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ミニマリスト・おふみさんに学ぶシンプルライフの始め方

新天地で手に入れた、快適シンプルライフ

インスタグラムで約63.5千人(2019年4月1日現在)ものフォロワーを持ち、ブログや書籍でも大変な人気を博しているおふみさん。

この部屋に引越してきたのは約9ヶ月前で、それまでは中部地方の山深い地域に暮らしてきた。ご夫婦そろって新天地での生活。転勤などが理由ではない。

「結婚してしばらく暮らしていた土地は豪雪地帯でなおかつ交通の便が良くないため、映画1本見るために往復数時間かかるなど、何をするにも時間とお金のかかる地域でした。文化的なものに気軽に触れられる街に住みたい、と夫婦で一念発起しました」(おふみさん)

ミニマリスト・おふみさん宅のダイニング

ミニマリスト・おふみさんのダイニングは北欧テイストで統一された落ちつく空間

プロフィール

名前:おふみさん
職業:ブロガー・作家・整理収納アドバイザー
instagram:ofumi_3
居住形態:2人

ルームデータ

間取り:1DK
家賃:8万円
築年数:約27年
建物:軽量鉄骨造

SNSで大人気のおふみさんがシンプルライフにいたったキッカケ

そんなおふみさんがシンプルライフを始めたのは、実は引越してくる4年前。元々暮らしていた場所で引越しを検討していた時期だった。

一時は戸建てを持つことも考えたが、それは一生そこで暮らすことを意味する。賃貸で新たな住まいを探し始めたのが、シンプルライフのきっかけにもなった。

「ある朝、PCの画面が『家を持たない暮らし』と夫が検索した状態のままになっていたんです。私は検索ワード後半の『持たない暮らし』が気になって、調べ始めたところ、そこにミニマリストたちのシンプルで素敵な暮らしぶりがありました」(おふみさん)

運命のようにも思えるシンプルライフとの出会い。それまでは戸建て賃貸だったこともあり部屋には物が溢れていたが、賃貸アパートに引越すのを機に、一気に断捨離を遂行した。一日一捨を実践、引越し時には130kg(!)もの不要品が出たという。

「荷物が減ったので引越し業者を頼まず、ワンボックスにすべての家財を積み、自分たちで引越すことができました。この段階で持たないことのメリットを体感できたのは、その後の暮らし方にも大きく影響しています」(おふみさん)

ミニマリストおふみさん宅の和室

和室があることも部屋選びの大切な条件だったそう

ミニマリストおふみさんに学ぶ!上手に物を減らすポイントは?

地方からの二度目の引越しもワンボックスで。5時間以上かけて運転してきたとのこと。賃貸アパートでの暮らしで既にかなり物が減っていたが、この時にもかなりの不要品が出た。引越しは物を減らす絶好の機会だという。

整理収納アドバイザー1級の資格を持つおふみさんに、上手に物を減らすコツを尋ねると……

「まずは、これは絶対に不要という捨てやすい物から手を付けていくことですね。私の場合は、一日ひとつ物を捨てることを心がけ、それをインスタグラムなどに公開することでモチベーションが保たれました」(おふみさん)

ミニマリスト・おふみさん宅。箱に収納された本

本なども全て箱に収納。「箱に収まる分しか持たない」と決めているそう

コンパクトな空間で快適に暮らす

よく陽の光が入る1DKの部屋。この物件を見つけたのはご主人だ。築年数は約27年と少々古めだが、極めて清潔に保たれていること、物数が圧倒的に少ないこと、そして家具家電のどれもが美しく配置されていることで、いかにも快適そうな暮らしぶりが見える。

「インテリアはお気に入りの船舶時計をキーアイテムに、家具などの色をそろえていきました」(おふみさん)

ミニマリスト・おふみさん宅に掛けられている時計

ノスタルジックなデザインの船舶用時計をインテリアのキーアイテムに

前職ではインテリア関係の仕事に就いていたおふみさん。フロアに近い部分の収納ボックスなどはダーク系に、上部の空間は時計の色にあわせたブルーグリーンのイメージで。色だけでなく、ファブリックパネル、写真、時計、モビール、照明と高さや大きさのバランスまで意識された完璧なレイアウトだ。

住居用にこだわらず日用品をセレクト

小振りのダイニングテーブルは、実は住居用でなくアウトドア用のもの。最近のアウトドア用品は質感が高く、しかも使わない時、引越しの時にはコンパクトに畳むことができるとあって、おふみさんは住まいにも積極的に採り入れている。

ダイニングテーブルとなっているのは、アウトドア用品であるスノーピーク製「ワンアクションローテーブル竹」

ダイニングテーブルとなっているのは、アウトドア用品であるスノーピーク製「ワンアクションローテーブル竹」

外履き用のサボをルームシューズとして使っているのもアイデア。ソールがラバー製のため、濡れたバスルームにもそのまま履いていくことができ、家中をこれ1足で歩き回ることができる。しかも上部がフェルトなので、部屋履きとしても違和感がない。

家の中で使う物だからといって、住居専用品である必要はないのだ。

おふみさん自身がDIYで製作したファブリックパネル

ファブリックパネルはおふみさん自身がDIYで製作したもの

椅子についても、テーブルの高さに合わせて脚を短くカットし、時計の色調に合わせて座面のクロス地を張り替えた、こだわりの品。「生地の素材選びは、色合いや触り心地、毛玉のでき具合などをサンプルを見比べながら、じっくり時間をかけて吟味しました」とのこと。

ミニマリスト・おふみさんこだわりの椅子

椅子の座面は自身で生地を選び、業者に張り替えてもらったそう

ミニマリスト・おふみさん宅に飾られた花

ストイックに「物を持たないこと」を追求するばかりでなく、心地よさを重視しているのがおふみさん流のシンプルライフ

快適なシンプルライフを手に入れるには、柔軟な発想力が大切!

購入費用が多少高くなっても、良い物は生地を張り替えたりしながら長く使える。ミニマルライフに対する、おふみさんの柔軟な考え方が表れていると言えるだろう。

最後に、おふみさんから学ぶシンプルに暮らすためのアイデアをまとめてみた。


・断捨離に踏み切れない人は、捨てやすい物から手をつけてみる。SNSに公開することでモチベーションに!
・引越しは断捨離する絶好のチャンス!
・住まい専用の物にこだわらず、アウトドア用品なども柔軟に採り入れる
・多少値段が高くても長く使える物を
・インテリアは色調や配置を吟味して空間に広がりを演出

新天地で快適な生活を手に入れた、おふみさん。引越す度に部屋の面積は狭くなっているが、快適度はむしろ加速度的に高まっているという。

シンプルライフをはじめとする心地良く暮らすための情熱、彼女ならではのアイデアが、SNSや書籍で多くの人の共感を呼ぶ源泉となっているに違いない。

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文・写真=田端邦彦

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