【お部屋探訪】エッセイスト・犬山紙子編
友だちの部屋に遊びに行くような感覚で、有名人の部屋に上がりこんでみたい……。そんな妄想から始まった当連載。第7回目の訪問先は、エッセイストの犬山紙子さんの部屋だ。
犬山紙子
1981年生まれ。エッセイスト、愛犬家。美女たちの残念なネタをまとめたデビュー作「負け美女 ルックスが仇になる」(マガジンハウス)が話題に。ほか、峰なゆかとの対談本「邪道モテ! オンナの王道をゆけない女子のための新・モテ論」(宝島社)、瀧波ユカリとの共著「女は笑顔で殴り合う~マウンティング女子の実態~」(筑摩書房)、「高学歴男はなぜモテないのか」(扶桑社新書)など著作多数。また、テレビやラジオなど多方面で活躍。
「引越しって面倒じゃないですか?」
幼少期を大阪、兵庫で過ごし、14歳から仙台に移り住んだ犬山さん。大学卒業後は、出版社に勤務。女性ファッション誌の編集者として働き始めたが、家庭の事情で退職し、ニート生活へと突入。仙台と東京を行き来する生活を送っていた。
「都内に行く時は、姉が借りていた目黒区の部屋に寝泊まりしていました。そのうち、東京にいる割合の方が多くなり、ガッツリ住むようになりました。けれど今でも月に10日は仙台に帰っています」
現在も目黒区内に住む犬山さん。住む土地にこだわりはなく、交通の便と買い物が便利だったことが決め手だったそう。
「あまり引越ししないタイプなんですよね。だって面倒じゃないですか? 時間も労力もかかるし……。けれど前の部屋に服が収まらなくなってきて、引越しを決意しました。現在は寝室をクローゼットにしているので快適です。あと、いろんな病院に徒歩で行けるのはいいなぁと。病院って遠いとサボりがちだけど、一番サボっちゃダメですものね。ずぼらな私ですが、引越してから歯医者もちゃんと通って虫歯ゼロになりました!」
部屋での過ごし方は?
収録以外などは、ほぼ自宅で仕事をしている犬山さん。仕事以外では、どのように過ごしているのだろうか?
「趣味の『シルバニアファミリー』で遊んだりですかね。ガチャガチャや食玩を一緒に飾ってオリジナルの家を作るのが楽しいんです。あとは本を読んだり、ゲームをしたり、絵をかいたり、ネットをやったりですかね。とにかく家事が苦手なんですよ。料理とかしていると、具合が悪くなってくるんです……。だから家事は旦那さんに任せて、ほかのことは私がやるように分担しています」
犬山さんは昨年8月、ブログにて音楽プロデューサーの劔樹人(つるぎみきと)さんとの結婚を発表している。なにか夫婦円満のコツなどあるのだろうか?
「家は、旦那の人間性がとにかくできているのでそれで円満みたいなところがあります。結婚して自分がいかに未熟かよく分かりましたから。だから、結婚してから私、だいぶ性格良くなったと思います。あとは……夫婦と言えばケンカですかね。私たちの話ではないですけれど、男性ってケンカすると原因を解決しようというより、とにかくその場の空気をどうにしかしようとする事が多くて。『早くこの空間から逃げたいからとりあえずごめんって言っておくか』みたいな。あれは余計火に油を注ぐのでやらないほうがいいなあと思います。女性は解決したいから怒っているので。けれど女性も女性で、昔のことにかこつけて関係ないところで怒り始めたり、なんで怒ってるのか突き詰めると寂しかっただけ、とかも結構あるんですよね。かまって欲しいから喧嘩をふっかけるのも良くないなあと思います」
「あと、『ケンカは15分まで』とか決めておいた方がいいかもしれないですね。それか、一旦30分お互い冷静になる時間を設けたり。自分の言いたいことを言えるケンカって大事なことだと思うので、いつかケンカするのが面倒だから会話をしない、なんてならないよう言いたいことを言うことがストレスのない関係性作りが大切だと思います」
そんな犬山さんの素敵なLINEスタンプが好評発売中。気になる人はこちらから購入できるので、チェックしてみてはかがだろう。
(播磨谷拓巳/ノオト)