〝一日一捨て〟を実践するミニマリスト・エミさんのシンプルライフと捨て活の効果とは?

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子育て世代の断捨離テクニックをブログで発信!ミニマリスト・エミさんにシンプルライフの始め方を教えてもらおう

ミニマリストになるきっかけとして多いのが〝引越し〟。否応なしに自分の所有物と対峙する引越し作業で、あまりにも多くの物を持ちすぎていることに気付くのだ。

今回、お話を伺ったエミさんも、ご主人の転勤に伴う引越しを機に「物を減らそう!」と決意した一人。

しかし、エミさんは4歳と2歳の男の子がいる主婦。単身者や夫婦2人暮らしのミニマリストにように〝何もかも一度に手離す〟ことはできない。そこでエミさんは〝一日一捨て〟で少しずつ物を減らしながら、シンプルな暮らしを心がけている。

シンプルライフの始め方が分からない……。エミさんの断捨離テクニックは、そんな人へのヒントとなること間違いなし!

ミニマリスト・エミさん宅
エミさん宅は遊び盛りの男の子2人がいるとは思えぬほどスッキリしている

プロフィール

名前:エミさん
職業:専業主婦
ブログ:https://entamlife.com
居住形態:4人

ルームデータ

所在地:東京都
間取り:2DK
家賃:13.9万円
築年数:26年

転勤をきっかけに断捨離を決意

千葉県出身のエミさんは、都内で一人暮らしをしながら、丸の内でバリバリ働くキャリアウーマンだった。現在のご主人と出会ったのも、その当時。偶然にも、ご主人も千葉県出身だった。そして、結婚を前提に付き合っていた最中、ご主人に関西への転勤辞令が下りる。

「婚約破棄しようと思ったくらい悩みました。私は、お局になって定年まで働くつもりだったので」(エミさん)

関西で新婚生活をスタートするも、見知らぬ土地でストレスがたまり、当初は夫婦喧嘩ばかりしていたとか。だが、新しい仕事に就き、長男が生まれ、地域の人と接する機会が多くなるにつれ、愛着が出てきたという。

「〝住めば都〟って本当にその通りだなって。ここで子育てしたいと思うくらい気に入りました」(エミさん)

しかし、またもご主人に転勤の辞令が下り、東京へ戻ることとなる。辞令が出たのは2月末で、4月1日には引越さなくてはならないというショートノーティスだった。

「引越しシーズン真っ只中ですから、住まいをあれこれ選択できる余地はなくて。夫が通勤しやすいことを最優先に、家の広さよりも駅近にこだわりました」(エミさん)

部屋探しはご主人が行い、エミさんは荷造りを進めていった。

「荷物を段ボールに詰めていくんですけど、詰めても詰めても段ボールが足りなくなる。物の多さに愕然としました。またいつか辞令が出るだろうと、日頃から物は整理していたんですけどね。そこで本格的に断捨離しよう、ミニマリストになろうと決意しました」(エミさん)

転勤を機に手離した物・取っておいた物・新たに購入した物

一人暮らしであれば、独断で一気に物を手離すことができるが、家族の場合はそうもいかない。ひとまず、エミさんは自身の物を中心に断捨離することにした。

「圧倒的に多かったのは〝服〟でした。OL時代に買った服とかを大事に取っておいたんですよね。でも子供を産んで、子育てが始まったらパンツスタイル中心だから、スカートは処分しちゃおうって。手元には〝カジュアルでもキレイめにもいけるタイプ〟を30着だけ残しました」(エミさん)

手離した中で最も大きな物は〝車〟とのこと。

「関西にいた時は車がないと生活できなかったんですが、都内に戻ってきて、駅近だし、駐車場もないし、維持費もかかるので手離しました」(エミさん)

そんな中、どうしても捨てられなかった物もある。結婚式に友人が描いてくれた絵やブーケなど、想い出の品だ。

「二度と買い直せない物は手離しませんでした。ベビー用品もバウンサーとか下の子が使えそうな物は取っておきました。下の子が使い終わってから友人に譲ることもできるし」(エミさん)

ミニマリスト・エミさん宅のソファ
新婚時代の想い出が詰まったソファも持ってきた
ミニマリスト・エミさん宅のブーケ
結婚式のブーケは押し花にして残してある

そして、引越し後、新たに買った物は〝食洗機〟〝布団乾燥機〟〝圧力鍋〟とのこと。

「ストレスなく子育てしたかったので、家事を時短できるアイテムを導入しました」(エミさん)

ミニマリスト・エミさん宅の布団乾燥機
布団乾燥機は子供の靴も乾かせるので重宝している
ミニマリスト・エミさん宅の食洗機
「食洗機がなかったら体が持ちません。あっても間に合わないくらい洗い物は多いから」とエミさん

ミニマリスト・エミさん流の断捨離は〝一日一捨て〟

子育てに家事に毎日忙しい中、こまめにブログを更新して断捨離ライフを発信しているエミさん。物を手離すタイミングやコツはどのように見極めているのだろうか。

「自分の中で『使い切った!』と思える物から手離しています。今のところ、後悔したことはないですね。タイミングとしては〝気付いた時にやる〟って感じ。『やるぞ!』と気負ってやることはないですが、ほぼ毎日、何か一つは手離すようにしています。古くなったタオルとか読まなくなった本とか、小物でもいいから毎日一つずつ手離していけば身の回りがスッキリしていきます」(エミさん)

本はメルカリで売ったり、衣類は区の古布リサイクルに出したり。最近ではスーツケースを粗大ゴミに出した。22歳の時に購入し、数々の海外旅行や家族旅行の想い出が詰まっている品とのことだが……。

「やんちゃな子供たちを連れて旅行をする時に、スーツケースは重すぎて体力を消耗するんです。夫もスーツケースを持っているし、いざとなったらレンタルでもいいし」(エミさん)

子供のおもちゃは、お金を出して入手した物は残し、タダでもらった物は捨てるようにしているそうだ。

「家事に集中したい時に、おもちゃで遊んでくれるのは助かるので、おもちゃに関しては無理せず買っています。ただし、ファミレスのお子様メニューとかハッピーセットに付いてくるようなおもちゃは、しばらく遊んで子供が飽きてきた頃を見計らって捨てます」(エミさん)

子供服はお下がりに使えそうなら取っておくが、汚れがある物は潔く捨てるようにしているとのこと。

「他の子に譲れるレベルの物しか残さないですね。そうしないと、子供服はどんどん増えちゃうので」(エミさん)

ミニマリスト・エミさん宅のおもちゃ
「基本、子供が『欲しい!』と言った物は買ってあげてます」とエミさん。息子さんたちがハマっているのは『新幹線変形ロボ シンカリオン』。
ミニマリスト・エミさん宅。廊下に敷かれたお手製の線路
廊下にはお手製の線路が敷かれていた

2019年の10連休は断捨離日和!

持たない暮らしを始めたいけど、何から始めていいか分からない……。そんな人にこそトライして欲しいのが、エミさんの実践している〝一日一捨て〟。

「とりあえず一週間続けてみることをおすすめします。冷蔵庫の期限切れ食材、タンスの中のハンカチやタオル、1年以上着ていない服とか、何でもいいと思うので」(エミさん)

「寒くもなく暑くもない季節は断捨離に向いています」と、エミさん。特に、春は新しいことを始めたくなるシーズンゆえモチベーションを高めやすい。部屋を一気に片付けたい! と思っている人は、この10連休に断捨離を始めてみてはいかが?

文・写真=野中かおり

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