名古屋のご当地アイドル・OS☆Uの斉藤めぐの部屋をたずねてみた!

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幼少期からあこがれていた夢を叶えアイドルになった斉藤めぐさん。そんな彼女の部屋にお邪魔しアイドルになった経緯を聞いた。高校卒業を前に大きな決断を迫られることになったという

白いコスチュームが似合うOS☆U斉藤めぐさん

白いコスチュームが似合うOS☆U斉藤めぐさん

名古屋の1Kに暮らすOS☆Uの3期生

プロフィール

斉藤めぐ(さいとう めぐ)
出身地:愛知県名古屋市
生年月日:1996年6月27日
趣味:アイドル動画を観る、ヘアアレンジ、食べること
特技:歌、クラシックバレエ、新体操

所属:OS☆U(オーエスユー)

OS☆U(オーエスユー)

OS☆U(オーエスユー)

結成:2010年
メンバー数:14人
平均年齢:18.5歳
「にぎわい創出!超絶元気発信!」がコンセプトの地域密着型アイドルグループ。名古屋市の大須商店街のバックアップを受けながら地域のさまざまなイベントでパフォーマンスを行うほか、愛知県赤十字血液センターの「献血大使」、あおなみ線のイメージキャラクター、名古屋市の児童虐待防止PRキャラクターなど、地域活性・社会貢献活動に注力している。

OS☆U(オーエスユー)斉藤めぐのお部屋

OS☆U(オーエスユー)斉藤めぐの部屋の間取図

OS☆U(オーエスユー)斉藤めぐの部屋の間取図

所在地:愛知県名古屋市
家賃:41,000円
間取り:1K(17㎡)
築年数:29年

幼稚園の頃からずっとあこがれていたアイドルという仕事

名古屋市の大須商店街は老舗のういろう屋から多国籍料理店、若者向けのアパレルまで何でもアリな懐の深さが魅力

名古屋市の大須商店街は老舗のういろう屋から多国籍料理店、若者向けのアパレルまで何でもアリな懐の深さが魅力

「もぐもぐめぐめぐ」の愛称のとおり、おいしそうに唐揚げを頬張る姿が愛らしいOS☆Uの斉藤めぐさん

「もぐもぐめぐめぐ」の愛称のとおり、おいしそうに唐揚げを頬張る姿が愛らしいOS☆Uの斉藤めぐさん

商店街全体がOS☆Uを応援していて、子どもや孫のように接してくれる

商店街全体がOS☆Uを応援していて、子どもや孫のように接してくれる

斉藤めぐさんが所属する「OS☆U」は、東海地区最大の商店街であり、名古屋を代表する観光地でもある「大須商店街」がバックアップするアイドルグループだ。「地域に密着しているのが特徴で、大須商店街のPRはもちろん、県公認アイドルグループとして、県や市のお仕事もたくさんやらせてもらっています」と教えてくれた。

斉藤さんのアイドルへのあこがれは幼稚園まで遡るという。当時は「ミニモニ。」の大ファン。おもちゃのマイクで歌っていたそうだ。

「小学生の頃には身長が同級生よりも高かったので、モデルみたい、と言われて。その頃から芸能の仕事にあこがれていましたね。中学生になったらAKBブーム。やっぱりアイドルが好き!という思いが強まり、高校に進学した頃からオーディションを受けていました」

複数の芸能事務所に合格するも「家から通えなかったり、レッスン費用がかかったりと、条件に合わなかった」という。そんな時に合格したのが、OS☆Uの第3期オーディションだった。

実家を出たのは環境をリセットするため

部屋でギターの練習をするOS☆Uの斉藤めぐさん

部屋でギターの練習をするOS☆Uの斉藤めぐさん

加入当時を「学校のテストとライブが重なった時などは、とにかく覚えることが多くて大変でした」と振り返る斉藤さん。その一方で、「大須商店街の皆さんやスタッフさんといった大人から、ライブに来てくれる小さなお子さんまで、幅広い年齢の人たちと関われたのは良い経験でした」と語る。

「だって、普通の高校生では触れ合えないでしょう。視野も広がったし、コミュニケーションスキルも付きました」

好きだからこそ頑張れたというアイドル活動と学業の両立だったが、高校3年生の時に大きな決断を迫られる。

「進路相談で先生から、仕事としてアイドルをやっていけるの? と言われて、就職するべきか悩みました」

背中を押したのは、親からの「まだ若いのだから、挑戦できるうちは満足するまでやってみたら?」という言葉。高校卒業後も本業としてアイドル活動を続ける選択をした。しかし、学生生活が終了した分、空き時間が増えたという。

「家にいる時間が長くなり、いろいろと考えることも多くなりました。自分でアイドルを続けると決めたのに、生活面でも経済面でも親に頼って心配をかけている。それに、OS☆Uでも中堅になり、ポジションに悩むことも増えました。そんな状況になり、気持ちや環境をリセットして、自分が本当にやりたいことを見つめ直すために、一人暮らしを決意したんです」

電気代9000円!? 毎日が社会勉強の連続

寝る時はふとん派。「スペースがないのもあるけど、まだ家具を買いそろえる余裕がないんです」と斉藤さん

寝る時はふとん派。「スペースがないのもあるけど、まだ家具を買いそろえる余裕がないんです」と斉藤さん

斉藤さんが所属する派生ユニット「まねきねこ from OS☆U」にちなんで招き猫を集めている

斉藤さんが所属する派生ユニット「まねきねこ from OS☆U」にちなんで招き猫を集めている

一人暮らし歴は約1年。初めて選んだ部屋は、築29年のマンションの1Kだ。角部屋で高層階なのが気に入っている。
「防犯上、1階は避けたかった。角部屋は偶然だったけど、レコーディング前とかに歌の練習ができて便利です。実家では、あまり歌ったりできなかったので。あとは、収納が多いのもお気に入り。洋服や衣装、見せたくない物はクローゼットにしまっています」

確かに、20歳の女子の部屋にしては、かなり物が少ない。フローリングがこげ茶なこともあって、全体にシックな印象を与えている。

「元々、色が強いものよりも、茶やモノトーンが好きなんです。お姫様のような内装は落ち着かないかな。色でいえば、ファンの方は私のイメージカラーである青が入ったプレゼントをくれるので、この部屋では青が目立っているかも」

担当カラーである青色の物を贈られることも多く「自分でも自然と青いインテリアや小物を選ぶようになった」という斉藤さん

担当カラーである青色の物を贈られることも多く「自分でも自然と青いインテリアや小物を選ぶようになった」という斉藤さん

斉藤さんの部屋には誕生日祝いにもらったボードも飾られている

斉藤さんの部屋には誕生日祝いにもらったボードも飾られている

一人暮らしを始めて、ファンからは「しっかりしてきたね」と言われるが、メンバーからは「主婦みたいになった」とからかわれることも。

「洗剤買って帰らなきゃ、とか言ってるからかな(笑)。あと、節約するようにもなったし。実家暮らしの時は全く意識しなかったけど、今年の冬は電気代がやばかったんです。9000円ですよ! それからはエアコンを使いすぎないように、湯たんぽを購入。レシピ本を買って自炊も始めました」

レシピ本を読んで日々料理も研究しているという斉藤さん

レシピ本を読んで日々料理も研究しているという斉藤さん

他にも、事務所まで自転車で通ったり、食材はまとめ買いして冷凍したりと、節約には余念がない。
「電気代の件もそうですが、高校からアイドル活動をしていたので、あまり社会常識がありませんでした。一人暮らしをすることで身に付けていますね」

それ以外で、一人暮らしを始めて良かったことは?
「いろいろな挑戦をする第一歩になったと思います。例えばギター。まだ全然練習できていないけど、実家では家族に迷惑がかかるから、やってみようとも思わなかった。他にも、表現力を高めるために、DVDでいろいろなライブを観るとか。実家と違って自分がやりたい時にやりたいことができるので、気になったことにはすぐチャレンジができます」

一人暮らしを始めたことで、自分を見つめ直し、本当にやりたいことを考えられたという斉藤さん。その上で「好きな曲をソロで歌ってみたいという夢もある。モデルにも挑戦してみたい」という目標も持つ。未来を語るその口調は淀みなく、つい最近まで悩んでいたことを微塵も感じさせない。

初めての一人暮らしは、将来に悩み揺れ動いていた少女を、少しだけ大人にしたようだ。

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文=林田孝司
写真=阿部昌也
撮影協力=亜細亜坊 大須観音通本店

※「CHINTAI2017年7月号」の記事をWEB用に再編集し掲載しています
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