一人暮らしならではのストレスを簡単に解消する方法って?心理カウンセラーが伝授!
意外と疲れる一人暮らし……手軽にできるストレス解消法ってないの?

自由なはずの一人暮らしも、何かと疲れるもの
4月に就職や引越しなどで、一人暮らしを始めた方も多いことだろう。しかし、「そろそろ一人暮らしにも慣れたかな」と思い始めたときに、急に不安や孤独を感じるようになったということはないだろうか?
ここでは、一人暮らしのあなたが気軽に始めることのできるストレス解消法について、心理カウンセラーの久木田みすづさんに教えてもらった。
解消法①.部屋に太陽の光を入れる

太陽を浴びるのは大事!
一人暮らしをしていると、ついカーテンを閉めっぱなしにしたまま過ごしてしまうことも。しかし、私たちは太陽の光を浴びることで自律神経のバランスが整えられる。太陽の光を部屋に入れることでストレスが緩和されやすくなるのだ。
人は、光を2500ルクス~3000ルクス浴びることで、精神の安定が期待されるといわれている。部屋の電気の光は、500ルクスほどなので、ストレスを溜めないためにも、部屋にはしっかりと太陽の光を入れておこう。
解消法②.自分の思いを文字にして書き出す

文字にすると、自分を客観視できることも
一人暮らしの最大の悩みは、ストレスを感じても吐き出す相手がいないこと。そのようなときには、腹が立ったことや不安なこと、ストレスを感じていることなどを自由に紙に書き出してみよう。
書いて表現をするという行為は、心の浄化作用にもつながるし、書いた文章を読み返すことにより、自分を客観的に見つめることができるようにもなる。そのため、思わぬところからストレスへの解決法が見つかるというメリットがあるといわれているのでおすすめだ。
解消法③.動物と触れ合える場所に行く

動物と触れ合うと、幸せホルモンが増えるのだとか
かわいい動物と触れ合うことで、私たちからは「オキシトシン」と呼ばれる幸せホルモンが多く分泌されるといわれている。
だが、一人暮らしであると動物を飼育することが難しい場合が多い。そのような場合は、猫カフェや動物と触れ合うことができる場所に出向くのが効果的だ。オキシトシンはストレスを緩和する役割も持っているので、そのような場所は、あなたの心の疲れに大きく貢献してくれることだろう。
また、犬や猫のように触ることができない熱帯魚のような動物でも、見ているだけでオキシトシンが分泌されるとされているため、近くに動物系のカフェがない場合は、ペットショップや動物園などでも大丈夫。
上記のような目的を持って外へ出向くことで、人との出会いが広がっていく場合もある。新しい友人や居場所ができれば、あなたにとってまたひとつ安心できる空間が増えることだろう。
まとめ
不安になったり、疲れてしまったり、私たちの心は環境によって大きく左右されるものだ。そんな時は上記を実践してみて、明日からの活力にしてみてはどうだろうか。
あなたにぴったりの解消法が見つかるまで、さまざまな方法にトライしてみよう。
教えてくれたのは?
久木田(くきた) みすづ
ライター・心理カウンセラー・精神保健福祉士・社会福祉士
大学卒業後、カウンセリングセンターにて、メンタルヘルスに関するセミナーの講師や個人カウンセリングに携わる。その後、精神科病院にてソーシャルワーカー兼カウンセラーとして患者様やご家族のカウンセリング、助言や相談などの仕事に従事。 現在は、ライターとして活躍中。