鶴見駅の住みやすさは?家賃相場・アクセス・治安などを現地取材で徹底リサーチ
再開発で住みやすくなった!鶴見駅周辺の住みやすさを実際に歩いて検証!
横浜市鶴見区、横浜市の東端に位置する鶴見駅。川崎駅と横浜駅の間にあるため、両駅へのアクセスの良さが魅力だ。京浜工業地帯の中核であり、かつては工業地帯というイメージが強かったが、近年では東口が大幅リニューアルし商業施設が充実。治安もよくなり住みやすい街に変身を遂げている。
今回はそんな鶴見駅周辺の住みやすさについて、実際に鶴見の街を歩いて調査。アクセス、家賃相場、治安などについてレポートしていく。鶴見駅周辺への引越しを検討している方は参考にしてほしい。

鶴見駅周辺MAP
この記事でわかること
家賃相場は1K 6.9万円!隣駅の川崎駅と比較すると0.3万円安い
京浜東北線の通る鶴見駅は、横浜駅まで9分!品川、新橋、有楽町、東京にも乗り換え無しで行ける
駅ビルが2つもあるほか、スーパーやドラッグストアも充実していて買い物には困らない
このページの目次
鶴見駅周辺の住みやすさについて紹介!
鶴見駅の住みやすさは? 周辺に暮らす住人の口コミ
“会社が横浜にあるので、鶴見で一人暮らしをしています。駅ビルが充実しているし、「TSUTAYA」や「ブックオフ」などもあって、快適に暮らせています。”(30代・男性)
“東口に「CIAL」ができてすごくきれいなイメージになりました。西口は昔ながらの商店街が残っていて、「西友」などもあるので買い物はそちらで利用することが多いです。自宅は駅からバスですが、この辺の人はバスで家まで行く人が多いんじゃないですかね。閑静で住みやすいし、あまり治安が悪いとは思いません。”(40代・女性)
鶴見駅周辺に暮らす人に住みやすさについて話を聞いた。鶴見駅の魅力は、やはり駅前の商業施設の充実度だろう。西口には「鶴見フーガ2」という駅ビルがあり、スーパーやアパレルショップが入居。また東口には2012年に誕生した「CIAL」にも惣菜や生鮮食品売り場があり、一人暮らしの人も、ファミリー層も帰りがけの買い物には困らないだろう。
また、東口・西口どちらにもバスターミナルがある。駅から少し離れたエリアに住む人も多く、重要な移動手段となっているようだ。

鶴見駅周辺の家賃相場は?間取り別にご紹介!
1R | 5.60万円 |
---|---|
1K | 6.90万円 |
1DK | 8.90万円 |
1LDK | 11.30万円 |
2K/2DK | 7.20万円 |
2LDK | 13.00万円 |
※家賃相場はCHINTAIネット2024年5月15日現在のもの
お部屋探しをする際の重要な決め手のひとつとなる家賃相場を見ていこう。横浜市の中でも東京都との県境に近い鶴見駅周辺は、市内の平均的な家賃相場よりは若干高め。鶴見駅より京浜東北線で一駅下った新子安駅の家賃相場と比較すると、1Kで6.7万円(鶴見駅より-2.0万円)、2K/2LDKで7.0万円(同-0.2万円)と鶴見駅の方が微妙に高いことがわかる。
鶴見駅はJR京浜東北線・鶴見線と京急線(京急鶴見駅)が乗り入れており、さらに京急は普通と急行が停まるので交通の便に優れている。また、駅前の充実度も鶴見のほうがはるかに高いことを考えれば納得できるところ。家賃をとにかく抑えたい!という人は沿線の他の駅も候補に入れて検討してみると良いかもしれない。
ただ、逆に一駅上った川崎駅と比較すると、1Kで7.2万円(鶴見駅より+0.3万円)、2K/2LDKで8.5万円(同+1.3万円)と断然お得。駅直結のショッピングモール「ラゾーナ川崎」やファッションビルなど、たくさんの大規模商業施設を擁する川崎まで一駅で行けることを考えれば、むしろ鶴見の家賃相場はコスパが良いともいえそうだ。
鶴見駅の交通アクセスについて
通っている路線
JR京浜東北線
JR鶴見線
京急線(京急鶴見駅)
主要駅までのアクセス
川崎駅まで:JR京浜東北線で約3分
横浜駅まで:JR京浜東北線で約9分
東京駅まで:JR京浜東北線で約30分
終電時刻(平日)
川崎駅から:JR京浜東北線で0:56発⇒鶴見1:00着
横浜駅から:JR京浜東北線で0:39発⇒鶴見0:49着
東京駅から:JR京浜東北線で0:28発⇒鶴見1:00着
終電時刻(土日祝日)
川崎駅から:JR京浜東北線で0:56発⇒鶴見1:00着
横浜駅から:JR京浜東北線で0:39発⇒鶴見0:49着
東京駅から:JR京浜東北線で0:22発⇒鶴見1:00着
1日平均乗降人員
JR:80,904人(乗車のみの人数)
京急:31,500人
※主要駅までのアクセス・終電時刻についてはCHINTAI調べ(2018年8月1日時点)
※乗降客数について
JR東日本 駅別乗車人員(2017年度)
京急電鉄 駅別1日乗降人員(2016年度)
鶴見駅から主要駅へのアクセス
続いて、鶴見駅から主要駅へのアクセスを見ていこう。鶴見駅はJR京浜東北線と鶴見線が通っている。京浜東北線は南は大船、北は大宮まで1都2県にまたがって走っている路線。横浜、川崎はもちろん、品川、新橋、有楽町、東京の各駅へも一本で行けるため、都内へ向かう人にとっても便利な路線だ。
鶴見線は鶴見が始発で、横浜・川崎方面の工業地帯に向かって走っている短い路線。近隣の工業地帯に勤務する人が鶴見に住んでいるケースも多い。

また、JR鶴見駅 東口から徒歩4分ほどのところには京浜急行の京急鶴見駅がある。急行が止まるので、蒲田や品川へ向かう際はこちらのほうが速い。

東口・西口どちらにもバスロータリーがある。西口には11の乗り場、東口には9の乗り場があり、川崎・横浜方面など各方面へ向かうバス停がある。また駅前には駐輪場もあるので、駅から距離がある物件でも安心だ。

鶴見駅周辺の治安は?
横浜市の1万人あたり犯罪発生件数ランキング
1.中区 | 131件 |
---|---|
2.西区 | 124件 |
3.港北区 | 61件 |
〜 | ~ |
5.鶴見区 | 54件 |
※出典:神奈川県警 刑法犯 罪名別市区町村別 認知件数を人口1万人当たりに換算したもの
横浜市鶴見区 平成25年から平成29年までの犯罪件数推移
平成25年度 | 2,197件 |
---|---|
平成26年度 | 1,948件 |
平成27年度 | 1,815件 |
平成28年度 | 1,640件 |
平成29年度 | 1,562件 |
物件探しでは街の治安も気になるところ。鶴見駅のある横浜市鶴見区の1万人あたり犯罪発生件数を見てみると、横浜市のなかでは5位となった。とはいえ、1位の中区に比べると半分以下の件数。犯罪発生件数の5年間の推移で見ていくと順調に減少している。
以前は治安があまりよくないイメージもあったが、駅前のリニューアルに伴って明るく開けた印象になった。毎月10日の「横浜市子どもの安全の日」には、地域住民や警察署などが合同で子どもたちの見守り活動を行っていたり、自治会・町内会の自主防犯パトロールを区が支援したりする動きもあるので、安心感が増している。

鶴見駅周辺の住みやすさは? 買い物スポット、公共施設、公園など実際に街を歩いて調査!
ここからは、鶴見駅周辺の街歩きレポをしていこう。まずは鶴見駅の改札は2ヵ所。東口と西口に分かれている。東口はサルビアホールや鶴見図書館、鶴見神社方面。以前は工業地帯だったが、駅周辺はリニューアルされ開けた印象となっている。

西口は鶴見大学方面。閑静な住宅街が広がり、住みやすい印象だ。

東口から徒歩4分ほど歩くと京浜急行線の京急鶴見駅が現れる。2017年に駅高架下に「ウィングキッチン京急鶴見」が誕生し、きれいにリニューアルされた。定食屋やイタリアンなどの飲食店や、スーパーの京急ストアが入店して利便性が高まり、京急ストアは22時まで営業している。
スーパー・ドラッグストアなど鶴見駅周辺の買い物の便はどう?
鶴見駅は東口側、西口側ともに商業施設が充実している。西口には「フーガ」、東口には「CIAL」という2大駅ビルがあるほか、スーパーやドラッグストアもあり、ショッピングには困らない。
西口の「フーガ」には西友が入っており、食品をはじめ、衣料品なども手に入る。


東口の「CIAL」は2012年にオープン。1階には生鮮食品売り場が入っている。CIALは夜21時まで、SEIYUは23時まで営業しており、帰りが遅い会社員の味方。小型スーパー「まいばすけっと」も西口・東口にあり、西口店は24時まで、東口店は23時まで営業している。

病院・クリニックなど鶴見駅周辺の医療機関の充実度は?
鶴見駅周辺には、病院やクリニックが充実。内科、耳鼻咽喉科、眼科、小児科、産婦人科などの個人病院やクリニックが駅前に揃っている。総合病院は駅の近くにはないが、バスの13系統・綱島駅前行きで7分のところに「済生会横浜市東部病院」がある。


飲食店や娯楽施設の充実度は?
鶴見駅前には飲食店ももちろん充実。「マクドナルド」「松屋」「ジョナサン」「ガスト」など、24時間営業のファストフードやファミリーレストランはもちろん、居酒屋チェーンや昭和な雰囲気ただよう喫茶店などもあり、外食派でも問題なく暮らせる。

西口には「TSUTAYA」やゲームセンターの「アドアーズ」、カラオケなどもあり、娯楽施設も充実している。


行政サポート、公園の充実度など鶴見駅周辺の子育て環境はどう?
鶴見駅付近は、公園もある。東口の線路沿いにある「東口駅前通り公園」には、子ども連れや休憩中のサラリーマンの姿が見受けられた。

行政サービスは、西口の高架下に「横浜市鶴見駅西口行政サービスコーナー」がある。平日の8時45分から午後5時までと、第2・第4土曜日の9時から正午まで開庁しており、住民票の写しや印鑑登録証明、戸籍謄本などをその場で受取ることができる。わざわざ区役所まで行かなくてもよいので便利だ。

また、東口に2010年にオープンした再開発地区「シークレイン」には、区民文化センターの「サルビアホール」、「鶴見国際交流ラウンジ」、「鶴見中央コミュニティハウス」などが入っている。サルビアホールでは催し物のほか、子どもが参加できるワークショップなども実施されている。

工業地帯から変貌を遂げた鶴見駅周辺はアクセスもよく住みやすさが高まっている
ここまで鶴見駅の住みやすさについて、アクセス、家賃相場、治安、街の様子について紹介してきたが、いかがだったろうか。リニューアルを遂げた東口には高層マンションや商業施設ができ、新たな生活の場に。西口は昭和の雰囲気が残り、買い物などにも適している。鶴見駅周辺への引越しを検討している人は、ぜひ物件探しの参考にしていただきたい。
文・写真=mao(SAGOJO)
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