1LDKと2DKはどっちが安い?間取りの違いとおすすめな人もご紹介
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1LDKと2DKの違いやメリット・デメリットって?
最近の賃貸物件では、リビングとダイニングキッチンが一つになっている「1LDK」のものが人気のようだが、比較的築年数の古い物件でよく目にする「2DK」にもいろんなメリットがある。

食卓スペースとキッチンを、併設しているのがダイニングキッチン(DK)。そこに二部屋くっついた間取りが2DKだ。「広さが中途半端で使い勝手が悪そう……」というイメージを持つ人もいるかもしれないが、2DKにはメリットも多くある。CHINTAIメディアグループの佐野夕祈さんに、2DKタイプの良い点と注意点を聞いてみた。
DKタイプのメリット・デメリット
DKタイプのメリット:賃料設定が、お得な物件が多い!
「DKタイプは、築年数が古い物件が比較的多いので、LDKタイプの物件に比べて、賃料設定が低く設定されているケースが多いです。物件にもよりますが、最寄駅や徒歩分数などの条件が同じでも1LDK(1部屋+LDK)よりも2DK(2部屋+DK)のほうが、賃料設定が低いこともあるんですよ」と佐野さん。
ほかにも「キッチンが独立しているので、来客時も人目を気にせず調理ができる」「調理に伴う煙やにおいなどが、寝室に影響しにくい」などのメリットも。また、「DKタイプでは、キッチンの換気扇以外にも小窓がある物件は日常的に部屋全体の換気ができるのでおすすめですよ」と佐野さん。
DKタイプのデメリット:一部屋が少し狭いと感じることも
DKの定義についてだが、部屋数が1部屋の場合は「4.5畳以上8畳未満」、2部屋以上の場合は「6畳以上10畳未満」と広告表示においては定寝られている。そのため、キッチン設備も含めた4.5畳の場合だと、冷蔵庫や食器棚を置くと、テーブルを置くスペースが限られてしまう。6畳以上でも、テレビやソファーを同時に置くのは難しい。
さらに、エアコンがリビングに1基だけというケースもあり、扇風機やサーキュレーターと併用するなど、冷暖房には工夫が必要となる。また、調理中にはリビングの様子が分かりづらく、場合によっては生活動線が複雑になることも。食事をどこで取ることが多いかなど自分の生活スタイルを事前に想定してみると良さそうだ。
1LDKか2DKか……迷ったらこう判断!
「自分たちには人気の1LDKと、“知る人ぞ知る”な2DKのどちらが合ってるんだろう……」
引越し前、そんな風に悩んだら、ぜひ下の記事を読んでみてほしい。
ざっとポイントをまとめると、こんな感じ。
1LDK向きのカップルや夫婦
・なるべく多くの時間を一緒の空間で過ごしたい
・広いリビングにお客さんを呼んで、ホームパーティーを開きたい
・家賃の安さより、部屋のきれいさや新しさを重視している
広々としたリビングで開放感のある1LDK。ケンカをしても逃げ場がないのが難点ではあるが、顔を合わせるからこそ仲直りも早いかも。
2DK向きのカップルや夫婦
・プライベートな時間や空間を大切にしたい
・くつろぐ部屋以外に仕事部屋が欲しい
・部屋のきれいさや新しさより、家賃の安さを重視している
部屋が2つあるため、二人暮らしでも互いに個室を持つことができたり、1つを作業部屋に充てられるなど、多様な使い方ができるところが2DKの魅力だ。部屋数が多いので、生活時間帯にズレのあるカップルや、専有面積よりも部屋数を優先したいといったファミリー世帯にもおすすめできる。
2DKのインテリアはどうする?
1つ1つの部屋が少し狭いことや、築年数が古いからこその「絶妙な一昔前感」も、インテリアの工夫次第でカバーすることができる。↓の記事では、2つある部屋の効果的な使い方や、レトロな風合いを生かしたインテリアテクニックを紹介している。
まとめ
・DKタイプは古めの間取りであるため、LDKタイプと比較して家賃がリーズナブルな場合が多い
・エアコンが1基しかない場合も……サーキュレーターなどで工夫を
・新しさより、部屋数や家賃の安さを重視する人にはDKタイプがおすすめ
DKタイプ最大の魅力はやっぱり「手軽な賃料」と「部屋数の多さ」。独立した空間で人目を気にせず料理を作りたい人や経済的に暮らしたい単身者・若年カップル、個室が必要なファミリー世帯におすすめだ。
「なんとなく古そうだから……」とDKタイプを敬遠していた人は、もう一度検討してみてもいいかもしれない。
(たままい。+ノオト)