1000人超のアンケートでわかった【女性のお部屋探し事情】2024

「理想の住まいは人それぞれ」と言えど、年齢や性別、単身かファミリーかといった点から住まい選びの傾向は存在する。最近の女性は、街選びやお部屋の設備条件でなにを重視する傾向があるだろうか。
CHINTAIでは女性を対象に「住まい選び」に関するアンケート調査を実施した。データおよびコメントは、下記の条件で実施したアンケート調査によるもの。
調査方法:インターネット調査 調査時期:2024年4月 調査対象:日本全国に住む18歳~69歳までの女性1,084名 |
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僅差で「賃貸派」の女性が多かった

将来の住まいに対するアンケートを行ったところ「賃貸」を希望する人が全体の38.0%と最も多く、「持ち家」と回答した人は36.7%と、僅差で将来的に「賃貸」に住みたいと考える女性が多い結果となった。
賃貸を選ぶ理由については、「買えるほどのお金がないから(26歳 福岡県 パート・アルバイト)」「(持ち家は)メンテナンス、固定資産税等色々お金がかかる。賃貸が気楽で良い(44歳 宮崎県 パート・アルバイト)」など経済的な負担を避けたいという意見が目立った。
また、「引越しが楽しいから(20歳 京都府 学生)」「隣人トラブルの時を考えたら身軽だから(39歳 福岡県 専業主婦)」など賃貸ならではの柔軟性も理由として多く挙げられている。
女性の街選びでは「治安の良さ」が最も重要

引越し先の街を選ぶ際、最も重視する項目は「治安の良さ」57.9%と、安心して暮らせる環境を求める姿勢がうかがえた。
また、生活の利便性を重視する傾向も強く、特に「大きめのスーパーがある」45.1%や「通勤・通学のアクセスが良い」43.3%といった実用的な要素が上位にランクインした。
約3割の女性は、現状の住環境に不満がある

現在、理想通りの街に住んでいるかという質問に対して約半数が「ほぼ理想通りの街に住んでいる」と回答している。
一方で「あまり理想に沿った街ではない」と感じる人が23.3%、「理想通りの街に住めていない」と回答した人が10.7%。「買い物が不便なところに住んでいるから(31歳 千葉県 パート・アルバイト)」「治安は悪いし、車がないと何もできないから(43歳 奈良県 専業主婦)」など、女性の約3割が現在住んでいる街に対して何らかの不満を抱いているということがわかった。
女性が住む街を選ぶ際は、治安や生活の利便性を重視しているようだ。
設備条件で女性が妥協したくないのは「バス・トイレ別」
実際にお部屋探しのフェーズに入ると、予算との兼ね合いで、諦めるざるを得ない設備条件も出てくる。

家賃が予算を超えそうな場合でも妥協したくない設備条件では、「バス・トイレ別」が42.5%と他の条件と大差をつけて1位を獲得した。
一般的にバス・トイレ別の部屋の方が家賃が高い傾向にあり、CHINTAIが過去に行った調査では、23,000円の差が出たことがある。それでもバス・トイレ別の部屋を選ぶのは、衛生面への懸念や「入浴中はリラックスしたい」といった需要が考えられる。
次いで多かった回答は「2階以上」9.8%で、3位には「エアコン付き」6.6%がランクインしていることから、日常生活の快適さを求める女性が多いことがうかがえる。
予算を超えそうな場合「家具家電付き」を諦める女性が最多

家賃が予算を超えそうな場合に諦める設備条件では「家具家電付き」が最多となった。家具や家電は自分で揃えられるため、優先順位が低いと考えられる。
2位は「オートロック」。街選びの際は多くの女性が治安の良さを重視する一方、設備に関しては家賃とのバランスを考えて「オートロック」を諦める場合がある。
一般的に「オートロックあり」の建物の方が家賃が高い傾向にあり、CHINTAIが過去に行った調査では、11,000円の差が出ている。街の治安の良さと設備の安心感、そして家賃のバランスに悩む人が多いようだ。
下記の記事では、オートロックが付いていない賃貸物件の防犯対策について解説している。
予算と相談しつつ、安心して暮らせる部屋を探している女性の方へ
今回の調査から、女性の住まい選びには安全性が強く求められる一方、経済的な理由から「オートロック」や「2階以上」、「防犯カメラ付き」や「TVモニター付きインターホン」といったセキュリティに関する設備条件を諦めるケースがあることがわかった。
下記の記事では、一人暮らしをする女性向けに部屋探しの注意点やポイントを掲載している。ぜひ参考にしてほしい。
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