引っ越しの荷造りはいつから始める?一人暮らし前に知っておきたい手順やスケジュール
引越し日が決まった!荷造りはいつから始めたらいい?
新居が決まった後、次に決めるのが引越しの日だが、ここでもう1つ決めておかなくてはいけないのが荷造りの段取りだ。「とりあえず少しずつまとめていけばいいだろう」という漠然とした段取りでは、引越し当日に慌ててしまうことになる。
実際にどのような段取りを組めばいいかわからないという人も多いので、荷造りのスケジュールの立て方について詳しく説明していこう。
この記事でわかること
引っ越し準備は3週間前がベスト!最低でも1週間前には始めよう
荷造りスケジュールの立て方!家電や大型家具の廃棄には業者の手配が必要な場合が
梱包作業のための準備リスト!ダンボールには、新居のどの部屋に運ぶかまで書くと良い
このページの目次
荷造りはいつから始めるのがベスト?
荷造りは早めにしておく方がよいというのはわかっていても、多くのものは普段の生活でも使うため、荷造りを始めるタイミングがわからないかもしれない。しっかり余裕を持って準備を始めたい場合は、引越し3週間前くらいからスタートするのがベストだ。
しかし、日常的に使うものを早めに荷造りしてしまうと不便に感じることもあり、2週間前あたりからスタートさせる人も多い。世帯人数や持ち物の量によっては1週間前でも問題ないかもしれないが、荷物をまとめる作業は意外に時間がかかるため当日までに終わらない可能性がある。また、梱包に使う材料が足りなくなってしまったとき、リカバリーが利かなくなってしまう。
状況によって異なるものだが、最低でも1週間前から始めることをおすすめする。なお、荷物を適当にまとめてしまうと、荷ほどきが大変になってしまうため、まとめ方もきちんと考えておこう。
荷造りスケジュールを立てて、いつから始めるか決めよう
荷造りのスケジュールは荷物の量によって変わるので、いつから始めればいいのかは自分で決めることになる。しかし、引越し経験がないと、荷物の量でスケジュールを立てるのは難しいこともあるだろう。
ここからは、一般的に荷造りを始める目安とされている3週間ぐらい前からの荷物のまとめ方を紹介するので参考にしてみてほしい。
引越し時期決定後~3週間前の荷造り
引越しの時期が決まった後は、引越し日の3週間前を目安に荷造りの計画を立てていこう。
この時期の準備としては、ダンボールの手配と不要なものの選別作業などが挙げられる。ダンボールは引越し業者から無料でもらえるので、事前に依頼をしておこう。なお、ダンボールの個数はあらかじめ決まっているところが多いため、不足する場合は自分で用意をしておくことも重要だ。
家電や大型家具を廃棄する場合は処分業者の手配が必要な可能性もあるので、荷造りと一緒にスケジュールを立てておくといいだろう。最近は、引越しで不要になったものをメルカリなどのネットオークションで売るというのも人気だが、こういった売買は手間がかかるうえに、状態がよくないものは売れ残ってしまい処分に困ることもあるので注意。
明らかに不要なものは処分するか、リサイクルショップなどに売るかを決めておくようにしたい。不要であっても手放したくないものは、可能であれば実家に送る、あるいはトランクルームを利用するといいだろう。
引越し2週間前の荷造り
引越し2週間前になったら、少しずつ荷物を段ボールに詰める作業を始めていこう。
荷造りをする前に、まずは梱包作業をするための準備をしよう。用意するのは以下の通りだ。
・ダンボール箱
・荷造り用の紐
・ビニール袋(大・小)
・小物をまとめるためのジップロック(大・中・小)
・新聞紙、緩衝材
・軍手
・ハサミ、カッター
・ペン
・工具類(家具や家電を分解するためのドライバーなど)
まずは、現在生活で使っていないものをまとめていく。最初はクローゼットや押し入れの中にあるものを片付けるようにしよう。
特に、奥に仕舞われているもの、シーズンオフのものは不用品になる可能性が高い。不用品は選り分けて手際よくダンボールに入れていこう。
このとき重要なのが、何が入っているのかをきちんとダンボールに記載することである。できれば新居のどこの部屋に運ぶものなのかを書いておくと、よりスムーズに荷ほどきを行うことができる。
引越し1週間前の荷造り
1週間前は、娯楽品や書籍など引越しまで無くても差し支えないものをまとめていく。
靴やバッグ、衣類などは最低限のものがあれば十分であり、衣類は洗濯をすれば着回せるので、すぐに使わないようなものはダンボールに入れてしまおう。
また、食器類もお皿や茶碗、コップなどが人数分あれば十分なので、大皿や来客用など他の物はまとめて片付けておくのがおすすめだ。割れ物はしっかり新聞紙などに包み、重たいものからダンボールに入れていく。また、底が抜けないように、ダンボールの底面はガムテープを十字に貼っておこう。
引越し前日までの荷造り
引越しの前日までに行わなければいけないのが家電の引越し準備だ。特に冷蔵庫は電源を切って水抜きをしなくてはいけないので、引越しの2日前ぐらいまでに中身を使い切ってしまおう。前日までには電源を抜いて霜取りをしておかないと、運搬中にこぼれたり新居の床を塗らしてしまったりするので注意が必要だ。
また、調味料類は使い切るのが難しいので、使い切れない場合は思い切って処分するようにしたい。洗濯機も前日までに洗濯を終わらせて、引越し前夜にはホースの水抜きをしておこう。
引越し前日は荷造りをメインにしたいので、食事は外食、もしくはデリバリーサービスを利用しよう。そして、残っていた調理器具や常温食、食器類などもすべて梱包していく。
トイレや洗面所にあるものも、最低限のトイレットペーパーや歯ブラシなどを除き、すべてダンボールにまとめる。ただし、トイレや洗面所、キッチンにあるものは引越し後すぐに使いたいものが多いので、大きめのバッグなどに入れて新居ですぐ取り出せるようにしておくといいだろう。
引越し当日の荷造り
引越し当日は、手荷物以外のものをすべてダンボールに入れよう。まずは身支度を整えて、化粧品やドライヤー、シャンプーなどの日用品をまとめていくといいだろう。また、シャンプーや洗剤などが使いかけの場合は漏れてしまう可能性があるので、ビニール袋などに入れておくと安心だ。
当日の荷物をまとめる際は、新居に行ってすぐに使うものは別のダンボールに入れておくか、あるいは大きなバッグに入れて手荷物として持っていくとよいだろう。雑巾やゴミ袋、ガムテープやハサミなどは、掃除や荷ほどきのときに必要となるのでしっかりわかるようにしておこう。
また、現金やスマートフォンなどの貴重品、引越し料金の見積書や新居の間取り図はどこに入っているかわからなくなると大変なので、必ず手荷物で持っていこう。
ちなみに、引越しの当日は大型家電の搬出後に掃除をしなくてはいけないので、掃除用具は最後まで残すようにしよう。冷蔵庫や洗濯機、ベッドなどを搬出した後にはたくさんのホコリが溜まっている可能性があるので、雑巾は3枚以上用意しておくと安心だ。
余裕を持って荷造りすれば引越しも安心!引越し日が決まったらいつから荷造りするかも同時に考えよう!
引越しというと「慌ただしい」というイメージがあるかもしれないが、きちんと段取りをして余裕を持って荷造りをすれば、そこまで難しい作業にはならない。「いつから準備を始めるか」をきちんと計算して荷造りができていれば、当日の搬出・搬入から荷ほどきまでスムーズにできる。
新居で快適な生活を送るために、当日までにしっかり準備をしてスケジュール通りに引越しを完了させよう。