【美容ライター解説】メイクブラシセットの選び方とおすすめアイテムを紹介
メイクブラシを活用して、メイクの仕上がりに差をつけよう!

みなさんは、普段のメイクでメイクブラシを使っているだろうか。付属のチップで済ませるか、面倒だからと手や指で仕上げている人も多いのでは?
メイクが大好きな人はもちろん、メイク初心者さんにも使ってほしいのが「メイクブラシ」。化粧に自信がない人でも、メイクブラシを使えばプロに化粧してもらったような印象に早変わり!
本記事では美容ライターである筆者が、初心者に試してほしいメイクブラシの種類や選び方を徹底解説。ネットで購入できるおすすめのメイクブラシセットも紹介しているので要チェック!
このページの目次
- メイクブラシを活用して、メイクの仕上がりに差をつけよう!
- そもそもメイクブラシって必要なの?
- メイクブラシの選び方のポイントは?
- 初心者におすすめのメイクブラシの種類は?
- おすすめのメイクブラシセット8選!
- おすすめのメイクブラシセット①:MSQ/メイクブラシ 8本
- おすすめのメイクブラシセット②:SIXPLUS/メイクブラシ 5本セット Dawnシリーズ
- おすすめのメイクブラシセット③:CORINGCO/コットンキャンディーカプセルメイクブラシ 4本セット
- おすすめのメイクブラシセット④:DUcare/メイクブラシ 8本セット
- おすすめのメイクブラシセット⑤:SIXPLUS/携帯用メイクブラシ 5本セット
- おすすめのメイクブラシセット⑥:匠の化粧筆コスメ堂/熊野筆 メイクブラシセット スターターセットプラス 5本セット
- おすすめのメイクブラシセット⑦:匠の化粧筆 コスメ堂/メイクブラシ エントリーシリーズ 5本セット
- おすすめのメイクブラシセット⑧:貝印/熊野筆 アイシャドウブラシ S M L 3本セット
- メイクブラシのお手入れ方法
- メイクブラシを使って、メイクのクオリティをあげよう
そもそもメイクブラシって必要なの?

プロのメイクアップアーティストにとって、メイクブラシはマストアイテム。どんなファンデーションや、カラーコスメを使うかよりも、どんなブラシを使うかの方が話題になるほどで、プロとそうでない人とのメイクの差は、ブラシの差とも言えるほど。
メイクブラシを使って化粧する場合のメリットは、以下の通り。
メイクブラシを使うメリット①:化粧による肌への負担が減る
指やチップで化粧をすると、肌に思った以上に負担がかかる。でも、メイクブラシを使えば肌への負担が軽くなり、肌が荒れたりシミができたりするリスクを減らす効果が期待できる。
特にまぶたは、皮膚が非常に薄いので、日頃のメイクによる摩擦や負担が大きく、年齢が出やすいパーツ。メイクブラシで優しく化粧することで、目元のエイジングケアへの投資にもなるはずだ。
メイクブラシを使うメリット②:肌の凹凸をカバーしてくれる
指やスポンジよりも、メイクブラシの方が毛穴を含む肌の細かな凹凸をカバーするのが得意だ。指やスポンジだと、どうしてもきめが荒くなってしまうが、メイクブラシなら筆の柔らかく細かい毛が肌の凹凸にしっかりなじんでくれるので、仕上がりの滑らかさに差がつく。
メイクブラシを使うメリット③:グラデーションが簡単にできる
特にアイメイクやハイライト、顔まわりのシェーデングには、グラデーションテクニックが欠かせない。これらの化粧をするとき、付属品のチップや小さい筆を使うと、かなり強く・濃く色が乗ってしまう。
しかし、メイクブラシを使えば、濃淡を調整しながら色を乗せられるので、誰でも自然なグラデーションを作ることができる。いかにも「メイクしました!」という不自然な仕上がりではなく、上品で清潔感・透明感のある仕上がりにしたいなら、やはりメイクブラシは外せない。
メイクブラシを使うメリット④:つやが出て化粧が崩れにくくなる
仕上げにフェイスパウダーを乗せる際にも、付属のパフよりメイクブラシの方が圧倒的につやのある仕上がりになり、化粧を均一に仕上げてくれる。
ブラシは、上下左右全方位に動かせるので、毛穴の凹凸にフィットしやすく、フェイスパウダーをムラなく均一にのせることができる。一方で、パフは一方向に動かすか、叩くという方法でしかフェイスパウダーを乗せられないのでムラになりやすい。メイクにムラがあると、そこから化粧崩れが起こりやすくなってしまう。
メイクブラシを使って、フェイスパウダーで仕上げた化粧は崩れにくく、自分でも鏡を見て「いい感じ!」と思えるはず。
メイクブラシを使うことで、いつものメイクが、プロに仕上げてもらったような自然で丁寧な仕上がりに変わる。
メイクブラシの選び方のポイントは?

ブラシは実際に店頭で試すことができる場合もある。ブラシを選ぶ際は、まず「手になじむかどうか」と「肌あたりが良いか」の2点に着目してみよう。
メイクブラシの選び方①:手になじむものを選ぶ
メイクブラシは手の延長のようなもの。そのため、持ちやすさや、握りやすさが自分の好みに合っていることが重要。
手が小さい女性の場合、メイクブラシの柄の部分が長すぎたり太すぎたりすると、持ちにくく、化粧中に落としてしまうこともある。メイクブラシは大きすぎず、重すぎず、自分にとって持ちやすいものを選ぼう。
メイクブラシの選び方②:肌あたりが良いものを選ぶ
メイクブラシを使うことでチクチクしたり、肌がかゆくなったりするのは大問題。持ち手の部分にはそこまで大きな差を感じなくても、ブラシの「肌あたり」には大きな差がある。
一般的に、天然毛のブラシは肌あたりが非常に良く、肌の上をやさしくブラッシングするだけでもとても気持ちが良いとされる。とはいえ、お手入れにはやや手間がかかり、動物の毛にアレルギーがある人は使えないのが難点だ。
一方、「人工毛は良くない」と考える人もいるかもしれないが、ファンデーションやコンシーラーなど油分の多い化粧の場合、人工毛の方がしっかり化粧を乗せられる。さらに、お手入れの際に洗いやすく、筆そのものが丈夫といったメリットもある。
最近のメイクブラシは人工毛か天然毛か、肌に当ててみてもわからないくらい進化している。まずは実際に使ってみて、肌あたりが心地いいと感じるものを選ぼう。
初心者におすすめのメイクブラシの種類は?

ブラシの種類があまりに多すぎると使いこなせないことが多いので、初心者さんは、3本〜8本ほどのメイクブラシセットを購入するのがおすすめ。
まずは自分が必要だと思うメイクブラシの種類をチェックし、セットで5,000円前後のものを目安に探してみよう。
初心者におすすめのメイクブラシ①:ファンデーションブラシ

リキッドファンデーションやコンシーラーを使うなら、一度試してほしいのがファンデーションブラシ。
初心者に人気なのは「歯ブラシ型」、つやを出したいなら「丸平型」、カバー力を上げたいなら「フラット型」などと目的によっておすすめは若干異なる。筆者のおすすめは、オールマイティに活躍してくれる「フラット型」のファンデーションブラシだ。
「フラット型」のファンデーションブラシは、パウダーファンデ・リキッドファンデ・クッションファンデのいずれにも対応ができる優れもの。どのタイプのファンデーションでも、均一に薄くつけることができるので、特に肌の凹凸が気になる人にとっておすすめだ。
初心者におすすめのメイクブラシ②:アイブロウブラシ

アイブロウ用には、眉尻まできちんと色を乗せられる「斜め型」が非常に使いやすい。毛流れも「斜め型」のブラシの方が普通のブラシよりも整えやすい。
初心者におすすめのメイクブラシ③:アイシャドウブラシ

アイホールの中心とアイラインのぼかしには、スモールサイズからミドルサイズまでのアイシャドウブラシを使うと綺麗に仕上がる。
アイホール全体に使うなら、ラージサイズの方が便利。ブラシの数を少なくしたいなら、まずはスモールサイズからミドルサイズのブラシでスタートしよう。
初心者におすすめのメイクブラシ④:チークブラシ

「斜め型」のメイクブラシを使うと、チークはもちろんハイライトやシェーデング用としても使える。「斜め型」のブラシは、頬骨に沿わせやすいのでチークが濃くなりにくく、血色の良い自然な仕上がりになる。
初心者におすすめのメイクブラシ⑤:リップブラシ

「平型」のリップブラシなら、リップラインをはっきりさせ、唇全体にも簡単に色を乗せられる。
初心者におすすめのメイクブラシ⑥:フェイスブラシ

化粧の最後にフェイスパウダーを乗せると、崩れにくくツヤツヤに仕上がる。
その際、付属のパフではなく、毛足が長めの「丸平型」のメイクブラシを使うと、一気にムラなく仕上げられる。さらに数回顔の上をブラシで撫ると、つやが増す。
おすすめのメイクブラシセット8選!
インターネットで手軽に買えるメイクブラシセットをいくつかご紹介。プチプラのものもあるので、気軽に試してみてほしい。
おすすめのメイクブラシセット①:MSQ/メイクブラシ 8本

¥999/MSQ
メイクブラシセットの内容
- アイシャドウブラシ
- ファンデーションブラシ
- パウダーブラシ
- ブレンディングブラシ
- ノーズシャドウブラシ
- リップブラシ
- シェーダーブラシ
- 多目的ブラシ
必要なものが全てそろっているのに1000円以下のプチプラ。ブラシのクオリティにも問題なし。初めてブラシを買うけれど、失敗はしたくないという初心者さんに特におすすめ。
おすすめのメイクブラシセット②:SIXPLUS/メイクブラシ 5本セット Dawnシリーズ

¥2,999/SIXPLUS
メイクブラシセットの内容
- ファンデーションブラシ
- パウダーブラシ
- フェイスブラシ
- アイシャドウブラシ
- ブレンディングブラシ
最低限必要なものがカバーされている基本のセット。8本は使いこなせないかも……という人にもおすすめ。ナイロンと馬の毛で作られているのもポイント。人工毛と天然毛の良いとこ取りをしたい人にも◎。
おすすめのメイクブラシセット③:CORINGCO/コットンキャンディーカプセルメイクブラシ 4本セット

¥1,950/CORINGCO
メイクブラシセットの内容
- パウダ&チークブラシ
- ノーズシェーディング & アイブレンディング
- アイシャドウブラシ
- ポイントアイシャドウブラシ
なんと言っても、見た目の可愛さが抜群。小さめなサイズが逆に手になじみやすく、ポーチやカバンに携帯しやすいのも嬉しい。メイクブラシを持つことでテンションを上げたい人、かわいいデザインにこだわりたい人向け。
おすすめのメイクブラシセット④:DUcare/メイクブラシ 8本セット

¥2,079/DUcare
メイクブラシセットの内容
- パウダーブラシ
- シェーディングブラシ
- チークブラシ
- ブレンディングブラシ
- シャドウブラシ
- アイシャドウブラシ(S・L)
- アイブロウブラシ
こちらも必要なものが全て入っていて、ピンクの専用ケースがかわいい。ブラシの毛にはタクロンという高級合成繊維が使用されており、敏感肌の方でも安心して使える。天然毛の扱いに自信がない人には、特におすすめ。
おすすめのメイクブラシセット⑤:SIXPLUS/携帯用メイクブラシ 5本セット

¥2,899/SIXPLUS
メイクブラシセットの内容
- パウダーブラシ(斜め型)
- ファンデーションブラシ
- 多機能パウダーブラシ
- アイシャドウブラシ
- アイブロウ&リップブラシ
ナイロン毛だが羽毛のように柔らかく、ボリュームのある毛が魅力。アイブロウ&リップブラシ、アイシャドウブラシが両端に付いているので、少ない本数で機能性抜群。
おすすめのメイクブラシセット⑥:匠の化粧筆コスメ堂/熊野筆 メイクブラシセット スターターセットプラス 5本セット

¥6,980/コスメ堂
メイクブラシセットの内容
- 熊野筆フェイスブラシ(山羊毛)
- 熊野筆・アイシャドウブラシ(馬毛)
- ブラシ&コーム(馬:たてがみ)
- 熊野筆リップブラシ(馬毛+PBT)
- 熊野筆丸フラットチークブラシ(山羊毛(無染色))
持ち手の部分が木製で、高級感溢れるメイクブラシセット。広島県の熊野町で作られる「熊野筆」のブラシは、プロも愛用する逸品。馬毛の柔らかさに癒される人も多い。ギフトにも最適。
おすすめのメイクブラシセット⑦:匠の化粧筆 コスメ堂/メイクブラシ エントリーシリーズ 5本セット

¥4,620/コスメ堂
メイクブラシセットの内容
- チークブラシ(山羊)
- アイシャドウブラシ(小)
- ブラシ&コーム
- リップブラシ
- スポンジチップ
こちらも持ち手の部分は木製で、馬毛や山羊毛などの天然毛が採用されている、人気メイクブラシセット。熊野筆は高くて手が出ないという人におすすめの日本製ブラシ。
おすすめのメイクブラシセット⑧:貝印/熊野筆 アイシャドウブラシ S M L 3本セット

¥1,780/貝印
メイクブラシセットの内容
- アイシャドーブラシ(S・M・L)
ブラシを使いこなす自信がない、まずはアイシャドウのグラデーションをメイクブラシで試してみたいという人におすすめの3本セット。馬毛を使用した熊の筆をお手軽価格で試すことができる。グラデーションの違いや、まぶたにかかる圧の違いを体感できるはず。
メイクブラシのお手入れ方法

メイクブラシは、化粧の仕上がりを格上げするのに欠かせないアイテムであるが、お手入れも必須。ブラシに雑菌が繁殖してしまった状態でそのまま使用し続けると、ブラシの良さが発揮できないだけでなく、肌トラブルの原因にもなってしまう。
最低でも1回使用する度に、メイクブラシに付着した粉をティッシュペーパーなどでよく落とすこともセットにしよう。また、ブラシごとにお手入れの方法が若干異なるので、購入した際に同封されている説明書をよく読み、それに沿ったお手入れをしてほしい。
メイクブラシのお手入れ方法:天然毛の場合
天然毛のメイクブラシの場合は、購入時の説明書にそって手入れをしよう。
「頻繁な水洗いは厳禁」と記載しているものもあれば、汚れが気になった場合は、ぬるま湯にシャンプーを溶かし、やさしく汚れを落としたうえで、最後にほんの少しトリートメントをするように促す商品もある。
天然毛のお手入れは、人間や動物の毛のお手入れに似ている部分があるが、ドライヤーや扇風機を使って乾かすことなどは禁止されているケースもあるので注意が必要だ。
メイクブラシのお手入れ方法:人工毛の場合
人工毛のメイクブラシの場合は、少なくとも月に1回は中性洗剤を水に溶いた瓶の中で、色や汚れが出なくなるまで筆をすすぎ洗いし、日陰に干して乾かしておくのが一般的なお手入れ方法だ。
化粧のノリが悪くなってきた、仕上がりがパッとしないと感じた時もブラシの汚れが原因である可能性が高いので、お手入れをしてみよう。

月に1回、メイクブラシのお手入れと同じタイミングでメイクパレットやポーチを見直すことをルーティンにすれば、ブラシのケアだけでなく、メイクのマンネリを防ぎ、メイクのクオリティを上げることにもつながる。メイクが上手くなりたいなら、道具を大切にすることは基本だと心に留めておこう。
メイクブラシを使って、メイクのクオリティをあげよう
ルーティンになりがちな化粧こそ、メイクブラシを使って「丁寧に」行うことで自分自身をじっくり見つめ直す時間になる。ひと手間を惜しまず、ブラシを活用することで、周囲との差をつけられる。メイクブラシを使って、自己高揚感を高めてみてほしい。
※記載の商品価格・情報は2022年10月6日時点のものです