100均グッズで靴磨きをしてみたら、革靴が新品のようにピカピカになった!
身だしなみの基本・靴磨き
ピカピカに磨かれた革靴は、社会人の身だしなみの基本……とビジネスマナーの本には書いてあるけれど、どれくらいの人がきちんと磨いているのだろうか。
「汚れが目立ってきた時は、とりあえず拭いている」「ボロボロになってきたら新しい靴を買ってしまう」「靴磨きの道具すら持っていない」など、問題発言もチラホラ聞こえてくる。
靴を買う時、その値段はどうであれ「この靴いいな」と思って買うはず。せっかく気に入って買った靴なのに、きちんとお手入れしていなければ、その靴の魅力を引き出せなくなってしまう。靴の寿命も早くなってしまうはずだ。
これを機会に、きちんと革靴のお手入れをしよう! そう思ったのだが、靴磨きの道具ってそろえようと思うとちょっと高い……。そこで、今回は100均グッズを使って靴を磨いてみることに。どれくらいきれいになるのか検証してみたい。
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まずは100均で道具を調達して準備開始
向かった先は、近所の100円ショップ。今まで意識したことがなかったが「くつ」と大きく書かれたコーナーがある。
靴磨きグッズの他にも、インソールやシューキーパー、防水スプレーなどさまざまなグッズが並んでいる。「こんなに充実していたとは……」と驚きながら選んだのはこちらの商品だ。

①.靴専用クリーナー
靴の汚れを落としてツヤを出す効果がある。

②.シューケアブラシ
豚毛のブラシで、汚れ落としにも磨きにも使えるもの。

③.靴クリーム
ツヤを出すクリーム。保革・防水効果がある。

④.シューズ仕上げ用クロス
仕上げにから拭きすることでツヤを出すことができる。

使った金額は合計で432円(税込)!
この他に、古ハブラシといらなくなったTシャツを用意した。これで靴がきれいになればかなりお得といえるだろう。
靴磨きの正しい流れって?
ふと気づいたのだが、「正しい靴磨きの流れ」を意識したことがなかった。
調べてみると……
- 土や草などの大きな汚れを落とす
- 靴表面の汚れを落とす
- クリームを塗って磨く
- 仕上げ磨きをする
とのこと。100均グッズで、この手順をすべてカバーできるのだろうか。
まずは汚れを落とすところから
下駄箱を開けてみたところ、お手入れされていない靴が出てきた。これは磨きがいがありそうだ。
まずは靴の中にいらないTシャツを詰めて靴のシワを伸ばす。こうすることで、シワに入り込んだ汚れも落としやすくなるそうだ。シューキーパーがある場合は、もちろんそれを使ってもOK。

古ハブラシを使って、大きな汚れを落としていく。縫い目の隙間に土が入り込んでいた。
次に、「靴専用クリーナー」で靴表面の汚れを拭き取る。

ウエットティッシュタイプで、汚れがよく落ちる。蓄積された汚れがこんなに。

いよいよクリームを塗って磨く
こちらの靴専用クリームを使用。
いきなりブラシにクリームを取ると付けすぎてしまいそうなので、まずはいらなくなったTシャツの切れ端を人差し指に巻きつけて……
ほんの少しだけクリームを取る。これを繰り返し、大雑把にクリームを塗る。
次に、こちらの豚毛ブラシを使用。

次に、豚毛のブラシを使い、軽い力で全体を磨いていく。

仕上げ磨きでどれだけ輝くか!?
最後の工程はツヤ出し。ここがうまくいくかどうかで仕上がりが決まる。

まずはいらなくなったTシャツで余分なクリームを落とす。
次に、「仕上げ用クロス」で磨く。

やさしく磨き、ツヤを出していく。グローブタイプで便利。
全体をまんべんなく磨いていくと……。

完成! 見違えるほどきれいになった。


明らかに磨いたもののほうがきれいになっている!

両足完成。革の黒い色がより深くなった。ちょっと高級感もアップしたように感じる。
100円ショップのグッズで十分磨ける!
クリームは少量でもよく伸びるので、かなり長持ちしそうだ。
正直に言うと「そろそろ寿命かな」と思っていた靴が、まだまだ使える靴に蘇って驚いた。靴磨きは思ったより簡単で、何より靴がきれいになるのがとてもうれしい。
新しい靴を買う前に、今ある靴を磨いてみるだけでもグンとオシャレ度がアップしそうだ。新生活の始まりに、ぜひ靴磨きにトライしてみよう!
文=明道聡子