【実例】大学生の一人暮らし。部屋はどうやって探した?

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実際に一人暮らしをしていた大学生にどうやって部屋を探したのか聞いてみた!

先輩の事例から学んで大学生の一人暮らしを成功させよう
先輩の事例から学んで大学生の一人暮らしを成功させよう

大学進学を機に、一人暮らしを始めたいと思っている人も多いことだろう。
しかし、住む街選びや物件探し、不動産会社への訪問など、何もかもが初めてでわからないことも多いはず。
まずは大学生の一人暮らしで部屋を探す際の流れについてチェックしておこう。

※こちらの記事は、2019年3月27日に公開した内容を、2020年9月4日に更新しました。

大学生の一人暮らし:部屋探しの流れ

大学生の一人暮らし:部屋探しの流れ

物件探しでは、住むエリア・家賃・間取りの3つの条件を不動産会社に行く前に決めることが重要!

そこで今回は、大学進学を機に一人暮らしを始めた現役大学4年生・Yさんにインタビューを行った。Yさんが物件探しの際に重要視したポイントと注意すべき点を、住むエリア決めから物件契約までの流れとともに紹介する。

大学生の一人暮らし:部屋探しダンドリ① 住むエリア決め

まずは住む街を決めよう
まずは住む街を決めよう

「物件探しにおいて一番大事なのは、住む場所です」

このように力強く言うYさん。
物件探しを始めたばかりの頃は、多少大学から離れた場所でも構わないと考え、立地よりも物件の間取りを重要視していたそう。

しかし、Yさんの場合、入学して最初の2年間は必修の授業が多く、ほぼ毎日キャンパスに通う必要があった。毎日の通学を少しでも楽にするために、自転車でも通える大学付近のエリアに絞り、物件を探し直したそうだ。

「住む場所に目星をつけてから物件を探したほうが生活のイメージが湧き、物件が選びやすくなりました」とYさんは振り返る。

住みたいエリアが決まったら、周辺環境についてもしっかりリサーチしておこう!
大学の立地にもよるが、大学の周辺に住むのか、大学の最寄り駅付近に住むのかによっても周囲の環境が大きく異なる場合がある。
スーパーやコンビニといった買い物スポットの有無や、最寄り駅までの経路、通っている路線などを把握すれば、一人暮らしを始めた後の生活を具体的にイメージすることができるだろう。

大学生の一人暮らし:部屋探しのダンドリ② エリアの家賃相場を確かめる

家とお金
管理費にも注意しよう

管理費とは

集合住宅において、共用部分の維持・管理のために家賃とは別に毎月支払う費用で、共益費ともいう。例えば仲介手数料などで「家賃○ヵ月分」と表現する場合の金額には含まない。

参考:不動産・賃貸に関する用語一覧

不動産会社で物件を紹介してもらう際には、希望する家賃を必ず聞かれる。
同じ間取り・同じ条件の物件でも、エリアによって家賃は変動するので気を付けよう。

「住みたいエリアの家賃相場を知ることは、物件の選択肢を絞るために大切です」とYさんは言う。

仕送りやアルバイト代などで捻出できる額のうち、いくら家賃に割くことができるのか保護者ともよく話し合い、あらかじめ予算を決めておこう。予算より高い家賃の部屋を選んでしまうと、後々生活が苦しくなるので注意が必要だ。

例えば、都内であっても中心部とその他のエリアでは家賃相場は大きく異なる。
住みたいエリアの家賃相場は必ずチェックしておこう。

大学生の一人暮らし:部屋探しのポイント③ 部屋の設備・条件を決める

大学生で初めて一人暮らしをする人の部屋
優先事項と妥協点を整理しておこう

住むエリアが決まったら、希望の間取りや設備・条件を考えよう。
その際注意すべき点は、あれもこれもと希望条件を欲張りすぎないことだとYさんは語る。

「すべての希望が叶う物件はありません。決めた家賃の予算に応じて、諦めなければならない条件が出てきます。優先度を考えて部屋を探すことが重要です」(Yさん)

例えばYさんは当初「バス・トイレ別」の条件を希望していたが、住みたいエリアでは家賃が高くなるため諦めたそう。

「最終的にバス・トイレが一緒になっている3点ユニットバスの物件に決めましたが、暮らしているうちにユニットバスに慣れていきました。また、ゆったり湯船に浸かりたいときには近所の銭湯に行っていたので、問題ありませんでした」と振り返った。

設備・条件としては他にも、オートロックなどのセキュリティ面、二口コンロや、独立洗面台、クローゼットの有無などが上げられる。
自分の中で重視したい設備・条件に優先順位をつけることで自分に合った部屋が見つけやすくなる。

大学生の一人暮らし:不動産会社へ行く前に準備しておくべきモノ・コト

不動産会社へ行く前に準備しておくべき「モノ」

①スマートフォン:メモも取れるし、内見時に部屋の気になる部分も撮影できる。
②身分証明書:免許証や保険証、パスポートなど。内見後に申し込みする際に必要。
③ハンコ:内見後に申し込みする際に使う。基本は認印でOK。
④収入証明書のコピー:内見後に申し込みする際に使う。 ※後日の対応も可

不動産会社へ行く前に準備しておくべき「コト」

①手持ちの家具の寸法を測っておく:引越し後、手持ちの家具が配置できない事態を防ぐ。
②引越したい日を決めておく:いつまでに入居したいかを明確にしておこう。
③自分の勤務先などの情報をメモする:申込書に書く必要がある。
④連帯保証人を決めておく:申込書に書く必要がある。
⑤不動産会社の担当に希望条件を明確に伝えておく。

大学生の一人暮らし:部屋探しの段取り ④不動産会社に行く

カウンターの女性
不動産会社を訪れる前に、条件を絞っておくことが重要である

住むエリア、家賃の予算、設備・条件がある程度決まったら、不動産会社に問い合わせをして予約を入れ、訪問しよう。

「事前に住むエリア、家賃の予算、設備・条件を調べて、ある程度希望条件を絞ってから不動産会社に行ったので、物件選びに手間取らず、1日で契約する物件を決めることができました」とYさん。

不動産会社を複数社周る人もいれば、一社で決める人もいる。特に遠方から出向いて物件を探す場合は、部屋探しに何日もかかってしまうと交通費や滞在費がかさんでしまう。
なるべく効率よく訪問できるよう計画しておこう。

大学生の一人暮らし:部屋探しのポイント ⑤内見、そして契約へ

日当たりの良い部屋
Yさんは日当たりが決め手になった

不動産会社を訪問すると、まずは希望する家賃の金額や設備条件などを聞かれるので、回答する。すると、担当者が条件に合わせて複数の物件を提示してくれる。提案された物件のなかから、実際に内見してみたい物件を2,3件選ぶことになる。

内見では、部屋の明るさやにおい、ウェブサイトの写真には写っていない収納扉の中などなど、間取り図や物件情報だけではわからない細部を確認することができるチャンス!。
Yさんの場合は、特に日当たりを重点的に確認していたそうだ。

「日当たりは、実際にその物件を訪れてみないとわからないからです」(Yさん)

また、内見の際には一日に複数の物件を回って見せてもらうことになる。後から記憶がごっちゃになってしまうこともあるため、参考材料として各物件の写真を撮っておくと便利だ。
また、撮影の際にはポイントがあるとのこと。

「画角の中に人を立たたせたり、物を置くことで縮尺代わりになるので、写真を見返す際に役に立ちます」(Yさん)
ちなみにYさんはほぼ同じ条件の物件を3件内覧し、そのなかで日当たりが一番良かった物件にその日中に決めたそうだ。

部屋探しで気をつけたいポイント

①建物の構造と周辺環境
②日当たり
③キッチン
④住むエリアの雰囲気や施設

家賃や間取りだけでなく、自分の生活に合わせて条件を決めることが重要!

書類を眺める男性
検討事項をピックアップしておこう


ここまで、大学進学を機に一人暮らしを始めたYさんを例に、部屋探しのダンドリと注意点について説明した。

物件探しでは、住むエリア・家賃・間取りの3つの条件を不動産会社に行く前に決めることが重要である。この記事を参考に、大学生の一人暮らしを満喫できる物件に出会ってほしい。

文・編集部

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CHINTAI編集部
CHINTAI編集部

1992年創業、お部屋探しや生活の情報を発信してきた株式会社CHINTAIが運営するWebメディア。引越しに関する情報はもちろん、家事や家計、季節の楽しみなど日々を豊かにする知識を調査・ご紹介。
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