事件に巻き込まれる前に! 女性の一人暮らし 防犯に関する心得
一人暮らしの女性は、自宅内でも事件の被害にあう危険が高い

これから一人暮らしを始める女性も、すでに一人暮らしをしている女性も注意してほしいことがある。 それは、一人暮らしの女性は、自宅内での事件の被害に遭いやすいということだ。
今回は一人暮らしの女性のために、被害に遭いやすい事件のパターンと、被害を防ぐための心得について説明していこう。
一人暮らし女性は自宅でも事件に巻き込まれる!?

女性に限らず、一人暮らし世帯は侵入窃盗などの犯罪被害に遭いやすい。
住んでいる人間が一人しかいないぶん、不在の時間が長い。侵入者からしてみれば、他に誰かが住んでいる住宅よりも、一人しか住んでいない住宅のほうが見つかるリスクが低いため、侵入のハードルも低いのだ。
また女性の一人暮らしの場合、金品目当ての空き巣や窃盗以外にも注意すべき犯罪被害のリスクがある。順に説明していこう。
一人暮らしの女性は、在宅時に強姦被害に遭う可能性がある
一人暮らしの女性が在宅時に被害に遭いやすいのが強姦。警察庁の発表によれば、平成26年に警察に届け出があった強姦事件のうち、47.7%は住宅で発生している。
また、同年の強姦事件の犯人のうち49.1%は、被害者にとって面識のない人物だったため、犯人が被害者宅に侵入して事件を起こしたケースは多いということが分かる。
一人暮らしの女性は強姦犯に侵入されても、自宅内に他の人間がいないため助けを呼ぶことができないため、非常に危険度が高いといえる。
出典:法務省 研究部報告 55「性犯罪に関する総合的研究」(2016年)
一人暮らしの女性は、留守中にカメラや盗聴器を仕掛けられる可能性もある
一方、留守中に被害に遭うことが多いのがストーカーによる犯罪行為。
女性の場合、金目の物以外にも下着や私物などの窃盗被害にあう可能性が高い。
また、不在中に盗撮カメラや盗聴器を仕掛けられる危険もある。

一人暮らしの女性が事件の被害に遭わないために心得るべきことは?
一人暮らしの女性が、強姦や盗撮、盗聴事件の被害を防ぐためには、犯人を自宅に侵入させないことだ。
これから説明する3つのことを心得たうえで、犯罪者の侵入防止のためしっかり対策しておこう。
一人暮らしの女性の心得①セキュリティ面を考えて物件を選ぶ

まず部屋探しの際には、セキュリティ対策がしっかりしている物件を選ぶようにしよう。
以下の設備が付いた物件であれば、防犯性に優れているといえる
オートロック
エントランスにオートロックが付いた物件なら、エントランスの時点で不審者の侵入をある程度防ぐことができる。ただし、配送業者や清掃業者などを装い侵入する手口もあるので、絶対に安心とはいえない。
モニター付きインターホン
モニター付きのインターホンがあれば、玄関ドアを開くことなく相手の姿を確かめられるので安心だ。
ディンプルキー
ディンプルキーとは、鍵の両面に複数の丸いくぼみがある鍵のこと。一般的なシリンダー錠と比べ、鍵穴をピッキングで開けることが難しく防犯性に優れているといわれる。
一人暮らしの女性の心得②玄関ドアや窓はしっかり戸締まりする

いくらセキュリティ対策が万全の物件でも、戸締まりをないがしろにしたら意味がない。
たった数分間、ゴミ出しやコンビニへ出かける間にも侵入のリスクはある。短時間の外出であっても油断してはならない。外出時はもちろん、在宅時であっても玄関ドアや窓はしっかりと施錠するようにしよう。
また、ベランダをよじ登り、窓を突き破って侵入してくる手口もある。窓の周辺にセンサーで点灯するライトをとりつけたり、窓ガラスを割れにくくするシートを取り付けるなど、窓からの侵入防止策も併せて行っておくとよい。
おすすめ防犯グッズ①人感センサーライト
【2019最新改良版】センサーライト 90LED
ZEEFO ¥ 3,299
人が近づくとセンサーが反応し、明るく点灯する屋外ライト。配線無し、電池も不要。付属の強粘着両面テープ、または別売りのバンドで設置できるので、壁に穴をあける必要がなく、賃貸でも使用可能だ。
おすすめ防犯グッズ②窓用防犯フィルム
保険付凹凸用防犯フィルム680 半透明 2268
ノムラテック ¥ 3,050
窓の突き破り防止に効果を発揮する透明フィルムも防犯に有効。ただし、粘着力が強く、一度貼るとはがせなくなることが多い。
賃貸物件には「原状回復義務」があり、原則的には退去時に入居前の状態に戻さなければならない。このため、防犯フィルムを貼りたい場合は事前に大家さんに許可を取る必要があるだろう。
一人暮らしの女性の心得③簡単に玄関ドアを開けない

住宅での強姦事件で、被害女性宅に侵入する手口の一つに、業者の名をかたって女性に部屋を開けさせるというものがある。例えば宅配業者を名乗ったり、電気や水道の点検だと言って、女性にドアを開けさせ、すかさず住宅内に押し入るのだ。
もし業者と名乗る者が訪ねてきても、簡単にドアを開けないほうが賢明だ。さらに頼んでもいない業者や、事前に通知のなかった点検で来たという者には細心の注意が必要。不審な業者が訪ねてきた場合はドアを開けず、管理会社や大家さんに確認するとよいだろう。
一人暮らしの女性の心得④帰り道が明るい物件を選ぶ

一人暮らしの女性が気をつけたいのは、自宅内での事件の被害だけではない。自宅までの帰り道の途中で不審者に襲われたり、自宅まで後をつけられる危険もある。
被害を未然に防ぐためには、部屋選びの際、自宅までの帰り道が明るい物件を選ぶのがおすすめだ。街灯や深夜営業のコンビニなどが多く、人通りもある明るい道を通って帰れるようであれば、帰宅が夜になっても不審者に襲われる危険性が低くなる。 一人暮らしの女性は、強姦や盗撮、盗聴などの被害にあいやすいと言えるだろう。事件の被害者にならないためにも、ぜひ今回紹介した対策を心得たうえで、しっかり対策しよう。 文=ヴァシコ
元警察官のウェブライター。大学卒業後、警察官になるも病気により退職。以後、自宅でライター業を営む。個人ブログ「在宅ヴァシコ~脱警察官ブログ~」も運営。
※本記事に掲載の商品情報は4月2日現在のもの
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