仕送りの使い道は、家賃以外になにがある? 一人暮らしの現役大学生に聞いてみた!
このページの目次 [表示]
実家からのありがたい仕送り
大学生の一人暮らし、やってみると「意外とお金がかかっちゃうなあ」と思うこともしばしば。学業もあるし、バイト代だけでは正直やっていけない!
そんなときにありがたいのがやっぱり「仕送り」。金額に差はあれど、仕送りのおかげで生活できているという大学生も多いだろう。
その仕送りを、大学生はいったい何に使っているのか? 仕送りのリアルな使い道について、現役大学生に聞いてみた。
仕送りの使い道その1:家賃

多くの大学生が、家賃は仕送りから払っているようだ。中にはそもそも親の口座から引き落とされるようになっているという大学生も。
“家賃を自分で払おうとしたらバイト代が全部もっていかれる”(大学3年生・男性)
学校やサークルもありながらバイトをしている大学生からすれば、家賃を自分で払うというのは正直なかなか厳しい話。一人暮らしの大学生で家賃を自分で払っているというひとは少数派かもしれない。
仕送りの使い道その2:光熱費

一人暮らしにかかる大きな費用その2は光熱費。ガス代、電気代、水道代など、季節によってはかなりの額になることもある。
“夏場にエアコンの使い過ぎで親にめちゃくちゃ怒られた”(大学3年生・男性)
“冬にこたつで寝落ちすることが多くて電気代がヤバかった”(大学4年生・女性)
せっかくの仕送りを無駄にしないためにも節約を心がけたいところだ。
なお、光熱費とは別でスマホ代だけは自分で払っているという大学生も増えつつある。世代差もあってかスマホやインターネットの使用量が親よりも大学生の方がかなり多いからだとか。
仕送りの使い道その3:食費

“光熱費は自分で払うけど、食費は出してくれる。お米も実家から送られてくるのですごく助かってます”(大学3年生・女性)
“食費を浮かせたくてつい栄養バランスの偏った食事をしてしまうから、親はそれを見越してか食費だけはちょっと多めに送ってくれる。まあそれでも浮かすけど”(大学4年生・男性)
親のありがたみを感じつつも、食費を浮かせてこっそり娯楽費に回しているという大学生はやっぱり多い。光熱費を浮かせるより簡単だからだろうか。
仕送りの使い道その4:日用品・生活必需品など

洗剤やシャンプー、ティッシュ類など、日々の消耗品にあてているという大学生も多数。節約のためにまとめ買いをしたりお徳用のものを買ったりすることも多く、ある程度まとまった金額が必要になるからだ。
仕送りの使い道その5:急な出費

病院の診察代や薬代のように、緊急でお金が必要になることもある。生活費とは別に、この急な出費のために少し仕送りを残しておくという堅実な大学生もいるようだ。
仕送りの使い道:その他
個人差はあるが、仕送りの使い道として以下のものも挙げられた。
- 大学で使う教材費
- 化粧品
- 服、アクセサリー、靴など
- 帰省のための交通費
- 交際費(プレゼントや飲み会など)
- 本や漫画
- サークルや部活の活動費
- コンタクトレンズ代
各々の生活スタイルや趣味などによって使い道はさまざまだが、基本的には食費や光熱費などの生活に必要な費用を残したうえで、余ったものを娯楽費や急な出費などにあてているようだ。
仕送りがあっても現代の一人暮らしの大学生は意外と堅実・計画的

大学生というと遊び放題でお金の使い方も荒いと思われるかもしれないが、実は現代の大学生はけっこう堅実である。学費を奨学金で払っているという人も少なくないため、今の大学生のお金に対する見方は案外シビアだ。
そのためか仕送りの使い道にも慎重で、日々の節約はもちろんのこと、仕送りのみで生活する代わりにバイト代をコツコツ貯金しているという大学生もいまや決して珍しくない。
何をするにもお金が必要な時代、大学生は大学生なりに考えながら生活しているのだ。
▼大学生の引越し、生活費、仕送りなど、大学生活にかかる費用についてもっと知りたい人はこちら!
※回答者データ
・エリア:大阪
・年齢:20〜22歳
・回答者:6人(男子2人、女子4人)
文=かまたま
プロフィール:現役大学生ライター。関西の学生向けメディアの元編集長
Twitterはこちら→https://mobile.twitter.com/kamatama_kit