポイント

1LDKだが、引き戸を開ければ一つの空間として使えるタイプの間取りも
1LDKだが、引き戸を開ければ一つの空間として使えるタイプの間取りも

間取りに迷ったときは、二部屋目の使い道によってどんなタイプが適切か決めるといいだろう。仕事部屋やペット用の部屋として完全に独立させた形で使いたい場合、二部屋目の戸がしっかり閉められる「2K」「2DK」がおすすめ。

また、一人暮らしで寝食を分けたいという人は、二部屋が分かれているタイプ以外に「1DK」や「1LDK」も視野に入れて部屋探しをしてみよう。

目的がある人は、一人暮らしでも2LDKなど二部屋以上を検討しよう

一人暮らしなら一部屋あればいいと思いがちだ。しかし、場合によって二部屋以上ないと不便に感じるケースもある。メリット・デメリットをそれぞれ考慮して、自分に合った広さの間取りを探してみよう。

文=tara

2022年4月加筆=CHINTAI情報局編集部

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CHINTAI編集部
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