【2020年版】Netflix(ネットフリックス)のおすすめ映画30選! 今こそ観るべき作品を6つのジャンル別で紹介

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Netflixのおすすめ映画30選! 今こそ観るべき作品を6つのジャンルから紹介

この記事では、配信サービスでもっとも大手と言える「Netflix(ネットフリックス)」で観られる映画から、今だからこそお家で楽しんでほしい30作品を、6つのジャンルに分けつつ、たっぷりと紹介しよう。

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Netflixのおすすめ映画:世界で戦える日本の映画5選

最後に紹介するのは、卓越したドラマが紡がれた、世界レベルのクオリティを誇る5つの日本のドラマ映画。いずれも楽しいだけではない、暗く後ろ向きな感情も描かれている作品であるが、だからこそ現実を生きる希望も湧く作品である。

Netflixのおすすめ映画その26:『生きてるだけで、愛。』

同名小説の映画化作品で、その最大の特徴はヒロインだ。彼女は鬱病を患い、無職で引きこもり、しかも必要以上に眠り続けてしまう“過眠症”という、生活をすることも困難なキャラクター。彼女を演じた主演女優・趣里の演技が素晴らしく、特にアップで映した時の顔、その虚ろな瞳からは“絶望している”心境がありありと見えるほど。表情どころか身体のすべてを使い切ったかのような一世一代の演技には、もはや言語化が不可能と思えるほどの感動があった。

もう1人の主人公、ヒロインと同棲をする男を演じたのは、誰もがよく知る実力派俳優の菅田将暉。彼は毎日しっかり会社に行き、望まない仕事でも淡々とこなしているのだが、その反面で言いたいことを言えずに内面に隠している、無理をしてでも波風を立てないように日々を過ごす「とりあえず生きていくために仕事をしている」キャラクター。彼は全編でほぼ無表情の上に愛想もないのだが、社会における立ち位置、ヒロインとのやり取り、そしてクライマックスの“ある行動”は共感できるという方が多いだろう。社会に生きづらさを覚えている人にとっては救いになるであろう、”わかり合う”までの感涙のラストまで、ぜひ見届けてほしい。

『生きてるだけで、愛。』の情報

監督:関根光才、出演:趣里、菅田将暉、田中哲司ほか
2018年、1時間48分

Netflixで『生きてるだけで、愛。』を観る

Netflixのおすすめ映画その27:『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』

同名のマンガの実写映画化作品。主人公は吃音症のためクラスで上手く自己紹介することができない少女で、彼女が一人の音痴な少女と友達になり、世界が輝きだしていく……という過程が繊細に描かれている。作中では一度も「吃音」という言葉が登場しない。それは、吃音に限らない思春期ならではの普遍的な悩みに寄り添い「誰にでも当てはまる物語にしたい」という原作者の意向も反映した結果だという。

思春期の少女の友情の物語であり、彼女たちが音楽で少しだけ前向きになっていく様子はとても爽やか。後半は多くの観客にとって「望まない展開になっている」とも言えるため賛否両論あるが、「登場人物を甘やかさない」「安易な結末にさせない」という誠実さも存分に感じさせた。
主演の南沙良、蒔田彩珠、萩原利久という登場人物の年齢に近い俳優たちのかけがえのない時間が生み出した、青春映画としての輝きにあふれた作品だ。

『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』の情報

監督:湯浅 弘章、出演:南沙良、蒔田彩珠、萩原利久ほか
2018年、1時間50分

Netflixで『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』を観る

Netflixのおすすめ映画その28:『響 HIBIKI』

同名マンガの映画化作品で、圧倒的な文才を持つ15歳の少女が世間から脚光を浴びるも、そのエキセントリックで暴力的な性格が大騒動を巻き起こしていくという物語。恋愛などの描写は極力排除し、文芸の世界における価値観を多角的に見つめる内容となっており、言いたいことを物怖じせずに口にしてしまうヒロインは(問題ではあるが)痛快にも感じられるだろう。

主演の欅坂46の平手友梨奈のハマりっぷりは、「本当にこういう人なのかも……」と失礼すぎる邪推をしてしまうほど。ほかにも親の七光りに悩む役にアヤカ・ウィルソン、不遜な態度である一方でビビリな若手作家を演じた柳楽優弥、ずっと芽が出ないまま中年になってしまったベテラン作家の小栗旬など、実力派俳優の存在も見逃せない。とにかく主人公の特異なキャラクターで物語を引っ張り、意外な着地を見せるラストまでずっと惹きつけられる快作だ。

『響 HIBIKI』の情報

監督:月川翔、出演:平手友梨奈、アヤカ・ウィルソン、北川景子ほか
2018年、1時間45分

Netflixで『響 HIBIKI』を観る

Netflixのおすすめ映画その29:『告白』

ダークなエンターテインメント作品として、この『告白』は外せない。幼い娘を殺された中学校教師が犯人を見つけようとするミステリーを主軸にしつつ、子供が持つ恐ろしい悪意を暴いていく“毒”の強い内容だ。
同名小説の映画化作品であり、第34回日本アカデミー賞では4冠を達成するなど絶賛を浴びていた一方、R15+指定がされるほどの過激さなどから大いに賛否両論も呼んでいた問題作でもある。

苛烈ないじめや少年犯罪が描かれてるからこそ、若い人にこそ観てほしいとも思える物語でもある。
誰かを傷つけてしまったことによる代償と、“無邪気”ともいえる悪意の表出がいかなる悲劇をもたらすかということを、鮮烈な描写によって思い知らされる。次から次へとエグい展開が続き、背筋の凍るラストシーンまでグイグイと引っ張る面白さに圧倒される、日本映画の転換点の1つと言うべき作品だ。

『告白』の情報

監督:中島 哲也、出演:松たか子、岡田将生、木村佳乃ほか
2010年、1時間46分

Netflixで『告白』を観る

Netflixのおすすめ映画その30:『37セカンズ』

2020年2月に劇場上映された作品が、早くもNetflixで配信開始となった。日米合作の映画であるため厳密には日本映画とは呼べないかもしれないが、ベルリン国際映画祭パノラマ部門にて日本人監督初の二冠を受賞するなど、その評判は折り紙つきだ。
あらすじは、マンガ家のゴーストライターを続けていた脳性まひの女性が、アダルト雑誌の出版社に自分の作品を持ち込んだことをきっかけに、“性”の世界に足を踏み入れるというものである。

物語は性の世界を飛び越え、人生を変える冒険へと転換していく。そこには、障害を抱えた人に限らない、すべての人に通ずる自己実現と希望へまつわるメッセージがあった。主演の佳山明は実際に脳性まひがあり社会福祉士としても活動している女性で、彼女の声の“か細さ”と、「自分の気持ちを伝えたい」「自分の可能性を信じたい」と願う切実な気持ちが伝わる名演に涙する方はきっと多いだろう。一人でも多くの人に観てほしいと願う作品だ。

『37セカンズ』の情報

監督:HIKARI、出演:佳山明、神野三鈴、大東駿介ほか
2020年、1時間55分

Netflixで『37セカンズ』を観る

以上、Netflixでおすすめの映画を30作ご紹介した。この記事で紹介した映画は、Netflixで観られる作品のごくごく一部だ。
初めに掲げた通りオリジナル作品もたくさんあり、いくら時間があっても足りないくらい、業界の最大規模の映像コンテンツが用意されていることが、Netflixが支持を集める理由だろう。ぜひ、まだ知らない映画を発掘し、たっぷりと楽しんでほしい。

なお、「CHINTAI情報局」では同じく動画配信サービスの代表格である「Amazonプライム」で見放題となっている映画を紹介している。合わせてチェックしてみては。
【2020春】Amazonプライムビデオのおすすめ映画20選!迷ったら観たい、新生活にぴったりの作品は?

ヒナタカ

WEB媒体を中心にオールジャンルの映画を紹介・解説する雑食系映画ライター。「サイゾー」「女子SPA!」「ねとらぼ」「Cienams PLUS」などで執筆中。おすすめは「リリイ・シュシュのすべて」「ビッグ・フィッシュ」で検索すると1ページ目に出てくる解説記事。

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