一人暮らしの家計簿の付け方。サボらず続けられるコツを紹介!
一人暮らしの家計簿の付け方って?
一人暮らしをきっかけに家計簿を付けたいと思い立つ方もいるだろう。ただいざ付け始めても、結局めんどくさくなってしまって三日坊主……なんてことも。そこで今回は、サボらず続けられる家計簿の付け方や便利な家計簿アプリをご紹介。継続的に家計簿を付けることで、健全な家計管理ができるので参考にしてほしい。
この記事でわかること
家計簿をつけるメリットは、自分の生活が可視化できて節約しやすくなる点
家計簿をつけることに慣れると1週間単位で見直せるようになり、支出のコントロールが容易になる
「家計簿アプリ・ノート・Excel」続けるには自分にあったツールを使うのが大切
このページの目次
一人暮らしで家計簿を付ける意義

一人暮らしでは、自分だけなので家計簿を付けなくてもあまり問題にはならない。ただ、一人暮らしで家計簿を付ける意義はいろいろある。
- 家計の問題点がどこにあるかが分かる
- 1週間、1ヶ月単位で収支を管理できる
- 健全な家計管理ができ貯蓄など将来に備えられる
これらについて順番に説明していこう。
一人暮らしで家計簿を付ける意義①.家計の問題点がどこにあるかが分かる
一人暮らしは家賃や生活費などの出費も多く、なかなか貯蓄に回せるお金がないと悩んでいる人もいるだろう。しかし、家計のどこに問題があるのか見えないと、家計を改善する方法自体も分からないもの。家族がいれば、無駄遣いしている部分を指摘してもらえるかもしれないが、一人暮らしだとそうはいかない。
家計簿を付け始めると、自分の生活が可視化でき、簡単に節約できる支出はどれなのかが容易に把握できるようになる。ここからが家計改善の第一歩だ。
具体例を挙げると、仕事で帰宅が遅かった日にドカ食いしてしまう、ストレスが高まると異常にソーシャルゲームで課金してしまっているなどの問題点が顕在化する。家計簿を付けることによって見えてきた支出の傾向から、無駄をなくす具体的な方法が見えてくる。問題点を把握できたら、少しずつ改善していこう。
また、家計簿管理を続けていると、自分の家計は支出に問題があるのか、支出は健全なのに収入が足りないのかも見えてくる。支出を抑えるべきか、副業や転職で収入を増やすべきか、という方向性が分かり、家計の本質的な問題点の把握と改善が可能だ。
一人暮らしで家計簿を付ける意義②.1週間、1ヶ月単位で収支が管理できるようになる
家計簿を付け始めると、1週間や1ヶ月単位での収支が把握できるようになる。月半ばですでに使い過ぎていることがひと目で分かり、支出をコントロールすることも可能になるだろう。気が付けば、1ヶ月の収支を以前よりもコントロールできるようになっているはずだ。
一人暮らしで家計簿を付ける意義③.健全な家計管理ができ貯蓄など将来に備えられる
家計の問題点が見えてくると、自然と無駄をなくす方向に動けるようになる。少しずつ健全な家計管理ができるようになり、将来に備えた貯蓄も可能になるだろう。減量に有効なレコーディングダイエットのように、自分の家計の欠点が見えるだけで、家計のスリム化につながる。
自分に向いているツールを使った簡単な一人暮らしの家計簿の付け方

ここまで述べてきたように、継続的に家計簿を付けることは重要だ。無理なく家計簿記入を続けるために、どのツールが自分に向いているかを確認しよう。
- 家計簿アプリ:スマホを毎日操作している人向け
- ノート:自分で手を動かして書くのが好きな人向け
- パソコンのExcel:自動計算を駆使してひと目で状況が分かる家計簿にしたい人向け
それぞれのツールごとに、家計簿を継続しやすい方法について解説する。
家計簿アプリを活用するならクレカ・口座連携を活用
アプリを使った家計管理は、クレジットカードや銀行口座の連携機能を最大限に活用するところから始まる。光熱費や家賃など、可能な限りクレカ払いか銀行口座引き落としにしておくと、データがすべて連携される。そのデータを自動振り分けするように設定して残りの現金払いだけ手入力していけば良い。
レシートは細かく入力せず、合計金額をそのまま入力すると楽だ。よくいく店の名前で管理しておけば、どの店での支出がどれぐらいあるかが把握でき、支出の傾向が見えてくる。
ノートは給料日を基準にしてざっくり記述
ノートで家計簿を付ける場合は、給料日を基準にして、固定費は給料日に計上しよう。後は、1週間単位でためておいたレシートを、合計金額のみノートに記入する。
レシートのざっくり管理とセットで提案したい「家計簿を楽に継続する技」は、封筒を使った現金・レシート管理との組み合わせ。給料日に、天引きされる予定の固定費を除いた必要経費を現金で引き出し、よく利用する店舗ごと封筒に小分けして予算分の金額を入れておく。その袋から支出したら、そのレシートをその日のうちに、封筒に入れる。
こうすることで、レシートは自然と封筒の中に溜まり、1週間分まとめてのレシートデータ入力が楽になり続けやすくなる。
Excelは自動計算を使って収支をひと目で把握
Excelでの家計簿管理は、ノートでの家計簿管理とほぼ同じだ。封筒で現金とレシートも仕分けして、レシートは合計額のみを入力する。
Excelだと、自動計算してくれるため、情報を入力するごとにすぐ最新の情報が見え、家計簿管理に対するモチベーションが上がる。家計簿を付ける頻度は、1ヶ月に5、6回程度なので大きな負担にはならない。
何かと忙しい一人暮らしでも継続しやすい!おすすめの家計簿アプリ3選

使いやすくて外部連携機能の多い家計簿アプリは、継続しやすい工夫が随所に盛り込まれている。そこで、継続しやすい家計簿アプリを3点紹介。使ったことのない方は、ぜひ一度ダウンロードして触ってみてほしい。
何かと忙しい一人暮らしにおすすめの家計簿アプリ①.家計簿アプリの定番「Zaim」
レシート読み取り機能と豊富な外部連携機能で知られる家計簿アプリ。いつも使っているスマホに入っているので、比較的気軽に家計簿を付けられる。クレジットカードや銀行口座の情報と連携できるため、クレカ払いや銀行引き落としで支払っている固定費は自動で反映される。そのため、変動費を入力するだけで家計管理が可能だ。
また、入力したデータを元に収支状況などをグラフ表示してくれるので、家計簿の入力しがいも感じられるアプリだ。累計ダウンロード700万人突破で「使いやすい」という支持を得ている家計簿アプリの定番と言っていいだろう。
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何かと忙しい一人暮らしにおすすめの家計簿アプリ②.資産管理に優れる「Money Forward」
レシートの読み取りは人の手を介して入力しているため、管理できる情報の精度が高い点が特徴の家計簿アプリ。外部連携先が非常に多く、銀行口座、クレジットカード、証券会社の口座、クラウドソーシングなどと連携可能。家計簿のみならず、資産管理もできる点が便利だ。
「Zaim」にも同じことが言えるが、家計簿アプリで複数の口座状況をまとめて確認できるのはとても便利。管理したい資産口座が複数ある方には特におすすめだ。
Web版「Money Forward」の登録はこちら
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何かと忙しい一人暮らしにおすすめの家計簿アプリ③.簡単入力がウリの「かけ~ぼ」
入力がとても簡単で、支出管理がしやすい家計簿アプリ。入力も簡単だが、グラフ表示で現状の支出情報が把握できるほか、カレンダー表示で、日々の経済活動がひと目で分かる点も本アプリの魅力だ。簡単な入力と現状を把握しやすい表示で、家計簿の入力がしやすい点も魅力。支出管理を無理なく継続していきたいと望む人に使ってほしい家計簿アプリだ。
Android版「かけ~ぼ」のダウンロードはこちら
iOS版「かけ~ぼ」のダウンロードはこちら
一人暮らしの家計簿管理はざっくりから始めよう
一人暮らしの家計簿管理について、単身者にとっての家計簿管理の意義、ざっくりとした家計簿管理の方法、おすすめの家計簿アプリ3点を紹介した。自分に向いた家計簿管理を見つけて、これまで続かなかった人も継続するきっかけにしよう。
文=墨染みすず