ミニマリストmisatoさんから学ぶ「すっきりきれいな暮らし」を実現するための小さな仕組み作り
すっきりきれいに暮らしたい。ミニマリストmisatoさんから空間作りのコツを教えてもらった
今回編集部がお伺いしたのは、東京都在住のみさとさんのお部屋。通されたお部屋は少しこじんまりとした清潔感のある1LDK。
リビングダイニングには小さな机とソファが置かれ、観葉植物がシンプルながらも品のある華やかさを醸し出していた。

みさとさんのお部屋づくりのコンセプトは「すっきりきれいに暮らす」こと。
「ものが少なくて見た目がすっきりしていることとそれによって気持ちも前向きになることを目指しています」(みさとさん)
そんなみさとさんに「すっきりきれいに暮らす」ためのコツとそのメリットについて教えていただいた。
プロフィール
【基本情報】
·名前:みさと
・Instagram instagram:@mimi_life1989
·住所:東京都
·年齢:29 歳
【お住まいの物件について】
·間取り:1LDK(43平米)
·築年数:3年
このページの目次 [表示]
「すっきりきれいな暮らし」を始めようと思ったきっかけ
「この暮らしのスタイルを作ったのは結婚をきっかけに2人で住み始めた時からでした。実は私は一人暮らしをしていた時はとても荷物の量が多かったんです」(みさとさん)
シンプルなお部屋からはなかなか想像がつかないお話だったが、聞けば当時のみさとさんはお洋服やカバン、ポスター・置物などが大好きでダンボールで50箱ほどの荷物を持っていたそう。
「彼はそれを見て引いてましたね(笑)」(みさとさん)
現在のすっきりとした暮らしにしようと思ったきっかけは、とある本に出会ったことだと言う。
「影響を受けたのは、「ぼくたちに、もうモノは必要ない。 – 断捨離からミニマリストへ -」(佐々木 典士著)・「服を買うなら、捨てなさい」(地曳 いく子著)と言う本を読んでからですね。その中に書いてあった“微妙な服を着たときの「ダサい」という印象は強く残る、そして、捨てて後悔するモノはひとつもない”と言う話にとても共感して、服を思い切って手放したんです」(みさとさん)
たくさんあった洋服はメルカリに出品して手放すことにした。メルカリで売ったお洋服はなんと100着以上。思い出と重ねてしまって捨てられなかったお洋服も誰かがまた大切に着てくれると思うと手放すことができたと言う。
お洋服を手放したことによってものが少なくても生活できることがわかり、現在の「すっきりきれいな暮らし」のスタイルを作ることができたそうだ。
すっきりきれいに暮らすための二人のルール
一度ものを少なくしても、その状態を続けるのもなかなか難しいこと。すっきりとした状態をどのように保っているのだろうか。
リビングのドアから室内にはものを持ち込まない

みさとさんのお家は通常の賃貸同様に、玄関とリビングが扉で仕切られた間取りをしている。
「まずは、“リビングのドアから室内にはものを持ち込まない” ことです。仕事で使うカバンはシューズクロークの中に、その日に着た服は洗面所で脱いで部屋着に着替えてからリビングに来るような設計になっています」(みさとさん)

なるほど。確かに、毎日使うカバンやリュックは置き場所がなかなか決まっていないもの。
ここにおくと場所を決めることやリビングに持ち込まないと言うルールを作るだけでも部屋がすっきりとするのだとか。近くのコンビニに行っただけなど、また後で着られる洋服については、玄関の近くにハンガーに吊るしておいておく。こうすることで余計な洗い物も増やさないで済むそうだ。
ラベリングで説明しなくてもわかるような収納方法に
続いて見せていただいたのは、旦那さんの靴下などの小物類や日用品が入っている押し入れの中。
「押し入れや引き出しの中などの共有で使うスペースにはラベルを貼ってどこに何をしまうかを説明しなくてもわかるようにしています」(みさとさん)

見るとシンプルなプラスチックの入れ物一つひとつに中身の名前が記載されている。こうすることで、ものの場所も一目瞭然。さらに、いちいち「これはここにしまって!」などと余計な説明の手間がはぶけ、お二人の間で摩擦が生まれることもないそう。
ここからは、みさとさんがすっきりとした暮らしを送るために使っているアイテムをご紹介!
すっきりとした暮らしを支えるアイテムたち
みさとさんのすっきりとした暮らしのポイントは、毎日コツコツ行う家事にもあった。
「平日は仕事で忙しいので、毎日短い時間でできるお掃除を少しずつしています」(みさとさん)
そんなお掃除を支えるアイテムにはこんなものがあった。
アルコールスプレーとマイクロファイバー
「キッチンや洗面台、お風呂などの水まわりはアルコールスプレーをしてからマイクロファイバーのタオルで拭くだけです」(みさとさん)

ピカピカのキッチンの秘訣はこの毎日のスプレーがけと拭き取りだそうだ。なんとスプレーをしてから拭き取るまで約30秒。しかし、蛇口は水垢がなくなって光沢を放っている。みさとさんによれば、毎日続けることで汚れもたまりづらく、綺麗に保ちつづけることができるという。
水切りかご
ミニマリストの中では手放している人も多い水切りかご。しかし、みさとさんが置いているのには理由があった。
「彼が食器を洗ってくれるのですが、干すところがないと見た目が散らかってしまうんですよね。家事をやりやすくして分担するために使っています」(みさとさん)

2人で生活をする以上、なんでも捨ててしまうのではなく、2人が使いやすいもの・家事を分担しやすいものを揃えていく。それがすっきりとした暮らしを支えるためのコツの一つなのだ。
すっきり綺麗に暮らすようになって生まれた、たくさんのいいこと
現在の生活をするようになって、お二人の関係性も少し変化があったという。
「喧嘩が減りましたね。ものが多い時は帰ってきて散らかっている部屋を見るだけでイライラしてしまうことが多かったです。なんで片付けてくれないの?と当たってしまったり。でもものを減らしてからはそういうことがほとんどなくなりました」(みさとさん)

ものが多かった時には、お休みの日に収納用品を買うなど、どうにかして片付けなければという意識できちんと休めなかった。部屋をすっきりさせたことによってお部屋が居心地のいい場所になり、2人でソファで本を読む時間を持つなど、家でくつろぐ時間が増えたという。
すっきりきれいに暮らすための第一歩は、モノがなくなった時の生活を実感してみること
最後に「すっきりきれいな暮らし」をしてみたいがなかなかその一歩を踏み出せない人に向けて、最初に始めるべきことについて教えていただいた。

「まず散らかっているものをクローゼットや押入れなどに入れて、モノがなくなった時の生活を実感してみることです。そうすると、モノがない時の生活のすっきりとした感じを味わうことができます」(みさとさん)
このまま押し入れに散らかっていたものを入れたままにしてしまうと本末転倒だが、一度スッキリした生活を体験すると綺麗にしようとするスイッチが入るのだとか。
また、誰にでもどうしても捨てづらいモノがあると思う。「思い出が詰まったモノ」たちだ。これについてみさとさんのアドバイスはこうだ。
「どうしても思い出や愛着があって手放せなモノのについては、写真に収めることをおすすめします。こうするとカメラロールを見れば思い出すことができる。私はこれである程度、モノを手放すことができたかなと思っています」(みさとさん)
モノを実際に手放さなくても一度ものが少ない暮らしを実感してみる。これは手放せない私たちにも有効な手段かもしれない。ぜひ普段何気なくおいてあるものを振り返って自分たちの生活に必要かどうか考えてみる機会を作ってみるのはいかがだろうか。
文=伊藤瑞恵
写真=編集部
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