
「甘くない」桃が大変身!桃のスープ&桃のサラダ|よしもとこゆきさんのレシピ
「甘くない」桃を楽しむ! 美味しく食べられる簡単レシピをご紹介
「桃」のおいしい季節がやってきた!
芳醇な甘〜い香りと、ジューシーな食感が魅力の桃。でも、まれに「甘くない」桃に出会ってしまったことはないだろうか。
そんな、「甘くない」桃を引いてしまったときの対策はふたつ。
①追熟するまで、数日間室温に置いておく
②甘くない桃を、料理でおいしく変身させる
①の方法は時間がかかるうえに、追熟しても甘くならない場合も。
待ちきれない! という人のために、今回は②の甘くない桃をおいしく変身させるレシピをご紹介!
「甘くない」桃のおしゃれ&簡単アレンジで、桃の新しい魅力を発見しよう!

トロリとさわやか!桃の冷たいスープ
一品目は、暑い日にオススメの桃の冷たいスープ。
真っ白なスープに薄ピンク色の角切りの桃をトッピングして、レストランの前菜のようにおしゃれに仕上げよう。
桃のやさしい甘い香りが鼻から抜け、なんとも幸せな気分にさせてくれる一皿だ。

「桃の冷たいスープ」の材料(1皿分)
- 桃=1個
- 牛乳=120ml
- レモン汁=小さじ1
- コンソメ(顆粒)=小さじ1
- 塩=ひとつまみ
- オリーブオイル=小さじ1
- ミント(あれば)=数枚
- ブラックペッパー=少々

「桃の冷たいスープ」の作り方
①. 桃は中央のくぼみに沿ってぐるりと切れ目を入れ、手でやさしくひねって二つに割る。半身が4等分になるように切り込みを入れて種から外し、手で皮をむく。(かたくて皮がむけない場合は、包丁でむく)

point.1:桃が硬すぎる場合は…
もし桃が熟してなくて硬い場合は、スープにしたときに舌触りが悪くなるおそれが。
そんなときは、桃を電子レンジで加熱してやわらかくしよう。角切りにした桃を500Wで1分ほど加熱すればOK。甘さも引き出されるので、ぜひ試してみて。

②. ボウルに桃、牛乳、レモン汁、コンソメ、塩を入れる。ブレンダーやミキサーでなめらかになるまでかくはんし、冷蔵庫で冷やす。


point.2:ブレンダーやミキサーがない場合は…
ブレンダーやミキサーなどの機器がなくても大丈夫。ジップロックや丈夫なビニール袋に材料を入れ、手でよく揉み潰す。多少は桃の食感が残るが、それもまたトロリとしておいしい! ただ、point.1にあるように桃がやわらかくなっていることが条件だ。

③. しっかり冷えたら器に注ぎ、オリーブオイルを回しかける。好みでミントを飾り、ブラックペッパーを散らす。

甘い桃の印象をくつがえす、さわやかな桃のスープの完成!
冷たくトロリとしたスープを口に運べば、桃の芳醇な香りが口いっぱいに広がる。さっぱりとしていて食べやすく、コンソメのほのかな塩気が桃のやさしい甘さを引き立ててくれる。
桃はエネルギー源となる糖質をはじめ、スタミナを回復するビタミンEや疲労に効くナイアシンなどの栄養も豊富なので、夏バテ対策にもぴったり。食欲がない日の一皿としてもオススメだ。

ジューシーな食感がたまらない!桃のサラダ
二品目は、記念日やおもてなしの一皿にもオススメの華やかなサラダ。甘い桃の香りとさわやかな果汁が塩気のある生ハムとバッチリ合う。
よく冷やしたスパークリングワインと相性抜群! 夏の酒宴の主役サラダとして、ぜひお試しあれ。

「桃のサラダ」の材料(2人分)
- 桃=1個
- モッツァレラチーズ=100g程度
- レモン汁=大さじ1/2
- オリーブオイル=大さじ2
- (あれば)ディル=適量
- 塩・こしょう=少々
- ベビーリーフ=1袋
- 生ハム=4〜5枚

「桃のサラダ」の作り方
①. 桃は8つ切りにして皮をむき、一口大の角切りにする。モッツァレラチーズは手で一口大に割き、ディルは刻み、生ハムは食べやすい大きさに切る。

桃の果汁とオリーブオイルがよく絡む
②. ボウルに桃、レモン汁、オリーブオイル、ディル、塩こしょうを入れ、混ぜ合わせる。モッツァレラチーズを加えて軽く混ぜ、食べる直前まで冷蔵庫に入れておく。


③. 皿にベビーリーフを盛り、②をのせ、生ハムを散らして完成。

桃の甘さと生ハムの塩気が最高にマッチ!
ジューシーな果汁とミルキーなモッツァレラチーズが口の中で溶け合って、ため息のでるおいしさだ。
熟してない硬い桃ならサクっとさわやかに、熟した桃ならとろけるような食感を楽しめ、どんな桃でもおいしく食べられるのが嬉しい。
バゲットやワインを用意して、旬のおいしさを堪能しよう。

旬の桃をさらにおいしく!桃のスープ&桃のサラダを作ってみよう
甘く熟した桃はもちろん、「甘くない」桃でも大丈夫!
いつもの桃にひと手間加えて、とびきりおしゃれでおいしい料理に変身させてみて。
桃の旬は今がピーク! いろんな食べ方で楽しもう!
