簡単!冬でも洗濯物が早く乾く干し方を家事・収納アドバイザー本多弘美先生と実践してみた
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衣類別! 早く乾く干し方とは?
早く乾かすには、余計な水分を飛ばし、衣類同士の重なりを減らしてたくさんの風が当たるように干すことが大事だとわかった。でも、具体的にどうやって干せばいいんだろう?
衣類別に、あるあるな「NG干し」と「OK干し」を教えてもらえることに。しかも、便利な100均アイテムも教えてくれるみたい。
ズボンは「ズボンハンガー」を使って布同士の重なりを減らすべし!

本多先生 まずはズボン。ありがちなNG干しはこんな感じ
木村 うわ~、重なりだらけですね!
本多先生 そう。特に乾きにくいズボンの中に、風がほとんど通りません。でも、この商品を使えば解決です

木村 変わった形。これは何ですか?
本多先生 ズボンハンガーです

本多先生 ほら、こんな風にピンチを四隅に留めれば、布同士が重ならず且つズボンの中に空気の通り道ができるんです。ポケットは外に出しておくとより乾きやすいですね
木村 優れもの~!

パーカーのフード裏は「パーカーフード用ハンガー」で持ち上げて干すべし!

本多先生 パーカーの中で乾きにくいのはフード裏です
木村 ここ乾かないですよね~。いっつもあきらめてここは濡れた状態で着てました……
本多先生 それもこのアイテムを使って干せば解決です

木村 かゆいところに手が届くような商品ですね。でもこれ、どうやって使うんですか?
本多先生 こんな風に、普通のハンガーの柄に引っ掛けて使います。フード部分が持ち上がるから風通しがよくなるでしょう?

木村 すげー! これ考えた人天才ですね……

本多先生 横から見るとこうですね。ただ、柄が太いハンガーだとフード用ハンガーに引っ掛けられないので、極力細いものを使ってください。あと、このパーカーみたいにチャック付きの服は、必ずチャックを開けた状態で干してください
木村 あ、閉めるの面倒くさいんでいっつも開けたまんまで干してました
本多先生 今回に限っては木村さんが正解ですね。でも面倒くさいからとかじゃなくて、これも少しでも風通しを良くするために、開けて干してください
肩の部分に厚みのあるハンガーを使えば、超簡単に風の通り道を作れる!

木村 先生! このタケコプターみたいなハンガーは何ですか?
本多先生 それはトレーナー用のハンガーですね。ズボン同様、服の中に空間を作って乾きやすくするためのアイテムです
木村 ほんとによく考えるな~

タートルネックの首元には「タートルネックハンガー」が有効!
この調子でどんどん紹介していこう。お次は冬服の定番、タートルネック。首元あったかいし、なんとなくオシャレに見えるから大好きでたくさん持ってるんだけど、首の部分が乾きにくいんだよなぁ。

木村 これ、タートルネックを干すためのハンガーっぽい!

本多先生 その通り。首と腕の部分を伸ばしてから使ってください




首元が伸びているのと、ちょっとわかりづらいけど二の腕部分の幅も広がっている。たくさん風が入って乾きが早まるというわけだ。
本多先生 でもね、このハンガーは100均では買えないし、売られているところも少ないので、結構手に入りづらいんですよ。あと値段もちょっと上がります。相場としては400円くらいかしらね
木村 手に入りづらいのは困りますね……
本多先生 どこにでも売ってるハンガーで干せる方法があるので、それも教えましょうね
木村 ぜひ!
専用ハンガーを使わないタートルネックの干し方
本多先生 使うのはボトムハンガーです。両端に洗濯バサミを2個取り付けて、首と両袖を吊るします。裾が伸びないよう、裾を手で持ちながら干すと良いでしょう

本多先生 そして、もう1つ普通のハンガーで服の下半分を持ち上げるように干します。こうすることで、衣類が伸びにくくなるんです

木村 なるほど~! 伸びにくいなら、セーターとかにも応用できそう!
いろいろ干したい時は、「長→短→長→短」を意識すべし
木村 ここまで、服の種類別に早く乾く干し方を教わってきましたけど、実際は靴下とかタオルとかこまごましたものも干すわけじゃないですか? そういう“いろいろ干したい時”ってどうすればいいんですか?
本多先生 なかなか良い質問ですね。それもお教えしましょう。こんな風に長いものと短いものを交互に干すと、風が通りやすくなって乾きが早まります。でも、こんな風に都合よく干せる衣類ばかりではない時もあるでしょう。そういうときは、厚手→薄手→厚手→薄手の順番でも大丈夫です。とにかくまんべんなく風を行き渡らせることを意識してください

木村 なるほど~! 今まで何にも考えず目についた服から干してました!
本多先生 でしょうね
次のページでは、衣類を実際に干してみた様子をご紹介!まさかの緊急事態が発生?!