駅から遠い物件でも不便じゃない!知らないと損する、自転車生活のメリット
自転車メインで駅遠物件でも自由に暮らそう

部屋探しの際、“駅からの徒歩分数”を気にする人は非常に多い。特に、車を持たない人が多い都市部において「駅近物件」の需要は非常に高く、その分家賃相場も大きく跳ね上がる傾向にある。
そこで、家賃を抑えて暮らしたいなら、あえて駅から遠い物件を選ぶというのも一つの方法だ。普段の交通手段を「自転車メイン」にすれば、駅からの距離や徒歩分数にこだわらず部屋探しができる。似たような条件の物件でも、駅近で部屋を探すより断然安い家賃で部屋を見つけることができる可能性が高いのだ。
また、電車に乗らずに済むので、平日・休日問わず交通費を節約できるのもうれしいポイント。駅前の繁華街から離れたところに住めば、静かで住環境も良好な場合が多い。辛い毎朝の満員電車ともお別れできて、運動不足も解消できる……と、自転車メインの暮らしにはメリットがたくさんあるのだ。
駅遠なら、人気のエリアに住むのも夢ではない。お得に新生活を始めたいなら、自転車通勤も視野に入れて街選びをしてみては?
このページの目次
自転車生活4つのメリット
①.交通費が圧倒的に削減できる!
慣れてしまえば10km、15km先まで自転車で出かけることも可能。平日・休日問わず交通費の節約ができそうだ。ただし、会社によって自転車通勤による通勤手当の規定は異なるので、勤務先に確認してみよう。
②.満員電車のストレスから解放!
多くの社会人にとって、避けては通れないのが通勤電車。特に都市部における混雑はすさまじく、多くの人にとってストレスの元になっている。自転車通勤に切り替えれば、通勤ストレスを軽減することが可能だ。
③.行動範囲が広がり新たな発見も
自転車ひとつあれば、ルートは自由自在! 路線図にとらわれずにお出かけすることができるので、今までより行動範囲が広がりそう。知っている街でも、いつもと違う道を通れば新たな発見があるかも?
④.家賃が安くなるので他のことにお金を使える
駅から徒歩5分圏内(約400m)にある物件と、自転車で5分圏内(約1,200m)にある物件の家賃相場を比べてみた。その結果、こんなにも差額が!
【首都圏】
吉祥寺駅 徒歩5分=7.3万 自転車5分=7万
東中野駅 徒歩5分=7.8万 自転車5分=7.4万
三軒茶屋駅 徒歩5分=9.5万 自転車5分=8.5万
※家賃相場はCHINTAIネット2018年5月7日現在のもの
首都圏だけでもこんなに家賃に差があることがわかった。ならば駅から遠い物件も視野に入れて部屋探しをしてもいいかもしれない。ここからは自転車メインの暮らしをするための、部屋の探し方を紹介する。
今すぐスタート! 自転車メインの暮らしをする場合の部屋の探し方
不動産ポータルサイトの「通勤通学時間検索」を活用
自転車暮らしに魅力を感じたら、さっそく通勤・通学先まで自転車で通える物件を探してみよう。検索サイトでは、自転車の所要時間で物件を検索できる機能を用意している場合が多いのでぜひ活用してみよう。



自転車生活に必要なグッズ
ウィンドブレーカー:小雨の日に活躍。荒天の場合は無理せず代替手段で!
手袋:特に寒い時期には必須! 指の部分が空いているタイプならしっかり握れる。
ヘルメット:なくてもいいかな?なんて思いがちだが、安全対策もぬかりなく!
事前に確認しておくべきコト
職場の近くに自転車置き場を確保しよう
通勤のたびに一時利用の自転車置き場に停めるのは大変だ。もし空きがなく、探しているうちに遅刻してしまってはまずい。1ヵ月ごとの定期利用ができる駐輪場などを申し込んでおくとよいだろう。
悪天候時の代替手段を確認しておこう
雨などの悪天候時は、視界が悪くなったり滑りやすくなったりするため危険。無理に自転車に乗らない方が得策だ。また、天候が良くない日のために、バス便など駅までのルートも調べておこう。
自転車で自由&快適な新生活を
自転車があれば、駅から遠い物件に住んでもメリットだらけだということがわかった。自転車が好きな人はもちろんのこと、街散策が好きな人や行動範囲を広げたい人にはもってこいの自転車生活。新生活を始める前の部屋探し、ぜひ駅遠物件を検討してみては?
文=編集部
イラスト=今井夏子
※「CHINTAI2018年5月号」の記事をWEB用に再編集し掲載しています。電子版はこちら!
※雑誌「CHINTAI」2018年4月24日発売号の特集は「同棲経験者400人に聞いた!幸せな二人暮らしの始め方」。こちらから購入できます(毎月24日発売)
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