
配信で観られるアカデミー賞2022ノミネート作は?『ドライブ・マイ・カー』など名作映画を一挙解説
2022年アカデミー賞ノミネート作を配信サービスで観よう!
2022年3月27日(日本時間は28日)に授賞式が開催となる第94回アカデミー賞において、濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』が作品賞、監督賞、国際長編映画賞、脚色賞の4部門にノミネートされている。作品賞と脚色賞へのノミネートは、日本映画史上初となる快挙だ。
同作は2022年3月現在、全国の劇場で公開されているほか、U-NEXTやAmazonプライムなどでレンタルや購入が可能となっている。
今すぐ『ドライブ・マイ・カー』の解説を読みたいときはこちらのページへ!
『ドライブ・マイ・カー』の他にも、アカデミー賞ノミネート作の多くが、現在配信サービスで視聴できるようになっている。以前はアカデミー賞で話題となった映画でも「日本では観たくても観られない」ケースが多かったのだが、今や思い立ったらすぐに観られるということに時代の変遷を感じる。
ちなみに、昨年の授賞式は新型コロナウイルスの影響もあって4月25日といつもより2ヶ月遅れで、今回も約1ヶ月遅れの開催となる。ノミネート対象期間も2021年の3月1日から12月31日までの10ヶ月と通常より2ヶ月短くなっているものの、コロナ禍での延期を経て公開された作品も多いため、強力なラインアップになっている。
そして、配信サービスでしか観られない、オリジナル作品も多くノミネートされていることにも注目してほしい。この記事では各サービス(または劇場公開中)ごとに、アカデミー賞ノミネート作と、その見所や魅力を一挙に紹介していこう。授賞式までに、ぜひチェックしてみてほしい。
配信サービス別ノミネート作の解説は次のページから!
- Netflixで観られるノミネート作の解説へ
- Disney+(ディズニープラス)で観られるノミネート作の解説へ
- Amazonプライムビデオ・AppleTV+で観られるノミネート作の解説へ
- レンタルや購入、U-NEXTで観られるノミネート作の解説へ
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第94回(2022年)アカデミー賞のノミネート作一覧
それぞれの作品を解説する前に、今年のノミネート作をご紹介する。
今すぐ解説が読みたい!という人は、次のページから配信サービス別の解説を読むことができる。
主要8部門
作品賞
- 『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
- 『ドライブ・マイ・カー』
- 『ベルファスト』
- 『ドリームプラン』
- 『ウエスト・サイド・ストーリー』
- 『コーダ あいのうた』
- 『リコリス・ピザ』
- 『DUNE/デューン 砂の惑星』
- 『ドント・ルック・アップ』
- 『ナイトメア・アリー』
監督賞
- 『パワー・オブ・ザ・ドッグ』ジェーン・カンピオン
- 『ドライブ・マイ・カー』濱口竜介
- 『ウエスト・サイド・ストーリー』スティーブン・スピルバーグ
- 『ベルファスト』ケネス・ブラナー
- 『リコリス・ピザ』ポール・トーマス・アンダーソン
主演男優賞
- 『ドリームプラン』ウィル・スミス
- 『パワー・オブ・ザ・ドッグ』ベネディクト・カンバーバッチ
- 『tick, tick… BOOM!:チック、チック…ブーン!』アンドリュー・ガーフィルド
- 『マクベス』デンゼル・ワシントン
- 『愛すべき夫婦の秘密』ハビエル・バルデム
主演女優賞
- 『タミー・フェイの瞳』ジェシカ・チャスティン
- 『愛すべき夫婦の秘密』ニコール・キッドマン
- 『ロスト・ドーター』オリビア・コールマン
- 『スペンサー ダイアナの決意』クリステン・スチュワート
- 『Parallel Mothers』ペネロペ・クルス
助演男優賞
- 『パワー・オブ・ザ・ドッグ』コディ・スミット・マクフィー
- 『コーダ あいのうた』トロイ・コッツァー
- 『ベルファスト』キアラン・ハインズ
- 『パワー・オブ・ザ・ドッグ』ジェシー・プレモンス
- 『愛すべき夫婦の秘密』J・K・シモンズ
助演女優賞
- 『ウエスト・サイド・ストーリー』アリアナ・デボーズ
- 『パワー・オブ・ザ・ドッグ』キアステン・ダンスト
- 『ドリームプラン』アーンジャニュー・エリス
- 『ベルファスト』ジュディ・ディンチ
- 『ロスト・ドーター』ジェシー・バックリー
脚本賞
- 『リコリス・ピザ』ポール・トーマス・アンダーソン
- 『ベルファスト』ケネス・ブラナー
- 『ドント・ルック・アップ』アダム・マッケイ、デイビッド・シロタ
- 『ドリームプラン』ザック・ベイリン
- 『The Worst Person in the World』ヨアキム・トリアー、エスキル・フォクト
脚色賞
- 『パワー・オブ・ザ・ドッグ』ジェーン・カンピオン
- 『ドライブ・マイ・カー』濱口竜介&大江崇允
- 『コーダ あいのうた』シアン・ヘダー
- 『ロスト・ドーター』マギー・ギレンホール
- 『DUNE/デューン 砂の惑星』エリック・ロス、ジョン・スペイツ、ドゥニ・ビルヌーブ
ジャンル別映画3部門
国際長編映画賞
- 『ドライブ・マイ・カー』
- 『The Worst Person in the World』
- 『FLEE フリー』
- 『Hand of God』
- 『ブータン 山の教室』
長編アニメ賞
- 『ミッチェル家とマシンの反乱』
- 『ミラベルと魔法だらけの家』
- 『あの夏のルカ』
- 『FLEE フリー』
- 『ラーヤと龍の王国』
ドキュメンタリー賞
- 『FLEE フリー』
- 『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』
- 『Ascension』
- 『アッティカ刑務所(Attica)』
- 『燃え上がる記者たち』
短編部門
短編アニメ賞
- 『ことりのロビン』
- 『ベスティア』
- 『ボクシングバレー』
- 『The Windshield Wiper』
- 『Affairs of the Art』
短編ドキュメンタリー賞
- 『ベナジルに捧げる3つの歌』
- 『オーディブル:鼓動を響かせて』
- 『私の帰る場所』
- 『The Queen of Basketball』
- 『When We Were Bullies』
短編実写映画賞
- 『Ala Kachuu – Take and Run』
- 『The Dress』
- 『The Long Goodbye』
- 『On My Mind』
- 『Please Hold』
技術・アート系の9部門
※以下、作品名のみ記載
視覚効果賞
- 『DUNE/デューン 砂の惑星』
- 『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』
- 『シャン・チー/テン・リングスの伝説』
- 『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』
- 『フリー・ガイ』
衣装デザイン賞
- 『クルエラ』
- 『DUNE/デューン 砂の惑星』
- 『ナイトメア・アリー』
- 『ウエスト・サイド・ストーリー』
- 『シラノ』
撮影賞
- 『DUNE/デューン 砂の惑星』
- 『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
- 『マクベス』
- 『ウエスト・サイド・ストーリー』
- 『ナイトメア・アリー』
編集賞
- 『DUNE/デューン 砂の惑星』
- 『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
- 『チック、チック…ブーン!』
- 『ドリームプラン』
- 『ドント・ルック・アップ』
音響賞
- 『DUNE/デューン 砂の惑星』
- 『ウエスト・サイド・ストーリー』
- 『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』
- 『ベルファスト』
- 『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
美術賞
- 『DUNE/デューン 砂の惑星』
- 『ウエスト・サイド・ストーリー』
- 『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
- 『ナイトメア・アリー』
- 『マクベス』
メイクアップ&ヘアスタイリング賞
- 『タミー・フェイの瞳』
- 『DUNE/デューン 砂の惑星』
- 『ハウス・オブ・グッチ』
- 『クルエラ』
- 『星の王子さまニューヨークへ行く2』
作曲賞
- 『ドント・ルック・アップ』
- 『ミラベルと魔法だらけの家』
- 『DUNE/デューン 砂の惑星』
- 『Parallel Mothers』
- 『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
歌曲賞
- 『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』
- 『ミラベルと魔法だらけの家』
- 『ドリームプラン』
- 『ベルファスト』
- 『フォー・グッド・デイズ』
いよいよ次のページからは、配信サービス別のノミネート作を紹介していく!
※『ドライブ・マイ・カー』は複数の配信サービスで観られるが、5ページで紹介する
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