マンションに宅配ボックスがなくても大丈夫!意外と知らない荷物の受取方法

公開日:2017年1月6日

宅配ボックスがないマンションでも便利に荷物を受け取れる!

宅配ボックスがないマンションでも大丈夫
宅配ボックスがないマンションでも大丈夫

最近、お部屋探しの希望条件として人気の設備が「宅配ボックス」だ。宅配ボックスとは、受取人が留守でも宅配便や郵便物の受け取りが可能なロッカー型設備のことである。

しかし、賃貸物件において宅配ボックス付きの物件は数が限られており、家賃も比較的高い傾向にある。宅配ボックス以外で、便利な荷物の受取方法はないのだろうか。

今回は、宅配ボックスの代わりになる荷物の便利な受取方法や、宅配ボックスがないマンションのメリットについて解説していく。

宅配ボックスがないマンションでも荷物を受け取る方法

留守が多い一人暮らしのビジネスパーソンにとって、いつでも荷物を受け取れる宅配ボックスは必要不可欠な設備だと感じるかもしれない。たしかに宅配ボックスは便利な設備だが、宅配ボックス以外でも荷物を受け取る方法がいくつかある。ここでは、宅配ボックスの代わりに荷物を受け取る4つの方法を紹介していく。

宅配便営業所留め・郵便局留めで届けてもらう

宅配ボックスがなくても、宅配便営業所留め・郵便局留めが可能
宅配便営業所留め・郵便局留めで指定することができる

宅配便の営業所や郵便局が自宅の近くにあれば、営業所留め・郵便局留めで指定し、窓口で受け取るのもひとつの手だ。業者によっては21時頃まで営業している営業所もあるので、仕事で少し遅くなったときにも利用できる。

自宅のマンション近くに営業所や郵便局がなかったり、21時以降も自宅に帰れなかったりする場合は、会社近くの営業所や郵便局で受け取る方法もある。

コンビニ受け取りを利用する

宅配ボックスがなくてもコンビニ受け取りが可能
コンビニ受け取りも可能!!

ネットショッピングの場合は、商品の受取方法をコンビニに指定できる場合が多い。ほとんどのコンビニが24時間営業しているので、時間がなくて忙しい社会人におすすめだ。また、荷物を受け取る際に一緒に買い物を済ませられるメリットもある。

駅や街の宅配ボックスを利用する

街中の宅配ボックスを利用
駅や街中の宅配ボックスを利用するのもあり!

運送会社やECサイトの運営企業など、駅に宅配ボックスの設置をはじめている企業が増えている。通勤や通学で駅を利用する人は、マンションで受け取る代わりに駅の宅配ボックスを使うのもおすすめだ。

これなら、マンションについている宅配ボックスのように自分のペースに合わせて荷物を受け取れる。

自作、もしくは市販の宅配ボックスを利用する

備え付けの宅配ボックスの代わりに、市販のコンテナやチェーンを使い、宅配ボックスを自作している人もいる。

ただし、賃貸物件の玄関外はほかの同居人との共用スペースなので、勝手に置くと邪魔になったり、災害時の避難経路を塞いでしまったりすることもあるので注意が必要だ。宅配ボックス設置の可否は、物件の管理者や大家さんに必ず確認し、許可を取ってから設置しよう。

宅配ボックスがない場合は作るのもあり!

宅配ボックスが設置されていないマンションなら、宅配ボックスを自作するのも手段のひとつだ。宅配ボックスは以下の材料を揃えれば簡単に作ることができる。

▼材料
・ストッカー(コンテナ)
・朱肉不要の印鑑
・南京錠
・ワイヤー

▼作り方
①荷物が入るサイズのストッカーを用意し、外側に「宅配ボックス」と書いた紙を貼る
②ストッカー内部に朱肉不要の印鑑と南京錠を入れておく
③宅配ボックスを設置場所に置き、近くにある柱などとワイヤーでつないでおく

ストッカーのサイズは設置するスペースを考えて選ぶと良いだろう。大きすぎると近隣住民の邪魔になってクレームを受けるかもしれない。ストッカーの中には受取印用の印鑑と南京錠を入れておこう。

南京錠は盗難防止用として、荷物を入れた後に宅配業者がストッカーを施錠するために使用する。宅配業者が困らないように、ストッカーの内側に南京錠を使う旨を説明した紙を貼っておくと親切だ。また、ストッカー自体が盗まれないようにワイヤーでつなげておこう。

宅配ボックスがないマンションにはメリットもある!

マンションに宅配ボックスがついていなくても、ほかの受け取り方法を利用すれば不便さは感じにくい。さらに、宅配ボックスがないマンションにもいくつかメリットがあり、あえて宅配ボックスなしのマンションを選ぶ人もいる。ここでは、マンションやアパートに宅配ボックスがついていない場合のメリットを紹介する。

宅配ボックスがないマンションのメリット➀:家賃が安くなる&物件数が増える

宅配ボックスがついているマンションはほかの室内設備も充実している物件が多いため、家賃が高くなる傾向にある。一方、部屋の希望条件から宅配ボックスを外すと、家賃は下がり物件数が増える。そこで、東京都で人気の恵比寿駅にて、宅配ボックス付きのマンションと宅配ボックスを検索条件から外した場合のマンションの最低家賃と物件数を比較した。※1

▼恵比寿駅周辺で「マンション」「宅配ボックス付き」で検索した場合
最低家賃:6.9万円
物件数:574件

▼上記検索条件から「宅配ボックス」を外した場合
最低家賃:4.9万円
物件数:746件

物件の希望条件から宅配ボックスを外すだけで、最低家賃は2万円ほど下がる結果となった。物件数は200件弱も増えているので、部屋探しの選択肢も幅広くなる。
※1 2021年6月17日時点(CHINTAIネット調べ)

宅配ボックスがないマンションのメリット②:ご近所トラブルを防止できるかも

宅配ボックスからしばらく荷物を引き上げない住民がいるマンションも多く、宅配ボックスが原因で近所トラブルに発展するケースも少なくない。

また、宅配ボックスが開かなくなった場合は、管理会社を呼ばないといけないのもトラブルのひとつだ。面倒なトラブルに巻き込まれないという点も、宅配ボックスがない物件のメリットだといえる。

宅配ボックスが本当に必要か考えてみよう

インターネットで簡単に商品を購入できるようになった現代社会のニーズに合わせて、物流の方法や受取方法もそれに比例するように年々増えてきている。自宅以外でも荷物の受け取りが可能になったことで、今まで便利で必要とされていた宅配ボックスの存在価値は薄まりつつある。部屋選びの必要条件から宅配ボックスを外して検索してみると、今まで見つけられなかった優良物件に出会えるかもしれない。

2021年7月加筆=CHINTAI情報局編集部

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