一人暮らしの部屋でも育てやすい観葉植物「ガジュマル」のミニ鉢植えをDIY!

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手順4.植え替え作業スタート

いよいよ苗の「引越し」作業スタート! まずは、ガジュマルの苗をポットから取り出し、根っこをほぐして土を落としていく。

木の根本(土に近い部分)を持ってポットから優しく引き抜く。根っこを傷つけないよう注意!
木の根本(土に近い部分)を持ってポットから優しく引き抜く。根っこを傷つけないよう注意!

ピンセットなど先の細いものを根っこと土の間に差し込み、左右に動かしながら根っこをほぐしていく。丁寧にほぐせば浅めの器に植え替えることも可能。

土の中に隠れているかもしれない虫さんともサヨナラできる
土の中に隠れているかもしれない虫さんともここでサヨナラ

ある程度ほぐれるとこんな感じ。

ビリさんいわく「某天空の城が呪文(バ◯ス)によって崩壊したときの状態に近い」
ビリさんいわく「某天空の城が呪文(バ◯ス)によって崩壊したときの状態に近い」

手順5.植え込む位置・角度・高さを決めて、土を入れる

いよいよ苗を植えていく。鉢底石が隠れるくらいの土を入れて下地を作ったら、まずは苗の向きや角度を決めよう。

ガジュマルがダイナミックに見える向きを探してみよう
ガジュマルがダイナミックに見える向きを探してみよう

位置を決めたら、器の縁ギリギリまで土を流し込む。

一気にザーッと入れるのではなく、器を回しながら少しずつ均等に入れるのがポイント
一気にザーッと入れるのではなく、器を回しながら少しずつ均等に入れるのがポイント
土は水はけ・保水性の良いものがおすすめ。無菌状態かつ虫が寄ってきづらいものが◎
土は水はけ・保水性の良いものがおすすめ。無菌状態かつ虫が寄ってきづらいものが◎

土が入ったらガジュマルの位置を最終調整し、片手で支えポジションをキープしながら細い棒(箸などでもOK)をサクサクと挿し込んでいく。こうすることで隙間が埋まって苗がしっかりと植わる。

かさが減ったらまた少しずつ土を追加して、サクサクを繰り返そう
かさが減ったらまた少しずつ土を追加して、サクサクを繰り返そう

土が締まってくるとガジュマルがグラグラしなくなってくる。
仕上げに、指の腹で軽く押し固めよう。

指で軽く押すことで、隙間が残っている場合もムラなく締め込むことができる
指で軽く押すことで、隙間が残っている場合もムラなく締め込むことができる

土は器の縁ギリギリまで入れてしまうと水やりのときこぼれやすくなるので、少し浅めにしておくのがポイント。

今回は器の縁から7mmほどの高さまで土を入れた
今回は器の縁から7mmほどの高さまで土を入れた

手順6.形を整えて、最後の仕上げ

最後に枝葉をカットしてスタイリング(剪定)。程よく剪定することで風通しが良くなるほか、まんべんなく陽が当たるようになり病害虫対策にもなる。気分は盆栽家!

葉が密集しているところを中心に、バランスを見ながらハサミを入れていく
葉が密集しているところを中心に、バランスを見ながらハサミを入れていく

形を整えられたら…
完成!!

なんだかずっと眺めていられそう……
なんだかずっと眺めていられそう……

苗も器も「お気に入り」を組み合わせた、自分だけの鉢植えができあがった。あれこれ悩みながら自分の手で丁寧に植え替えたので、愛着も膨れ上がる。

植物との暮らし。揃えておきたい道具&お手入れのポイントは?

ここからは、日ごろのお世話をする際にあると便利なツールと、水やりなどの方法をご紹介。

揃えておきたい道具は?

手のひらサイズの鉢植えには、ハサミと霧吹きがあると便利。道具の見た目にもこだわるとモチベーションが上がる
手のひらサイズの鉢植えには、ハサミと霧吹きがあると便利。道具の見た目にもこだわるとモチベーションが上がる

・霧吹き

葉っぱの乾燥を防ぐためにときどきシュッと水を吹きかけるのに使う。手のひらサイズの鉢植えなら、土に数回吹きかけることで水やりにもなる。100均でも手に入るが、できれば細かいミストが出るものだと◎。

・ハサミ

伸びすぎたり傷んでしまった枝葉を切るのに使うハサミ。刃先が細いタイプが使いやすい。

観葉植物のお手入れのポイントは?

・水やりはメリハリが大切

水やりの頻度は植物によって異なるが、基本的には「土の表面が乾いたころにたっぷりと」。

季節や天気、植物の状態にもよるので、「何日に一回」と一概にいえないのが植物の水やり。できれば毎日様子を見て、喉が渇いたタイミング(土の表面の乾き)に気づいてあげよう!

ちなみに水やりには、土の中に溜まった老廃物を流してあげるデトックスの役割も。鉢底の穴から流れ出るまでしっかりと水を通してあげるのがポイント。

・ときどき自然(屋外)に出してあげる

ガジュマルは比較的置き場所を選ばない植物だが、やっぱり自然の生きもの。ときどき屋外に出して、新鮮な空気と日光を浴びさせてあげよう。

でも、急な環境の変化はNGなので、少しずつ慣らしてあげたい。たとえば冬の間室内で育てていた植物を春に屋外で日光浴させる場合は、初めは直射日光を避けるなど、段階を踏むと◎。

家にいるときは部屋で一緒に過ごし、出かけるときは外に出してあげる、なんていう生活リズムをつくるのもひとつの手。

・気になることがあったら調べてみよう

植物と暮らしていて気になることがあったらどんどん調べてみよう。ネットからも手軽に情報を入手できるので「◯◯◯(植物の名前) 育て方」で検索してみるのがおすすめ。

一人暮らしでも大丈夫!植物との暮らしを楽しもう

植物も“生きもの”。マニュアルを探すよりも、まずは相手を知り、日ごろから気にしてあげるのが上手に暮らすコツなのだ。そして、ちょっとひと手間加えてみたり、器や道具にこだわってみるなど、楽しみながら植物に触れることが関心につながる。

気分もお部屋も明るくしてくれて、毎日に癒やしをくれる植物との暮らし。あなたも、お気に入りの植物や器を探して、自分だけのボタニカルライフを始めてみては?

お気に入りの植物との暮らしを楽しもう
お気に入りの植物との暮らしを楽しもう


「一人で植え替えるのは不安」「土や道具を初めから揃えるのは大変…」という人は、ビリさんに気軽に相談してOKとのこと。植物についての相談やワークショップへの参加については、エンジョイボタニカルライフ推進室のウェブサイト、もしくはFacebookページInstagramアカウントから!

監修=氏井 暁(エンジョイボタニカルライフ推進室
文・写真=笹沼杏佳
撮影協力=グリーンギャラリーガーデンズ

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