人にも猫にも最高!理想の猫共生賃貸で暮らす女性に部屋探しのノウハウを聞いた

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猫を想う気持ちが引き寄せた! 理想の猫共生賃貸との出合い

レア物件の中でも、ひときわ希少価値な猫共生賃貸。だが、猫と人が共に暮らすことを前提に造られた住まいには、単なるペット可物件と一線を画す快適さがある。猫共生賃貸に暮らす清水さんは、いかにしてこの部屋を見つけたのか?

猫共生賃貸に暮らす清水さんと、愛猫のりんちゃん

猫共生賃貸に暮らす清水さんに、猫共生賃貸の部屋探しのノウハウやメリットを聞いてみよう

プロフィール

名前:清水久美子さん
性別:女性
年齢:41歳
職業:会社員

ルームデータ

所在地:東京都葛飾区
家賃:74,000〜81,000円(+管理費4,000円)
間取り:1K
築年数:1年

清水さんが暮らす猫共生賃貸の間取図。1階に専用テラスが2つある、3階建ての物件

清水さんが暮らす猫共生賃貸の間取図

猫との「二人暮らし」を夢見て、徹底的な情報収集を開始!

一年前、生まれたてのりんちゃんと共に「Maison Neko」へと引越してきた清水さん。実は初めての一人暮らし! フレッシュさ全開の新生活は、どのように始まったのだろうか?

猫共生賃貸の階段で遊ぶりんちゃん

いつも物件内の階段を走り回ることで、運動不足とは無縁のりんちゃん。足に絡まってくるのは危ないけど、それも愛情表現のひとつ?

実家では彼女が幼い頃から猫を飼っていて、いつも一緒にいるのが当たり前という環境だったそう。まだすぐに実家を出る予定はなかったが、もしも一人暮らしをするなら、猫と一緒が絶対条件!と決めていた。猫と暮らしやすい物件についてネット検索し、情報収集を始めたのは何年も前の話だ。

そんな時、拾った猫と暮らすために大手企業を辞め、自身で猫共生アパート「Gatos Apartment」を作って大家兼猫共生賃貸のコンサルタントとなった木津イチロウさんのことを知る。

「猫と暮らすためにここまでするのか!」と感銘を受け、木津さん主催のセミナー&アパート見学会に参加することに。その後は猫専門ペットシッター「猫の森」が主催するスクールなどにも意欲的に足を運び、猫を正しく飼うための見聞を広めながら、猫意識の高い人たちとのネットワークを少しずつ築いていった。

運命的な猫との出会いは部屋を決めた後だった!?

それから数年。ある時、自身の勤務先に通えるエリアに、木津さんが監修を手掛けた新築物件がオープンするという情報を入手。これは一人暮らしを始めるチャンスと思い、内覧会に参加すると、まさに探し求めた理想の物件だった。

「こんな所で暮らしてみたい!」と強烈なインパクトを受け、入居を決意。ところが、実家の猫は両親に懐いていて、一緒に引越してはくれない。そう、なんと物件が先に決まり、猫が後だったのだ!

「どうしても一人暮らししなければならない状況ではなかったので、たっぷり時間をかけて情報収集し、理想的な物件が出るまでじっくり待てたのは幸運でした。ところが、物件への入居は猫を飼っていることが条件だったので、新たに猫を探す必要が……。そろそろ里親を求めている保護猫を見つけに行かなくちゃ、と思っていたタイミングで友人から電話があり、ホームセンターの駐車場に捨てられていた子猫を拾ったから引き取ってくれないか、と言うんです。これは何かの思し召し。私が引き取るしかない、と感じました」(清水さん)

あまりにもタイミングの良すぎる、まさに運命の出会い。名前は、新しく猫を飼うならコレと決めていた「りんちゃん」と命名。こうして生まれたばかりの子猫ちゃんと共に、彼女にとって初めての一人暮らしが始まった。

ついにスタートした猫共生賃貸での暮らし。住み心地はいかに?

いざ暮らし始めてみると、縦に長い三階建てという建物全体がキャットタワーになった造り(!)、お外遊びができるポーチ、脱出を防ぐ高さ2mの塀など、猫共生賃貸ならではの「人と猫が共に快適に暮らせる造り」に大満足。

猫共生賃貸の作り付けのキャットウォークを飛び回るりんちゃん

作り付けのキャットウォークは3階の窓辺部分にあるだけ。建物全体がキャットタワーだから、これで十分なのだ

猫専用トイレドア

飼い主が就寝中でも、自由に出入りができる猫専用トイレドア。安眠するには不可欠の設備だ。寝室とフロアが分かれているのも特長

ペットの臭いを換気するための通気口

トイレやキッチンにある換気扇のほか、住まいの至るところに通気口が設けられている。ペットの臭いをこもらせないための工夫だ

猫用のトイレを置いても十分にスペースのある広いトイレ

トイレは猫用のものも一緒に置けるよう、広めのスペースが確保されている。ここなら生活空間から隔離されているうえ、換気扇もあるので衛生的だ

「この物件と出合っていなかったら、もしかしたら今でも、一人暮らしを始めていなかったかもしれません」という清水さん。いつもは元気いっぱいに走り回っているりんちゃんだが、彼女がお風呂に入ると、キャットウォークに座って律儀に待っているそう。そんな姿を見るのが最高に幸せ、と子猫とのにぎやかな毎日を心から楽しでいるようだった。

文=田端邦彦
写真=阿部昌也

※「CHINTAI2018年7月号」の記事をWEB用に再編集し掲載しています

CHINTAI編集部
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