【二人暮らし向け】整理収納術総まとめ!お風呂・キッチン・クローゼットなど
持ち物が増える二人暮らし。どうやって収納する?
一人暮らしに比べて、二人暮らしはどうしても荷物が増えがち。それぞれの持ち物や共用の持ち物が混ざって、いつの間にか部屋に物があふれかえっていたり、二人暮らしをする前提で1LDKや2DKの部屋に引越したという場合でも、いざ二人で住み始めてみると収納が足りなかったり……。
けれど、最初に「整理収納ができる仕組み」をしっかりと作ってしまえば、たとえ二人暮らしであってもすっきり快適な暮らしをキープすることができる。
すでに部屋がごちゃごちゃしてしまっている場合でも、二人の持ち物を改めて整理して、収納を見直してみよう。
今回はこれまで紹介してきた二人暮らしの収納テクニックをおさらい! 二人暮らしの収納でよくある悩みをふまえ、場所別に整理収納の具体的な方法を紹介する。
二人暮らしの収納の悩み①.そもそも収納スペースが足りない
二人暮らしで人気が高いのは1LDKや2DK、2DLKの間取り。
しかし、1LDKの場合は、寝室にクローゼットが1つしかないケースもあり、二人分の衣類を収納するには少々キャパが足りない。玄関のシューズボックス、洗面台、キッチンなども同様に、二人分の持ち物を収納すると置き場所がなくなってしまう状態に。
2DKや2LDKならそれぞれのクローゼットを分けることができる場合もあるが、リビングが狭かったりすると共用のアイテムを置くスペースが限られてしまうケースもある。
最初から広い収納スペースがある部屋に住めるなら問題ないが、家賃を考えると予算オーバーしてしまうケースもあるので、収納方法を工夫するのがベターだ。
二人暮らしの収納の悩み②.二人の持ち物が混ざる
1つのクローゼットやシューズボックスに二人分の持ち物を入れると、混ざってしまうことがよくある。お互いが自分の好きな場所に物を置いてしまうと、どこに何があるかわからない状態になってしまう。また、お風呂場や洗面台なども、二人のアイテムがずらっと並んでしまいがちだ。
着ようと思っていた服を探すのに時間がかかってしまったり、自分のアイテムを取るたびに相手の持ち物を動かさなければいけなかったりなどの事態が発生し、日常生活を送る際のちょっとしたストレスに。
二人の荷物が混ざらないような収納方法を意識することが、快適な二人暮らしの近道と言える。
二人暮らしの収納の悩み③.共用の持ち物の管理が難しい
一人暮らしと違って、二人暮らしの場合は共用で使うアイテムもたくさんある。例えば、キッチンの調理器具や食器、食材、トイレや洗面台などで使う日用品、薬などだ。
共用のアイテムでよくあるのが、「使おうと思ったときに、置き場所がわからなくて見つからない」「在庫があると思っていたら、切れていた」、あるいは「二人で別々に同じ物を買ってしまい、無駄になってしまった」などのケース。
共用のアイテムを管理する際は、置き場所を二人で相談して決め、在庫が一目瞭然でわかる収納の仕組みを作ることが大切だ。
場所別!二人暮らしの悩みを解決する収納テクニックを紹介
では、ここからは、二人暮らしの収納の悩みを解決する方法をご紹介。
キッチン・クローゼット・お風呂、番外編の4つに分けて、二人暮らしの収納で意識するポイントと収納方法をまとめているので、ぜひ参考にしてみてほしい。
【シンク下の整理収納術】スペースが有効活用できない悩みを解決!
キッチンのシンク下はデッドスペースが生まれやすく、収納が難しいスペース。物が多くなる二人暮らしの場合、デッドスペースを有効活用して、収納できる量を最大限に引き上げたいところ。
そんな時は……。
突っ張り棒を活用して上下に空間を分けよう。これによってデッドスペースがなくなり、収納力が大幅にアップする。また、カゴを使うことで、引き出しのように手前に引っ張ると奥の物が取り出しやすくなる。
【食器の整理収納術】数は少ないけれど、種類は多い二人暮らしの食器収納の悩みを解決!
食器棚を買うほどではないけれど、「食器の数が増えて収納スペースに困る」というのも二人暮らしならではの悩み。置くスペースがないからといって違った種類のお皿を重ねて収納してしまうと、取り出しにくく面倒だ。
そんな時は……。
コの字型のラックを使ってスペースを区切って、食器を重ねずに収納しよう。また、100円ショップのファイルケースを使ってディッシュラックを作れば、食器を立てて収納することも可能。「違う種類は重ねない」「縦収納を意識」の2点がポイントだ。
【クローゼットの整理収納術】二人分の洋服が混ざって使いにくい悩みを解決!
二人の持ち物が混ざってしまう筆頭がクローゼット。着たい洋服が見つからなかったり、クローゼットがぎゅうぎゅうで取り出しにくかったりすると、身支度に時間がかかるうえ、ストレスにもなる。
そんな時は……。
まずはお互いの持ち物を見直して、必要な物だけを残すようにしたほうがいいだろう。その上で、最初に二人でクローゼットの使い方ルールを決めよう。スペースを半分にわけて、お互いの衣類が混ざらないように工夫を。
さらに、ハンガーを統一して、衣類をかける向きをそろえるだけでもスペースに余裕が生まれる。それでも収納スペースが足りない場合は、突っ張り棒やドアハンガーを使って空間をすみずみまで活用しよう。
【お風呂の整理収納術】二人分のシャンプーを置くスペースがない悩みを解決
シャンプー類や洗顔フォームなどは、それぞれが異なるアイテムを使うケースが多い。そうなるとお風呂場が物であふれてしまう事態に。物件によっては最初からお風呂場の収納が少ない場合もあるし、吸盤式のラックを備え付けようとしても、粘着が悪くてうまく取り付けられない場合もある。
そんな時は……。
S字フックとカゴを使って、収納スペースを増設しよう。1人分のアイテムを1つのカゴに入れて、お風呂のタオルかけなどに吊して収納するのがおすすめ。クリップ付のフックで洗顔フォームなどをぶら下げるのも手だ。吊すことで水切れがよくなり、ヌメリ対策にも効果的!
【番外編】薬箱&ポイントカードが混ざる悩みを解決
二人で共有するもので、意外と収納が難しいのが薬箱。それぞれの薬、共用の薬が同じケースの中でバラバラになってしまうことも。
そんな時は……。
「彼女用」「彼氏用」「共用」の3つにスペースを分けられる薬箱を選ぼう。また、使いかけの薬が行方不明にならないように、薬ごとにチャック付のポリ袋などに入れて分類するのもおすすめだ。
このほか、ポイントカード類の収納方法についてもご紹介!
まとめ:二人暮らしの収納を快適にする3つのポイント
最後に、二人暮らしで快適に生活していくための「3つのポイント」をおさらい!
二人暮らしの収納術①.物の適正量を定期的に見直す
二人暮らしを始めたタイミングはもちろん、定期的に物が増えすぎていないか、無駄な物を所有していないかを見直す習慣を作ろう。
二人暮らしの収納術②.物の定位置を決め、使ったら元の場所に戻す
それぞれの持ち物はあらかじめスペースを分けておく。共有の持ち物も定位置を決めておこう。使ったら元に戻すためには、取り出しやすい収納の仕組みを作ることが大事。
二人暮らしの収納術③.どこに何があるか、一目瞭然にする
どこに何がわからない状態にならないように、「縦収納」「引き出し式にする」などの工夫をして、一覧できる収納を意識する。
まずは、冬物の衣替えに合わせて、クローゼットなどから収納を見直してみよう!
文=村上佳代
整理収納アドバイザーの資格を持つライター。ライフスタイル系の記事を多数執筆。
東京の人気駅から賃貸物件を探す
池袋駅 中野駅 北千住駅 赤羽駅 笹塚駅 三鷹駅 清澄白河駅 八王子駅 新宿駅 祐天寺駅
東京の人気市区町村から賃貸物件を探す
港区 文京区 江戸川区 練馬区 杉並区 中野区 板橋区 渋谷区 目黒区 台東区