賃貸への一人暮らし、入居日前から引越し後までのすることリスト

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初めての一人暮らしでは、することをリストアップしておこう!

初めての一人暮らしに向けた引越しでは、やることがたくさん!

引越しとは、ただ物件を決めて移住するだけではない。物件探しに始まり、不動産会社との契約や荷造り、さまざまな手続きなど、やるべきことがたくさんあるのだ。そこでこの記事では、引越しの前後にやっておくべきことをリストアップしながら紹介する。

上手にダンドリすれば、引越し手続きは怖くない!
上手にダンドリすれば、引越し手続きは怖くない!

この記事でわかること
賃貸契約時にすること「初期費用の用意」「連帯保証人を決める」「入居申込書の提出」
入居日までにすること「引越し業者を決める」「不用品の処分」「役所での手続き」
入居後にすること「電気・水道の手続き」「転入届の提出」「各種住所変更」

引越しでまずやるべきは「引越し日」と「エリア決め」

初めての一人暮らしで最も楽しいのが、物件探しではないだろうか。住みたいエリアや間取り、インテリアなど、夢が膨らむだろう。

物件探しでまず決めておきたいのが入居日である。スケジュールが定まっていなければ、希望の物件が見つかっても入居の手続きを進めることができない。物件の空き状況は常に変化しているため、不動産会社としても、入居日がわからないと物件の案内がしづらくなってしまうのだ。

まず大切なのはいつまでに入居したいのか。そこから逆算してスケジュールを立てよう
まず大切なのはいつまでに入居したいのか。そこから逆算してスケジュールを立てよう

また、引越し先のエリアを決めることも重要なポイントだ。買い物に便利な町、自然の豊かな町、通勤・通学に便利な町など、さまざまな希望があるかもしれないが、引越し先を決める際にはエリアの家賃相場にも注目しよう。

都心部では、同じ沿線でも最寄り駅によって家賃相場に幅があることも。不動産情報サイトを活用すれば、各駅や市区町村ごとに家賃相場を調べることができるため、ぜひ利用してみよう。住みたいエリアが決まったら、いよいよ物件探しの始まりだ。不動産情報サイトには数多くの物件が掲載されているが、家賃や間取り、方角、階数などの希望を全て満たす物件を見つけるのは容易ではない。

そこで、できるだけ希望に近い物件を見つけるためにも、自分が何を重視したいのか優先順位を付けてみよう。あなたのこだわりを明確にしておくと物件を探しやすいため、オススメだ。希望の物件が見つかれば、不動産会社に問合せをして実際に物件の内見を行おう。サイトの情報だけでは分からない物件の状態や、物件の周辺環境を確認しておくことも大切。

関連記事:賃貸物件の内見チェックポイント。当日の流れや持ち物、注意点も紹介

同じ沿線の街でも、家賃相場には幅がある。よく調べてみよう
同じ沿線の街でも、家賃相場には幅がある。よく調べてみよう

賃貸契約を結ぶためにやるべきこと3つ

引越しを行うには、入居する物件を決めるだけではなく、契約や手続き関連などやるべきことは山積みだ。ここでは、賃貸契約を行うまでにやるべきことを紹介する。

初期費用を用意する

物件の契約時に支払う初期費用には、敷金・礼金の他、不動産会社への仲介手数料や、火災保険料なども含まれる。初期費用の相場は家賃4~5ヵ月分と言われている。

入居時に玄関の鍵の交換やエアコンのクリーニングを依頼する場合には、さらに出費が増える場合も。余裕を持って準備しておこう。敷金・礼金が不要の物件や、仲介手数料が安い不動産会社を選ぶのも一つの方法だ。

関連記事:賃貸物件の「敷金・礼金」「保証金」の違いって?

連帯保証人を決める

連帯保証人とは、万が一あなたが家賃の支払いができなくなった場合に、あなたの代わりに家賃などの支払いを行う人を指す。

親や兄弟などの親族が連帯保証人となることが多いが、引き受けてくれる人が見つからない場合、連帯保証人が不要な物件もあるため、事前に確認しておくと良いだろう。

関連記事:賃貸物件の連帯保証人の条件 ~みんなは誰にお願いしているの?

入居申込書を提出し、契約書を結ぶ

物件に入居する際には、入居申込書が必要だ。入居申込書には、物件名や契約予定日、入居予定日、契約者の氏名や現住所、勤め先などを記入する。虚偽の情報を記入すると契約解除となるため注意しよう。

申込書を提出すると入居審査が行われ、無事に審査を通過すれば晴れて契約となる。改めて不動産会社や管理会社へ赴き、契約書の締結を行うこととなる。

関連記事:賃貸契約で必ず行われる入居審査って何? 部屋探しの難関を突破するための4つのポイント

入居申込書を提出後、入居審査を通過すれば契約締結へと進むことができる
入居申込書を提出後、入居審査を通過すれば契約締結へと進むことができる

ここからは、契約後~引越しまでにやるべきことを紹介。引越しに向けて準備を進めよう!

契約後~入居日前までにやるべきこと5つ

契約が済んだら、引越しに向けて準備を進めよう。ここでは契約の後にやるべきことを紹介する。

引越し方法を考える

引越しは業者に依頼するのが一般的。引越し会社は荷物が少ない単身用のリーズナブルなプランを用意していることが多い。料金は引越し先の距離によっても異なるので、各社のホームページなどでチェックしてみよう。

初めての一人暮らしの場合、新居で使用する家電を新たに買い揃える場合も多いため、運ぶ荷物がほとんどないという場合も。その場合は、レンタカーを借りて自分で荷物を運んだり、家族や友人に手伝ってもらったりするなど、荷物量に合わせて選ぶと良いだろう。

関連記事:レンタカーで引越しはできる? メリット・デメリットとおすすめの車種紹介

不要品を処分し、荷造りを行う

引越し前には、不要品の処分も済ませておこう。引越し業者に依頼する場合は、荷物が多ければ多いほど高額になるため、あらかじめ整理しておくことが大切。不要品は、リサイクルショップやフリマアプリで販売するのもオススメだ。

関連記事:引越しの不用品をメルカリで高く売るコツをネットオークションの達人に聞いてきた

新居で必要なものをそろえる

初めての一人暮らしでは、家具や日用品など必要な物が多いだろう。布団やカーテン、照明器具などは引越しをしてすぐに必要となるため、優先的に用意しておくと安心だ。

ティッシュペーパーやトイレットペーパー、ハブラシなどの消耗品も同様に入居したその日から使うもの。引越しの荷物にあらかじめ入れておくか、引越し当日に買っておこう。

市区町村の役所で必要な手続きを済ませる

引越し前には、市区町村役所での手続きも済ませておこう。同じ市区町村内での引越しでは転居届、市区町村外への引越しでは転出届の提出が必要となる。

関連記事:賃貸契約で必ず行われる入居審査って何? 部屋探しの難関を突破するための4つのポイント

ガスの使用手続きを行う

引越し先でガスを使用するにはガス会社の係員による立会いが必要なため、引越し当日に使用開始できるよう、事前に開栓の依頼をしておこう。依頼時には、引越し先の住所だけでなく現住所や引越しの日時、使用しているガスの種類などを伝える。

荷造りは早めに進めておくと良い
荷造りは早めに進めておくと良い

引越し後にやるべきこと4つ

最後に、引越し後に行うことをチェックしておこう。

電気、水道の使用手続きを行う

まずは、新居のライフラインを整えよう。電気は引越し当日からすぐに使用できるが、「電気使用申込書」を提出する必要がある。水道も事前の申し込みは不要だが、電気と同じく「水道使用開始申込書」の提出が必要。

どちらの申込書もあらかじめ物件に用意されているため、必要事項を記入して投函しよう。インターネットからも申し込みができる。

市区役所で必要な手続きを済ませる

市区町村外へ引越しをした場合には、新居のある市区町村へ転入届を提出する。その際、転出届の提出時に発行された「転出証明書」を併せて提出しよう。

関連記事:引越しの際は必ず役所へ提出を! 転出届と転居届の提出期限はいつまで?

近隣住民へ引越しの挨拶をする

建物の規模にもよるが、両隣と上下階の住民へ引越しの挨拶をしておくと、これから始まる新生活で心強い存在になってくれるかもしれない。ただし、防犯上あえて一人暮らしであることを知らせたくない人は、無理に行う必要はない。

関連記事:引越し挨拶のマナーを解説! ベストな時間帯や挨拶する範囲、おすすめの手土産など

各種住所変更の手続きを行う

運転免許証や銀行、保険会社、携帯電話会社、クレジットカード、病院など、さまざまな場所に住所を登録しているはずだ。引越しの後には、これらにも忘れず住所変更の連絡をしておこう。

住民票の異動は引越し後14日以内に行おう
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引越しスケジュールは、初めての一人暮らしの強い味方!

初めての一人暮らしでは、物件探しから引越し後の手続きなど、やるべきことが数多くある。何から始めたら良いか分からない場合には、今回ご紹介したようにスケジュールを立てて整理していくのがオススメだ。

文=みつまめ(株式会社YOSCA)

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CHINTAI編集部
CHINTAI編集部

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