その部屋選びちょっと待った! 2階以上と1階の物件、おトクなのはどっち?
条件さえ見直せば、おトクな物件を見つけることができる!
部屋探しの条件に「2階以上」を挙げる人は意外と多く、1階だとひと目につくのが嫌だからとか、セキュリティ面で心配だといって敬遠する人も多い。
しかしその条件、あなたにとって本当に必要だろうか? ここでは2階以上と1階を比べ、家賃がどれだけ違うかを調査。コスパの良い物件の見つけ方をお教えする。

さて、どれだけ違うだろう?
2階以上と1階、おトクなのはどっち?
同じ物件、同じ間取りタイプで「1階」と「2階以上」の物件について家賃を比較したところ、「1階」の物件の方が約3,000円も相場が安いことがわかった。
一般的には、階数が上がれば上がるほど人気が高く、その分家賃も高くなっていく。眺望の良さ、防犯性などがその理由だ。

階数もしっかり検討しよう!
2階以上の物件はメリットが多いのも想像がつくが、では1階のメリットってどんなものがあるのだろうか?
1階の物件のメリットって?
高層階だと、引越しコストが割高に!?
業者にもよるが、マンションなどの高層階への引越しには追加料金が設けられている場合がある。これは、同じ荷物の量でも1階と高層階とでは作業時間に差がでてくるため。エレベーターがない物件は、さらに追加料金がかかることも。
引越し費用を抑えたいなら、1階の部屋をあえて選ぶのも手だ。

コストは引越し業者に必ず確認しよう!
エレベーターの待ち時間がいらない!
せっかく駅近にこだわって部屋を探したのに、エレベーターが来るのを待つことに時間を費やしてしまうなんて、なんだかもったいない……。1階の物件であれば、そんな心配はナシ。もし出がけに忘れ物に気が付いても、サクっと取りに戻ることも可能だ。

階数は高いからっていいものでもない
こんな人にオススメ!
同じアパートやマンションでも、1階と2階以上では家賃に差があるのは前に述べたとおり。都市部では2階以上だからといって眺望が良いとは限らないし、最近は1階でもセキュリティがしっかりした物件も多い。
家賃をなるべく抑えたいなら、一階の物件も一度検討してみる価値アリだ。メリットもある1階物件、引越し費用を安く抑えたいならぜひ検討を!
文=編集部
マンガ・イラスト=なとみみわ
※集計対象=所在地:東京23区/建物種別:アパート・マンション/同建物内、同間取りで1階および2階以上の両方で入居募集中の物件
※「CHINTAI2018年2月号」の記事をWEB用に再編集し掲載しています。データは全てCHINTAIネット調べ(2017年11月30日現在)
※雑誌「CHINTAI」2018年1月24日発売号の特集は「不思議なくらい いい部屋が見つかる本」。こちらから購入できます(毎月24日発売)
https://www.chintai.net/magazine/