【伊織庵 二人暮らしの家】第5話 彼女と健康さえあれば他に何もいらないって本心から叫びたい
ただの商品紹介にならないように語らせて
好きな人との二人暮らしはそれだけで楽しいものです。僕たちなんか雨風しのげる家さえあれば全然楽しいです。でも、これを買ったおかげでもっと楽しくなった、もっと充実する日々になったってアイテムは実際のところあります。という訳で、今回は楽しい毎日を過ごす僕たちの生活を下支えしてくれる、これは買って良かったってやつを、Amazonのレビューにならないように気を付けながら紹介したいと思います。
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Dysonのコードレス掃除機

ずっと有線の掃除機だったんだけど、こいつ使う時にクローゼットから出して、コンセントを伸ばして挿して、コンセントが届かない時は抜いてまた別のとこに挿してって、この文明社会の世の中に構造的欠陥をかかえすぎだと思いませんか。掃除は嫌いじゃないけどこの一連の流れがストレスで購入しました。おかげでお手軽に掃除ができるようになって、朝起きたら彼女は朝食を作り、その間に僕が掃除機をかけるのが毎日のルーティンになりました。二人の楽しい生活のために二人暮らしをしているのだから、面倒臭いこと、楽しくないけどやらないといけないことをサッサと片付けてしまうのはとても大切なことです。以前に話した通り、我が家には明確な家事分担はありません。それでも家のことがうまく回るようになったのは、こういった家事のストレスが無いのも一つの理由かもしれません。
ちなみに購入以前は掃除機を使うのが億劫でクイックルワイパーを使ったりもしてたけど、それはそれで使い捨てシートの交換が面倒で続きませんでした。最終的に床を手の平でサーッてやって手で取れるゴミはゴミ箱へ、取れないものはソファーやベッドの下に隠してたまに掃除機で吸い取るっていうスタイルでした。小学生が給食で嫌いな食べ物を机の中に隠すやつ。
DeLonghiの全自動エスプレッソマシン

僕たちはとにかくコーヒーを飲みます。今もこの文章を書きながら飲んでます。好きなんですよね。と言っても味や香りにうるさいとかそういうのは特に無くて、酸味が効いてるのはあまり好みじゃないってくらいのこだわりしかないんですけどね。なのに買っちゃいました。家カフェみたいなノリで彼女と一緒に美味しいコーヒーを飲むシチュエーションに憧れてたんです。美味しいコーヒーって淹れるの手間じゃないですか。美味しいコーヒーは飲みたいけど、淹れるのは面倒臭いんです。でも、これのおかげでボタン一つで美味しいコーヒーが飲めるようになりました。朝は寝惚けまなこにペアカップに注いだブラックコーヒーを気怠げな二人で無言で一杯。渋い。何てカッコイイんだ。やれる男になった気がする。本当に気がするだけだけど。おやつに小洒落たお菓子をちょいと用意すれば、充実したカフェタイムを家で満喫できちゃうので引きこもりが捗ります。マイタンブラーに入れて持ち運べばお散歩デートや公園での読書も何かこなれた感じ。自分たちに酔えるのって大事。
高い買い物だったけど、インスタントと同じくらいの値段の豆で、インスタントより美味しいコーヒーがインスタントより沢山飲めるので、僕たちのコーヒーを飲む頻度だと二年もせずにペイできる計算。実はコスパも優秀なやつ。美味しすぎて一日に何杯も飲んじゃうけど全然カフェイン中毒じゃないよ。
SodaStream

聞いたこと無い人もいるかもしれないけど、これは家で炭酸水を作る機械です。彼女が水の代わりに強炭酸水を飲むのにハマってた時期があったんだけど、毎日飲むのに対して市販のって買い物の時にかさばるし、重いし、ペットボトルを処分しないといけないし、とにかく面倒なんですよね。はい、今回のキーワードは「面倒臭い」ってやつです。一ヶ月に一度のボンベの交換は手間だけど、60Lの炭酸水が2000円くらいで作れるのを考えるとコスパ良いので我慢できる。そしてコスパが良いから飲む以外にもジャブジャブ使えちゃう。シャンプーに混ぜると泡立ちが良くなるし、これで顔を洗うと毛穴の汚れがよく落ちる。
これを買ってから何か彼女の肌のキメが良くなった気がする。フレーバー炭酸水も作れるのでジュースを飲む回数もグッと減って健康にも良い。そして、何より水の代わりに炭酸水を飲む僕たちってもしかして何かオシャレかも。ヨーロピアンスタイルみたいな。丁寧なくらしみたいな。ただの炭酸水で酔えます。側から見たらバカみたいだけど、本人は充実してるからこれでいいの。二人暮らしなんだから人の目なんか気にせず、二人が楽しいように自分たちの世界に浸っていこ。
ジェラピケのパンダのルームウェア
二人暮らしを始めると家で一緒にいる時間が増えるせいか、相手の存在に慣れてきて家の中での見てくれがズボラになるんですよね。上下スウェットとかジャージとかそういうのはいいんですよ。普通だから。僕が問題視してるのは、襟元ヨレヨレで生地が薄くなって縫い目が裂けたキャラクターがプリントされたTシャツに、片方の穴から紐がダラーンと伸びたペラペラのパーカーを羽織って、色のくすんだアタリのすごい汚いボーダーの短パンに、かかとが透けて今にも破れそうなノルディック柄の靴下を合わせるみたいな、そういう間違えた山ガールみたいな、出来損ないの夏フェスガールみたいなやつです。こんなの本当に特別な相手にしか見せない姿なのかもしれない。それは嬉しい。だけど、嬉しいのにテンションが上がらない。何か複雑。という訳で、前置きが長くなっちゃったけど、可愛いルームウェア買っちゃいました。もう何度も出てきたジェラピケのパンダのあれです。

これはすごいですよ。だって朝起きたら好きな人がパンダ姿で料理を作ってるんです。ご飯食べて、家事して、ゲームして、グータラして、彼女がパンダになるだけで、家の中でしかできない可愛らしさの全てを表現できるんです。嬉しいしテンション上がるやつ。手洗いしかできないのが面倒だけど、僕がお風呂場でせっせと洗うし、あまり脱水できないから乾燥に時間がかかるけど、ある程度乾いたら僕がドライヤーで乾かすし、面倒臭がりの僕が自分からせっせと頑張れてます。ちなみに人のふり見て我がふり直せということで、僕も後からジェラピケの別のルームウェアを買ったんだけど、彼女のパンダを借りて着てる時の方が謎にテンション上がります。着せて良し、着て良し。これは良いものです。
ちゃぶ台返しみたいになっちゃうけど

数ある中から、家事、娯楽、健康、ウキウキするものをテーマに紹介しました。当然これは僕たちの場合の話なので、みんながみんなにオススメという訳ではありません。
ていうか、人間は物を使う生き物なんだから、二人暮らしとか関係無く、欲しい物を手に入れたら生活は楽しくなります。だから、二人が好きな物や、二人で楽しめる物を買うと、もっと二人暮らしは楽しくなります。
でも、そんなのって当たり前のことなんですよね。せっかく好きな人と一緒に生活してるんだから、物に頼らなくても二人でしか出来ない喜びを、楽しみを、感動を見つけたい、生み出していきたいなって。そんな生活を実現できるようになった時こそ本当の意味で充実した日々なのかな、なんて言ったら青臭すぎますかね。