【保存版】U-NEXTで観るべきおすすめ映画・人気作20選!映画好きにうれしいシステムとは?
動画配信サービス「U-NEXT」のおすすめ映画を紹介!
動画配信サービスの「U-NEXT(ユーネクスト)」。
作品数の多さを特徴とする「U-NEXT」で特におすすめの映画20作品を、映画ライターが解説する。
現在「Netflix」「Hulu」「Amazonプライムビデオ」など数多くの配信サービスが提供されている中から、「U-NEXT」の特徴、メリット・デメリットも紹介していく。
「U-NEXT」の特徴(メリットとデメリット)

「U-NEXT」のメリット1:圧倒的な作品数の多さと豊富なラインアップ
「U-NEXT」の総動画配信本数は20万本超え。「Hulu」の6万本以上、「FOD」の約2万本など、国内の定額制配信サービスの中で堂々第1位の見放題作品数である(2019年11月時点)。アニメやドラマが充実している他、映画は往年の名作クラシックやマニアックなインディーズ作品まで、他の配信サービスにはないラインアップが揃っている。
U-NEXTのメリット2:“ポイント鑑賞”なら最新作も追加料金なし!
レンタル開始されたばかりの最新作も、毎月付与されるポイントを使うことで追加料金なしで観ることができる。
「U-NEXT」では、動画に大きく分けて“見放題”と“ポイント鑑賞”の2種類がある。前者は「Netflix」や「Hulu」などと同じく月額料金さえ払えばいくらでも見ることができるが、後者は毎月付与されるポイントを消費して観る形になる(“ポイント鑑賞”の作品には右上に“P”のマークがある)。
“ポイント鑑賞”の作品の多くはレンタル開始から間もない新作で、おおむね330円〜550円の価格設定がされており、1ポイント=1円として保有ポイントを使用できる。毎月付与されるのは1200ポイントであるため、月ごとに2本以上の“ポイント鑑賞”の作品が観られる計算となる。保有ポイントを使い切らなければ、新作も追加料金なしで観ることができるのだ。
「Netflix」や「Hulu」などの見放題オンリーの配信サービスでは、「劇場公開された新作の追加が遅い」「いつ追加されるのかがわかりづらい」というデメリットがある(「Amazonプライムビデオ」ではレンタルや購入での新作の鑑賞が可能だが、月額料金とは別に追加料金が必要となる)。
しかし、「U-NEXT」ではレンタル開始されたばかりの新作を、毎月2本は追加料金なしで観ることができるのだ。「話題作や人気作をいち早く観たい!」という方には特におすすめできる配信サービスと言えるだろう。ちなみに、ポイントは映画館での引換クーポンの発行や映画チケットの購入にも利用できるので、劇場でも映画を観たい方にも嬉しいだろう。
2020年7月上旬現在、ポイント鑑賞のラインアップに入った話題の新作には『ミッドサマー』(2019)『天気の子』(2019)『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』(2020)などがある。見放題の作品と合わせて、ぜひ楽しんでほしい。
U-NEXTのメリット3:雑誌をはじめとした本も楽しめる
映画・動画に限らず、雑誌70誌以上が読み放題のほか、ポイントを使ってマンガやライトノベルなどの本も読むことができる。
U-NEXTのメリット4:配信サービスのベーシックな機能は完備
家族で使える最大4つのアカウントが作成可能、端末に作品をダウンロードすればWi-Fiのないところでも作品を視聴できるなど、ストレスなく、最大限にサービスを楽しむための機能が一通り揃っている。
U-NEXTのメリット5:親切な作品解説
また、作品のページにはスタッフやキャストの詳細な情報、ストーリー(あらすじ)が記載されている他、作品の魅力を簡潔に知ることができる“見どころ”や“ここがポイント!”も読むことができる。自分に合う作品かどうか、どういう内容なのかを気軽に知ることができるのである。
「U-NEXT」のデメリット
月額料金がやや高め。
「U-NEXT」のデメリットとして、月額料金の高さがある。2,189円(税込)は、他の配信サービスに比べて2倍以上の価格である。
参考として、「Amazonプライムビデオ」は月額500円(年会費4,900円)、「Netflix」のベーシックプランは864円、「Hulu」は1,026円である(いずれも税込)。この価格差に、上記に挙げたメリット以上のバリューがあるかを吟味して選んだほうがいいだろう。
なお、「U-NEXT」では31日間無料トライアルが実施中(2020年7月上旬現在)。自分の好きな作品、観たかった作品を確認した上で、サービスを継続するか否かを決めてみるのもおすすめだ。
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「U-NEXT」なら見放題!なおすすめ20作品
ここから、「U-NEXT」に加入したらぜひ観てほしい、おすすめの映画20作品を紹介していく。
いずれも、2020年7月現在は「Netflix」、「Hulu」、「Amazonプライムビデオ」では見放題ではない映画を選出した(「Amazonプライムビデオ」でのレンタル・購入での視聴が可能な作品も含んでいる)。
配信作品に関しては最新の情報と異なる場合があるので、詳しくは公式ページで確認してほしい。
このページで紹介している作品10作
・『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』(2016)
・『ロープ 戦場の生命線』(2015)
・『カランコエの花』(2018)
・『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(ディスタンス)』(1995)
・『ムーラン・ルージュ』(2001)
・『レクイエム・フォー・ドリーム』(2000)
・『何がジェーンに起こったか?』(1962)
・『愚行録』(2017)
・『タワーリング・インフェルノ』(1974)
・『ポセイドン・アドベンチャー』(1972)
「U-NEXT」のおすすめ映画:“独占見放題”からの3作品
「U-NEXT」では“独占見放題”と銘打たれた作品もカテゴライズされている。まずは、その中から特におすすめの3作品を紹介しよう。
洋画カテゴリー・独占見放題一覧はこちら
邦画カテゴリー・独占見放題一覧はこちら
「U-NEXT」のおすすめ映画1:『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』(2016)
実在のカナダの画家、モード・ルイスの伝記映画だ。
幼い頃から重度のリウマチを患っていたモードは、家政婦募集の広告を見て、ほとんど押しかけるような形で無骨な男と一緒に暮らすことになる。
ある日、お客がモードの描いた絵を見てその才能に気づき、その絵が評判を呼ぶようになっていくのだ。
これは、ストレートな夫婦愛を描いた作品だ。夫との出会いは最悪だったのだが、その無骨を通り越して傍若無人な性格の夫にも、優しさがあることが次第にわかっていく。
狭い家の中でも次第に気持ちを共有させていき、やがて結婚するまでのもどかしくも微笑ましい心理描写、終盤に明かされるとある真相に至るまで、すべてが丁寧に描かれている。
最後には、誰もがこの夫婦の幸せを願いたくなるだろう。
あたたかく、静かなラブストーリーを求める方におすすめだ。
『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』の情報
監督:アシュリング・ウォルシュ
出演:サリー・ホーキンス、イーサン・ホーク ほか
2016年、115分
「U-NEXT」のおすすめ映画2:『ロープ 戦場の生命線』(2015)
紛争地帯で人々を救うため奔走する、国際援助活動家たちの姿を追ったドラマだ。
ある村で井戸に死体が投げ込まれ生活用水が汚染されてしまったため、引き上げるための1本のロープを手に入れようとするのだが、その道中には武装集団がいたり、地雷が埋め込まれた危険地帯もあるのだった……。
戦争を題材とした映画ながら戦争そのものは見せない、たった1本のロープのためにあちこちをたらい回しにされるという内容だ。
「人のためになりたいのに余計なことに邪魔をされる」「理不尽なことに振り回されてしまう」という、ある意味でサラリーマンのような主人公たちの姿は、日本人でも感情移入がしやすいだろう。
取り返しのつかない悲劇を描きながらも、クスクス笑えるユーモアが随所に盛り込まれており、皮肉たっぷりなラストまで軽妙に駆け抜ける、隠れた秀作である。
『ロープ 戦場の生命線』の情報
監督:フェルナンド・レオン・デ・アラノア
出演:ベニチオ・デル・トロ、ティム・ロビンス ほか
2015年、105分
「U-NEXT」のおすすめ映画3:『カランコエの花』(2018)
高校の2年生のクラスで唐突に「LGBTについて」の授業が行われ、それをきっかけにクラス内に「LGBTの当事者がいるのではないか?」という噂が広まる様を描いた短編インディーズ映画だ。
演出が時に台本なしの“即興”で行われたこともあって、若き俳優たちの演技が極めて自然に見えるのが素晴らしい。
現在は売れっ子になった今田美桜が映画初主演を務めた作品でもある。
思春期らしい葛藤、無意識下に持っていた差別意識が残酷なまでにあらわになっていく過程に、胸の苦しさを覚える方は多いだろう。
LGBT(Q+)だけにとどまらない、普遍的な差別や偏見における“過剰な配慮”を描き出す物語には、大人にこそ気づけることがあるはずだ。
作品の構造が「もう一度観たくなる」ものになっているのも見事。上映時間は39分と短いので、まずは観てほしい。
『カランコエの花』の情報
監督:中川駿
出演:今田美桜、石本径代 ほか
2018年、39分
「U-NEXT」のおすすめ映画:切ないビターテイストのラブストーリー映画2選
ここからは、ジャンルごとにおすすめの映画を紹介していく。いずれもポイントを消費せずに楽しめる、見放題の作品である。
ラブストーリー好きにぜひおすすめしたい、男女の出会いからお互いに惹かれ合う過程が幸せに溢れ、切なさも同居している、ビターテイストの作品だ。
「U-NEXT」のおすすめ映画4:『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(ディスタンス)』(1995)
列車の中で出会った若い男女がウィーンで途中下車し、14時間だけという約束で一緒に過ごすことなる……というラブストーリー。
ほとんどが哲学的な、または何てことはない普通の会話のやり取りだけで展開するのだが、不思議と退屈することがない。
少し前は他人だった2人が、相手の心理を探り合いながら心の距離を縮めていくという過程は時にスリリングで、ウイーンの美しい光景も相まって観光気分も楽しめる内容なのだ。
なお、「U-NEXT」では続編の『ビフォア・サンセット』(2004)および『ビフォア・ミッドナイト』(2013)も鑑賞できる。
カップルの“その9年後”の姿を見せていくこのシリーズは、実際に9年ごとに作られていて、主演のイーサン・ホークとジュリー・デルピーもリアルに9年の年を重ねているという、現実と映画がシンクロしているような構造がある。
『ビフォア・ミッドナイト』では、出会った頃の幸せな雰囲気とは正反対の、“倦怠期”に差し掛かった夫婦のやり取りが残酷なまでに描かれていたりもするのだが、それもまた共感しながら楽しめるだろう。
『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(ディスタンス)』の情報
監督:リチャード・リンクレイター
出演:イーサン・ホーク、ジュリー・デルピー ほか
1995年、101分
「U-NEXT」のおすすめ映画5:『ムーラン・ルージュ』(2001)
パリのキャバレーを舞台に、恋愛経験がないのに自由と愛の物語を書こうとしている作家志望の青年と、花形スターの女性の恋模様を描いたミュージカル映画だ。
その特徴を端的に述べるなら「豪華絢爛!」と「超有名曲のつるべ打ち!」。
ゴージャスな衣装とセット、目まぐるしく場面転換する演出にはずっと目が釘付けになる。
そしてビートルズ、エルトン・ジョン、マドンナ、ニルヴァーナなど、日本人にも聞き馴染みのある20世紀を代表するポップナンバーが贅沢に使われているのだ。
物語はある勘違いから始まり、やがて「夢と恋愛のどちらを優先するべきか」の選択を迫られるという、コミカルながら感情移入しやすい作品。
「人がこの世で知る最高の幸せ、それは誰かを愛し、その人から愛されること」というメッセージをてらいなく、そして真に迫るものとして描いているのも素敵だ。
ニコール・キッドマンとユアン・マクレガーによる吹き替えなしの歌唱も神がかり。近年の『ラ・ラ・ランド』(2016)や『グレイトストショーマン』(2017)などでミュージカル映画の魅力に目覚めた方にも、ぜひ観てほしい。
『ムーラン・ルージュ』の情報
監督:フレッド・バロン、マーティン・ブラウン、バズ・ラーマン
出演:ニコール・キッドマン、ユアン・マクレガー ほか
2001年、127分
「U-NEXT」のおすすめ映画6:人間の闇を描いた暗黒映画3選
ここで紹介するのは、良い意味でイヤな気分になれる映画3本。
楽しく明るい内容を求める方には全くおすすめできないが、人間の闇を皮肉的かつ痛烈に描いた作品を求める方には、ぜひ観ていただきたい。
「U-NEXT」のおすすめ映画6:『レクイエム・フォー・ドリーム』(2000)
『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(2000)や『リリイ・シュシュのすべて』(2001)と並び、「観た後に落ち込む鬱映画」と語られることが多い作品だ。
麻薬に溺れている青年、恋人と共に麻薬に手を出してしまった女性、同じく麻薬に染まっていく友人、そして孤独な未亡人という、4人のキャラクターに起こる悲劇をザッピングしながら見せていく。
悪い方向にしか向かわない物語が用意周到に組み立てられており、畳み掛けるような怒涛のクライマックスは圧巻だ。
さらに悲劇的なのは、キャラクターそれぞれが何ら特別ではない(麻薬に手を出さなければ)普通の人物だったということ。
そのため観客は劇中の誰かの共通点を見出すことができ、「自分もこうなってもおかしくない」とさらにゾッとできるのだ。
誰にでも起こり得る身の破滅の一部始終を目撃することで、「こうならない」ためのヒントをもらう、という意義は大きい。
少なくとも「絶対に麻薬はやらない!」という決意を新たにできることだろう。なお、直接的な性描写も含んでいるので注意してほしい。
『レクイエム・フォー・ドリーム』の情報
監督:ダーレン・アロノフスキー
出演:エレン・バースティン、ジャレッド・レト ほか
2000年、101分
「U-NEXT」のおすすめ映画7:『何がジェーンに起こったか?』(1962)
「U-NEXT」では他の配信サービスにはない、モノクロームのクラシック映画も多くラインアップされている。
『情婦』(1957)『奇跡の人』(1962)『用心棒』(1961)などの今なお色褪せない名作はもちろんだが、この『何がジェーンに起こったか?』もサスペンスの金字塔として、ぜひ知ってほしい。
歌手の和田アキ子が、オールタイムベストに選んでいる作品でもある。
物語は、事故で半身不随になってしまった姉を、かつての子役スターだった妹が世話……というよりも『ミザリー』(1990)のように監禁するというもの。
愛憎入り交じる心理、常軌を逸している妹から命からがら脱出しようとするサスペンスなどは、エンターテインメントして存分に面白い。
そして、一言では言いあわらせない、とんでもなく複雑な感情が表出するラストシーン……並みのホラー映画よりもよっぽど恐ろしい内容に打ちのめされる方は、きっと多いことだろう。
『何がジェーンに起こったか?』の情報
監督:ロバート・アルドリッチ
出演:ベティ・デイヴィス、ジョーン・クロフォード ほか
1962年、133分
「U-NEXT」のおすすめ映画8:『愚行録』(2017)
エリートサラリーマン一家の殺人事件をめぐる、過去の“愚行”が次々と明かされるというミステリーだ。
“要領の良い人間”の嫌らしい面をこれでもかと描き、そうではない人間は利用されたり搾取の限りを尽くされる様は最悪の一言(良い意味で)。徹頭徹尾良い気分になれるところは皆無(良い意味で)、やがて明かされる真相も心の底から落ち込ませてくれる(良い意味で)。
秀逸なのは冒頭のバスのシーンだ。
そのバスの中で何が起こっているか、よく観察すればするほど、物語の本質を理解できるだろう。
輝かしく見えるものにも、良い面ばかりではないという覚悟ができ、人間関係について十分な考えを巡らせるきっかけになる。
こうして“反面教師”として学べる映画も、やはり必要だ。
『愚行録』の情報
監督:石川慶
出演:妻夫木聡、満島ひかり ほか
2017年、120分
「U-NEXT」のおすすめ映画:名作パニック映画2選
単純に「ハラハラドキドキしたい!」という方におすすめの、名作パニック映画の2本も紹介しておこう。
どちらも今のように映像技術が発展しない時代だからこその、作り手の工夫の数々も含めて楽しめる内容だ。
「U-NEXT」のおすすめ映画9:『タワーリング・インフェルノ』(1974)
超高層ビルの火災という大惨事に直面した人々を描く、パニック映画の最高傑作の呼び声も高い作品だ。
上映時間は2時間44分と長めであるが、炎の恐ろしさ、大小様々なハラハラするトラブル、そしてクライマックスの大仕掛けと、あの手のこの手を尽くす”全部のせ”ぶりには、「娯楽映画かくあるべし」と圧倒された。
善良な一般市民だけでなく「自分たちの命が助かればいい」なエゴ丸出しのキャラクター、これから起こり得る災害に危機感のない権力者、はたまたこの事態の責任を感じている技術者など、現代に通じる多様な人間模様も、リアルに映ることだろう。
驚くべきなのは、ラストで主人公が口にする一言。これが2011年のワールドトレードセンターへのテロ、そして崩壊を“予言”しているかのようにも聞こえるのだ。
『タワーリング・インフェルノ』の情報
監督:ジョン・ギラーミン、アーウィン・アレン
出演:スティーヴ・マックィーン、ポール・ニューマン ほか
1974年、164分
「U-NEXT」のおすすめ映画10:『ポセイドン・アドベンチャー』(1972)
大津波により転覆してしまった豪華客船からの脱出するというシンプルなストーリー。
文字通り“天地がひっくり返った”セットは視覚的にも面白い。現代のパニック映画にも脈々と受け継がれている「抜け出すためには水中に潜らなければならない」「誰が助かるのか最後までわからない」といったサスペンス要素に存分にハラハラできる。
脱出劇に並行して豊かな人間模様も展開し、全方位的に完成度の高い作品だ。
主人公が「神は自分の中にいる」と考えている牧師であるということも重要なポイント。
聖書者でありながら、苦しい時こそ神頼みをしない、型破りな思想を持っている主人公が乗客を先導していく。
その様子には「自分自身の力で立ち向かう」意志が感じられる一方で、宗教そのものや何かにすがって生きている人にも光を当てている。
“信仰”の意義を問い直している寓話としても、興味深く観られるだろう。
『ポセイドン・アドベンチャー』の情報
監督:ロナルド・ニーム
出演:ジーン・ハックマン、アーネスト・ボーグナイン ほか
1972年、117分
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「U-NEXT」なら見放題!なおすすめ20作品
この記事では「U-NEXT」に加入したらぜひ観てほしい、おすすめの映画20作品を紹介する。
いずれも、2020年7月現在は「Netflix」、「Hulu」、「Amazonプライムビデオ」では見放題ではない映画を選出した(「Amazonプライムビデオ」でのレンタル・購入での視聴が可能な作品も含んでいる)。
このページで紹介している作品10作
・『ガタカ』(1997)
・『クロニクル』(2012)
・『CUBE』(1997)
・『ミッション:8ミニッツ』(2011)
・『リベリオン』(2002)
・『アジョシ』(2011)
・『ザ・レイド』(2011)
・『劇場版 マジンガーZ/INFINITY』(2018)
・『ルパン三世 カリオストロの城』(1979)
・『父を探して』(2013)
「U-NEXT」のおすすめ映画:SFドラマ映画5選
ここで紹介するのは、人間ドラマを主軸としたSF映画2本。どちらも現実の問題に通ずる、現実で生きるためのヒントも得られる優れた作品だ。
「U-NEXT」のおすすめ映画11:『ガタカ』(1997)
遺伝子操作で優秀な子どもが生まれ、寿命すら判明してしまう近未来。
主人公は生まれた瞬間に「心臓病で推定寿命30才」と短命の宣告を受けた上に、“能力の劣る人間”として診断されてしまうがのだが、最も実現が困難だといえる、「宇宙飛行士になる」という夢を叶えようとする。
人間の可能性を(遺伝子レベルで)切り捨てようとする社会の構図は、SFの設定だけでなくとも、現在の世の中でも大なり小なりありふれているものではないか。
どれだけ「お前には無理だ」と言われようとも、幾度となく壁にぶつかっても、ひたむきに夢に向かう主人公の姿には、きっと勇気付けられる方が多いだろう。
協力者として登場する類まれな優れた遺伝子を持ち、事故で車椅子生活を余儀なくされた青年も重要な存在だ。
彼は主人公と対照的に“完璧であること”を世間に求められ、それが重責になっていた。
苦しみを抱えた彼らがどのように出会い、どのような成長を果たし、何を得るのか。全ての人に通じるメッセージを投げかけた、感動の結末までぜひ見届けてほしい。
『ガタカ』の情報
監督:アンドリュー・ニコル
出演:イーサン・ホーク、ユマ・サーマン ほか
1997年、107分
「U-NEXT」のおすすめ映画12:『クロニクル』(2012)
3人の高校生が、突如としてスーパーヒーローのような超能力を手にしてしまったことから始まる物語。
何よりの魅力は、思春期ならではの鬱屈した心理が丁寧に描かれていること。
何気ないセリフそれぞれが二度とは戻ってこない青春の輝きをあらわし、それが取り返しのつかない悲劇につながり、切なくも見事に帰着するラストに至っては、もう号泣もの。
SFという枠に囚われることなく、切ない青春物語を観たい方にこそおすすめだ。
また、全編がビデオで撮影した主観映像で展開する、いわゆる“P.O.V”の方式がうまく生かされている。
登場人物は時にカメラに向かって胸の内を語り、時にはカメラそのものに嫌悪感や憤りを向けてしゃべることがある。
観客と劇中の登場人物の“距離感の近さ”が、さらなる感情移入につながっている。また、日本のアニメ映画『AKIRA』(1988)に強く影響を受けている作品で、強大な力を得て暴走する少年と、それを止めようとする友人という構図などに共通点を見出せるだろう。
『クロニクル』の情報
監督:ジョシュ・トランク
出演:デイン・デハーン、アレックス・ラッセル ほか
2012年、84分
「U-NEXT」のおすすめ映画:SFアクションサスペンス映画3選
ここからはSFのジャンルの中から、特にアクションおよびサスペンスに比重を置いた作品を紹介する。
いずれもダークな作風であるが、エンターテインメント性が抜群でグイグイと惹き込まれる内容だ。
「U-NEXT」のおすすめ映画13:『CUBE』(1997)
謎の立方体の中に閉じ込められた6人の男女が脱出を図るというサスペンスだ。
その立方体は集合体になっているようで、部屋の6面それぞれにハッチがあり別の立方体へと移動することができるが、容赦のない殺人トラップも仕掛けられている。
知恵と体力を駆使してゴールを見つけ出す過程はゲーム的な面白さに満ちており、それぞれが独自の”才能”を持つクセの強い登場人物も魅力的に描かれている。
トラップの恐怖だけでなく、閉鎖空間に閉じ込められた人間の心理、特に絶望やエゴも存分に示されている。
あり得ないシチュエーションだが、社会の縮図に対する比喩とも解釈できるだろう。
我々は巨大な社会のシステムの中にいて、個々人の才能や努力で前に進むことはできるが、それでも敵わない“理不尽さ”や“不条理”に翻弄されてしまう。
「運命とは誰にも計り知れないものである」という普遍的な事実も突きつけられたかのようだった。なお、冒頭にかなりショッキングな残酷シーンがあるので、覚悟してから観てほしい。
『CUBE』の情報
監督:ヴィンチェンゾ・ナタリ
出演:モーリス・ディーン・ウィン、ニコール・デ・ボア ほか
1997年、90分
「U-NEXT」のおすすめ映画14:『ミッション:8ミニッツ』(2011)
目を覚ますと、そこは見知らぬ通勤列車。周りの人間に見覚えがないのはもちろん、なぜ列車に乗っているのかもわからない。
そして8分間が経過すると、列車が大爆発を起こして乗客が全員死亡してしまう……という衝撃的なオープニングから幕を開ける物語だ。
いわゆる“ループもの”の作品の1つであり、同じ時間を繰り返す中で爆弾および犯人を見つけ出そうと奮闘し、少しずつ真相に迫っていく過程は掛け値無しに面白い。
その同じ時間を繰り返すループものの設定をもって提示されているのは「限りある時間の中で何を大切にして生きるか」という、普遍的なメッセージ。
絶望的な状況に追い込まれても、あの手この手を尽くして、やがて希望を見つけ出そうとする主人公の姿から、勇気をもらえる人は多いだろう。
さりげない伏線が張り巡らされ、そして圧巻のクライマックスに感動できる、全方位的に完成度の高い作品だ。
『ミッション:8ミニッツ』の情報
監督:ダンカン・ジョーンズ
出演:ジェイク・ギレンホール、ミシェル・モナハン ほか
2011年、92分
「U-NEXT」のおすすめ映画15:『リベリオン』(2002)
この映画を語るのであれば、劇中の格闘術“ガン=カタ”に触れないわけにはいかない。
何しろ、本来は遠距離用の武器のはずの銃を、近接武器としての攻防にも利用するのだ。東洋武術を取り入れた格闘と、2挺拳銃を重ね合わせたケレン味たっぷりのアクションが、全ての男の子ゴコロをくすぐりまくったのは当然のこと。
劇中でガン=カタが披露される時間はわずかだが、物語の“タメ”が極限に迫った、“ここぞ”という時に繰り出してくれるので、爽快感が半端ではない。
物語の舞台は第三次世界大戦後であり、二度と戦争を起こさないために“感情を持つことを禁じた社会”が築かれているという(ちょっとツッコミどころもある)設定も面白い。
スタリッシュなアクションや、ディストピア的世界観などで『マトリックス』(1999)と比較されることが多い作品ではあるが、十分なオリジナリティも担保されているのだ。
主人公が反抗心に目覚めていく過程もドラマティックに描かれており、痛快なラストシーンまで存分に楽しめるだろう。
『リベリオン』の情報
監督:カート・ウィマー
出演:クリスチャン・ベイル、エミリー・ワトソン ほか
2002年、107分
「U-NEXT」のおすすめ映画:壮絶バイオレンス!アクション映画2選
バイオレンスなシーンがあるアクション映画も2本紹介しておこう。
どちらもR15+指定がされているが、残酷描写こそが重要な意味を持つ、わかりやすいエンターテインメント性も存分な作品だ。
「U-NEXT」のおすすめ映画16:『アジョシ』(2011)
韓国で630万人を動員し、日本でも熱狂的な支持を得た韓国映画だ。
メインのストーリーラインは「組織にさらわれた少女を助けにいく」とシンプル。
主人公、犯罪組織、警察側それぞれのキャラクターが魅力的に描かれ、少女の行方を捜す過程はミステリーとしても練られており、何気ない台詞や表情にも伏線が仕込まれていると、堅実な内容となっている。
何より、主人公を演じた俳優ウォンビンの良い男っぷりと、その恵まれた肉体から繰り出される格闘術が凄まじい。
憂いを帯びた表情と純粋な眼差しの瞳、それらとギャップのある血みどろのバイオレンスアクションは、スピーディで迫力満点であると同時に、暴力に身を投じるしかなかった主人公の哀しみも示されている。
韓国映画のクオリティの高さを知る目的でも、ぜひ観てほしい1本だ。
『アジョシ』の情報
監督:イ・ジョンボム
出演:ウォンビン、キム・セロン
2011年、119分
「U-NEXT」のおすすめ映画17:『ザ・レイド』(2011)
舞台は麻薬王が支配した高層ビル。ギャングや殺し屋、ドラッグの売人の巣窟と化したその場所に、SWATチームが潜入。
以降はビルの中だけで命がけのバトルがぶっ続くという、これまたシンプルな内容のインドネシア映画だ。
本作で主人公や敵たちが繰り出すのは“シラット”と呼ばれる格闘技。
ナタを持った相手に素手で挑み、時には相手の武器を奪って戦うなど、全身およびあらゆる武器を使ったアクションの応酬に目が釘付けになるだろう。
全編の8割がアクションで占められている内容であるが、最小限ながらしっかりしたドラマも紡がれている。
主人公が最初に告げた意味深な言葉は、後で「そういう意味だったのか」と気づけるようになっており、彼が危険な任務に挑む理由、その矜持も十分に伝わるようになっているのだ。
中盤の「階をまたいで追いかけるカメラワーク」は圧巻。低予算をものともせず、アイデアと努力により「観たことがないアクション映画」を作り上げた快作だ。
『ザ・レイド』の情報
監督:ギャレス・エヴァンス
出演:イコ・ウワイス、ヤヤン・ルヒアン ほか
2011年、100分
「U-NEXT」のおすすめ映画:オトナこそが感動できるアニメ映画3選
最後に紹介するのは、オトナこそが真に感動できる奥深さを備えたアニメ映画の3本だ。
いずれも子供も楽しめる作品なので、親子で観てみるのもいいだろう。
「U-NEXT」のおすすめ映画18:『劇場版 マジンガーZ/INFINITY』(2018)
ご存知、1970年代に一世を風靡したテレビアニメ『マジンガーZ』を現代に蘇らせた作品だ。
スピーディーに展開する熱い物語、ヒロインの可愛らしさや各キャラクターの魅力、「技名を叫びながら必殺技を放つ」カッコ良さなど、かつての日本のロボットアニメにあった楽しさと面白さが詰め込まれているので、『マジンガーZ』を全く知らないという人でも楽しめるだろう。
往年のファンに向けてのサービスも満載であり、おなじみの悪役が大活躍してくれることはもちろん、ファンだけがわかる“小ネタ”も仕込まれているも嬉しいポイント。
声優陣は森久保祥太郎、茅野愛衣、上坂すみれ、関俊彦、花江夏樹、高木渉、山口勝平、菊池正美、森田順平、島田敏、塩屋浩三、朴璐美、藤原啓治、石塚運昇などと超豪華。「『マジンガーZ』といえばこの人!」な水木一郎が新録した主題歌も披露されるのもたまらない。
意外な社会風刺も込められており、主人公が葛藤しながらも、正しい価値観を持ったヒーローとして立ち上がっていく姿も感動的だ。
『劇場版 マジンガーZ/INFINITY』の情報
監督:志水淳児
声の出演:森久保祥太郎、茅野愛衣 ほか
2018年、94分
「U-NEXT」のおすすめ映画19:『ルパン三世 カリオストロの城』(1979)
誰もが知る名作中の名作である『ルパン三世 カリオストロの城』を「U-NEXT」で観られるという事実を、とにかく訴えておきたい。
スタジオジブリ作品を配信しているサービスが日本国内には存在しない中、宮崎駿が監督を務めたこのアニメ映画を何度も楽しめるのだから。
その面白さを改めてあげるのであれば、「囚われの姫を救い出す」という明確な目的意識とヒロイックな活劇、「全力で大切な人を救う」物語の気持ち良さ、コミカルながら躍動感もたっぷりなアクションの見せ場などがあるだろう。
宮崎駿監督作品に通底している「守られるだけじゃない」ヒロイン像、ファンタジックな光景も美しく描かれている。ぜひ繰り返し観て、さらなる魅力を発見してほしい。
『ルパン三世 カリオストロの城』の情報
監督:宮崎駿
出演:山田康雄、小林清志 ほか
1979年、99分
「U-NEXT」のおすすめ映画20:『父を探して』(2013)
アカデミー賞の長編アニメーション部門にノミネートされていた、ブラジル製のアニメ映画。
最大の特徴は「全編セリフもテロップもなし」ということ。「少年が出稼ぎにでてしまった父親の行方を追う」シンプルなストーリーだが、映し出されるさまざまなものには何らかのメタファーが隠されているような奥深さも存分で、「言葉で語らない」からこその面白さがある作品なのだ。
クレヨン、色鉛筆、切り絵、油絵具などを使い分けた“手描き”の画はファンタジックで美しいのだが、一方で世界が急に真っ黒になるようなホラーめいた演出もある。
「過酷な労働が強いられる工場や村」や「無機質な都会」などは、長い独裁政権下にあったブラジルの歴史、もっと言えば“世界の縮図”も暗に示しているとも言える。
ちょっぴり怖い描写、浮遊感のある音楽、かわいい少年の旅路という要素が組み合わさった、唯一無二の魅力に溢れた作品だ。
『父を探して』の情報
監督:アレ・アブレウ
2013年、79分
※配信作品に関しては最新の情報と異なる場合があるので、詳しくは公式ページをご参照ください。
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