家で焼肉。消臭は「食べる前」も肝心!? 部屋に残る臭い対策とは
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部屋で焼肉をする時、気になるのが臭い……!

自宅でも思いっきり焼肉を楽しみたい! しかし、そこで問題となるのが焼肉後に残る強烈な臭いだ。市販の消臭スプレーだけでは対処できず、ひどい時は数日間残った臭いに悩まされることも……。
そこで今回は、簡単にできる焼肉の臭い対策を「焼肉を始める前」「焼肉を食べている時」「焼肉を終えた時」の3つのシーンに分けて紹介する。
【家で焼肉】始める前に行う臭い対策
部屋にこもる焼肉の臭いを抑えるためには、食べている時や食べた後に対策をするだけでなく、食べる前からの準備も必要だ。ここでは下準備としてすべきことを2つお伝えする。焼肉を存分に楽しむために、以下の手間を欠かさないようにしよう。
換気扇&窓開放で空気の通り道を作ろう!
ホットプレートで焼きながら食べる場合、煙が多く出るため、換気扇だけでは換気が追いつかない。その煙が壁紙や衣類についてしまうと、嫌な臭いが長期間残ってしまうようになる。換気扇のスイッチを入れ、さらに窓開けて空気を通しやすくし、部屋に臭いがこもらないようにしよう。
動かせない家具には新聞紙を

臭い残りの元凶の1つは、油の混じった煙「油煙」。この油煙が部屋中に飛び散り、天井や家具、カーテンなどに染みついて、焼肉が終わった後でも特有の油臭さを発するのだ。ソファなど動かすことが難しい大型家具には、あらかじめ新聞紙をかけて油の臭いを防ぐようにしよう。
【家で焼肉】食べる際にできる臭い対策
準備が整ったら、いざ焼肉開始! しかし楽しい焼肉の最中にも、ちょっとした工夫で嫌な臭いを抑えることができる。
脂の多すぎない肉を選ぼう

肉に脂が乗っていればいるほど、油煙は発生しやすくなるもの。脂の多いホルモン系は、お店やアウトドアの時に楽しむとして、自宅で行う時はなるべく脂の少ない肉を選ぼう。
好みにもよるが、臭いを抑えたいならタン塩やヒレ肉などを多めに用意するとよいだろう。
焼肉のたれは、食べる時につけるべし!
たれに漬け込まれた肉は元から味がついていて便利だが、焼いている時にたれがプレートに焦げ付くことで、嫌な臭いのもとになってしまう。塩やコショウで軽く下味をつけて焼き、食べる時にたれをつけるようにしよう。少しの手間を加えることで、臭いのもとを断つことができる。
【家で焼肉】食べた後にすべき臭い対策
いざ臭いが気になるタイミングといえば、焼肉が終わって一段落ついた頃だろう。ゴミを捨てに行ったり、外の空気を吸って帰ってきたりした後に、部屋に染みついた焼肉の臭いに気づく人も多いはず。以下の3つの対策をすると効率よく臭いを除去できるので、順番に試してみよう。
濡れたタオルを振り回す
臭いの成分は水に溶けやすく、かつ、吸収しやすい性質があるといわれている。その性質を利用し、水で濡らしたタオルを空中で振り回せば、煙や臭いを吸収してくれる。
もちろん、タオルを振り回す時は周りに家具などが置いていないかどうか確認するようにしよう。なお、一ヶ所だけではなく、部屋全体で行うと効果があらわれやすい。
床や壁を水拭きしよう

水に溶けやすい臭いの成分には、水拭きも効果的。床、壁以外にも、油が飛び散っていそうなテーブルやイスなどの家具も拭いておこう。油のベタつきがひどい場合は、少量の中性洗剤を水に加えると◎。
茶葉をフライパンで炒る
茶葉を加熱することによって生じるカテキンいう成分には、臭いのもとを抑える効果がある。フライパン(鍋でも可)に少量の茶葉を入れて弱火にかけ、煙が出てきたら火を止める。後はフライパンを持ち歩いて、部屋に煙を行き渡らせるだけ。日本茶をはじめ、紅茶やウーロン茶でもOK。使い終わった茶葉は、布袋に入れて靴箱などの消臭剤としても再利用できるので一石二鳥だ。
このようなちょっとした手間で、臭い残りはグッと少なくなる。気兼ねなく焼肉を楽しみたいという方は、事前に好きな茶葉を用意しておくとよいだろう。
家で焼肉を楽しむなら、食べる前・最中・後にそれぞれ臭い対策を!
家に友達や知人を招いて行う焼肉パーティーは魅力たっぷりだが、焼肉を終えた後に部屋に残る臭いには悩まされがちだ。しっかり除去しておかないと、部屋で快適に過ごせなくなってしまう。
換気を行ったり、用意する肉の種類を工夫したりするなど、簡単にできる対策はたくさんある。自分の部屋で焼肉を思う存分楽しみたいという方は、今回紹介した方法を試してみてはいかがだろうか。
(田村里佳+ノオト)
2021年8月加筆=CHINTAI情報局編集部
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