【一人暮らしDIY】作業台と収納の1台2役!すのこで作るキッチン作業台

公開日:2019年7月1日

1台で一人暮らしのキッチンの悩みを2つ解決!

一人暮らしのキッチンといえば、作業スペースも収納もどちらも「足りない!」のが悩み。とくにワンルームの場合だと、それらが「ほぼ無い」というケースも……。

ならば、その2つの悩みを解決する作業台兼収納を、DIYで作ってしまおう!

「DIYやったことないし」「そんなすごそうなの無理」と思うかも知れないが、すのこを活用すれば、初心者でも意外と簡単に作れてしまうのだ。キッチンの悩みを2ついっぺんに解決!

今回は、高さ85cm×幅28cm×奥行き20cm程度の作業台を作る場合でご紹介。基本的な作り方は同じなので、スペースに合わせて作ってみよう。

すのこで作るキッチン作業台

軽く持ち運びも簡単。作業中はキッチンのそばに移動させることも可能

■ 制作時間 30分
■ 制作費 2.546円(今回のサイズの場合。ミニビスは含まず)
■ 難易度 ★★☆

材料(今回紹介する、高さ約85cm×幅約28cm×奥行き約20cmの場合)

【作業台本体】杉すのこ|ホームセンター、WEBショップなど

価格:1枚861円~×2枚

杉は軽くて柔らかいので加工しやすい。断熱性や湿気を調節する機能もすぐれているので、キッチンまわりのDIY素材としてもおすすめ。さまざまなサイズがあるので、作りたい大きさに合わせて購入しよう。 

※今回は幅約85cm×奥行約47cm×高さ約37cmのものを2枚使用

コーナン オリジナル 杉すのこ SS01-1460
ある程度の大きさがあるのでWebショップを利用してもいいかも(ただし、配送料がかかる場合がある)。


【天板・棚板】シナベニヤ板|ホームセンター、WEBショップなど

価格:1枚500円~(価格はサイズ・厚み・販売店によって異なる)

ベニヤ板の表面にシナという木の板を貼り付けたもので、表面がスベスベしている。片面にだけシナが貼られた「片面タイプ」と、両面に貼られた「両面(または準両面)」がある。

価格も安く、扱いやすいのでDIY初心者におすすめ。いろいろなサイズや厚みがあるので、用途に合わせて選ぼう。

※棚板に使う場合は、何を乗せるかを考えて耐えられる厚みを選ぶこと
※ホームセンターなどで購入する場合、カットサービス(有料)を利用して必要サイズに切ってもらうとラク(カットサービスの有無や料金は販売店によって異なる)
※今回は幅45cm×長さ60cm×厚さ5.5mmのものをカットして使用

すのこで作るキッチン作業台の材料:シナベニヤ板

近隣に販売店がない場合はWEBショップを利用する手も

タイルシート|100均、ホームセンターなど

価格:1枚108円~×3枚

シールタイプのタイル模様のシート。メーカーによってカラーやサイズはさまざま。サイズに合わせて必要な枚数を購入しよう。

すのこで作るキッチン作業台の材料:リメイクシート

簡単に貼れるので小物のリメイクなどにも◎

その他の材料

ミニビス(長さ32mm×径2mmくらいの半ネジタイプのもの)18本

すのこで作るキッチン作業台の材料:ミニビス

価格はやや割高になるが、メーカーによっては少量タイプのものもある

道具

  • のこぎり
  • 紙やすり
  • 鉛筆
  • 電動キリ(なければ一般的な手回しのキリでもOK)
  • ドライバー
  • 養生テープ
  • カッター

【あると便利!】コーナークランプ(1個1,000円前後)

2枚の板を正確に直角に合わせたいときに便利。また、ビスや釘を打つときにコーナークランプをつけたまま作業すれば、板がずれることなく固定できる。今後もDIYに挑戦したい人は持っていると便利かも!

コーナークランプ

簡単に直角が取れて仮固定もできる

【準備】すのことシナベニヤを切る

まずは、作業台本体に使うすのこと天板と棚板に使うシナベニヤを、作りたいサイズに切り出そう。

①.すのこを切る

すのこの桁の部分をのこぎりで切り、背板1枚、側板2枚を切り出す。切り口にはやすりをかけておく。

※すのこの余った部分は、壁面収納やミニ収納ボックスなどを作ることもできる。捨てずにとっておこう

すのこを切る

桁はそんなに太くないので、初心者でも比較的簡単に切れる

②.シナベニヤを切る

天板は①を組んだときの外寸サイズで、棚板は①を組んだときの内寸サイズ(桁の部分は無視してよい)に切る。切り口にはやすりをかけておく。

シナベニヤを切る

すのこの板の厚みは1cmくらいなので、棚板は3辺を外寸サイズから-1cmで切ればよい

すのこを組み立てよう!

すのこを組み立てて、作業台本体部分を作ろう。なお、桁部分に棚板を置くので、すのこの裏表に注意して組み立てること。

①.すのこを組む

背板は桁が外側に、側板は桁が内側になるようにしてコの字型に組み、動かないよう養生テープで仮留めする。

すのこを組む

背板と側板が直角になるように組もう

②.すのこに下穴を開ける

ビスを打つ場所(桁と桁の間に2カ所ずつが目安)に鉛筆などで印をつけ、電動キリで下穴を開ける。

*下穴の径はビス径の70%程度、深さはビスの長さの半分くらいが目安。今回の場合はあまり気にしなくてOK。

すのこに下穴を開ける

曲がらないよう注意。まっすく垂直に開けよう

③.ミニビスで留める

下穴を開けた場所にミニビスを刺し、ドライバーでしっかりと留めする。

ミニビスで留める

こちらも下穴同様、曲がらないよう注意

ビスで留める

これですのこが組み上がった

天板と棚板を取り付けよう

天板と棚板は、どちらもシナベニヤでサイズもあまり変わらないので(天板の方が一回り大きい)、取り付けるときに間違えないよう注意しよう。

①.天板に下穴を開ける

すのこ板の厚みの半分くらいの位置(すのこの板厚は1cmくらいなので、天板の端から5mmくらいの場所)に鉛筆などで印をつけ、電動キリで下穴を開ける。

天板に下穴を開ける

左右に片側3カ所(計6カ所)くらいを目安に

②.天板をミニビスで留める

下穴を開けた場所にミニビスを刺し、ドライバーでしっかりと留める。

天板をミニビスで留める

すのこを組んだ時同様に、曲がらないよう注意

③.タイルシートを貼る

天板のゴミなどをよくはらい、曲がらないよう注意しながらタイルシートを貼っていく。

タイルシートを貼る

天板にゴミがあるときれいに仕上がらないので、よく払ってから貼ろう

④.タイルシートの余った部分を切る

本体ごとひっくり返し、天板からはみ出した部分のタイルシートをカッターで切る。

タイルシートの余った部分を切る

床を傷つけないよう、カッターマットやダンボールなどを敷いて切ること

⑤.棚板を設置して完成!

本体を元に戻し、それぞれの桁部分に棚板を置けば、作業台兼収納の完成!

棚板を設置して完成!

棚板は固定しなくてOK

一人暮らしの部屋の雰囲気に合わせて作ろう!

すのこは自然素材なので、どんな部屋にも合うのもよいところ。ワンルームのようにキッチンと居室が明確に別れていない部屋でも、違和感なく置ける。

今回は素材そのままで作ったが、塗装したり、オイルステインを塗ってアンティーク風に仕上げてもOK。部屋の雰囲気に合わせて作ってみよう!

部屋の雰囲気に合わせて作ろう!

キッチンだけでなく居室や洗面所の収納としても使えそう!

教えてくれたのは?

安川美樹さん

インテリアコーディネーター。DIY女子の先駆け的存在。建売戸建をDIY&セルフリノベーションしながら暮らしている。ブログではリメイクアイディアなどを随時発信している。
http://chairsand.blog.jp

一人暮らし向け賃貸物件はこちら!

文=プー・新井
写真=北原千恵美

関東の人気駅から賃貸物件を探す
下北沢駅 目黒駅 大宮駅 船橋駅 松戸駅 西船橋駅 鎌倉駅 日吉駅 登戸駅 溝の口駅

関東の人気市区町村から賃貸物件を探す
和光市 川口市 新宿区 三鷹市 厚木市 藤沢市 入間市 柏市 平塚市 旭市

関東の人気駅から賃貸物件を探す
下北沢駅 目黒駅 大宮駅 船橋駅 松戸駅 西船橋駅 鎌倉駅 日吉駅 登戸駅 溝の口駅

関東の人気市区町村から賃貸物件を探す
和光市 川口市 新宿区 三鷹市 厚木市 藤沢市 入間市 柏市 平塚市 旭市

あなたにあったお部屋探し ネットでCHINTAIで見つけよう
あなたにあったお部屋探し ネットでCHINTAIで見つけよう
リンクをコピー
関連記事関連記事