無印良品の「防災セット」を無印マニアの防災共育管理士が徹底解説!おすすめの防災グッズもご紹介

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無印良品の「いつものもしも備えるセット」を使ってみた

無印良品の「いつものもしも備えるセット」を使ってみた
防災共育管理士が無印良品の防災セットを徹底解説!

いつ起こるか分からない災害に備えて、用意しておきたい防災グッズ。さまざまな商品があるなかで、何を買えばいいのかわからないという人も多いだろう。

そんな人におすすめなのが、無印良品の防災セット。日常で使うのにも便利なアイテムが入っているので、防災だけでなく普段使いくにもおすすめ!

本記事では、防災共育管理士であり、無印良品マニアでもあるムジッコりえ(松永りえ)さんが、無印良品の防災セットについて徹底解説! 一緒に用意しておくと安心なアイテムも合わせて紹介する。

松永さん
文・写真=ムジッコりえ(松永りえ)

整理収納コンサルタント/防災士・防災共育管理士・認定講師。2016年に熊本地震で被災して以来、防災と収納を組み合わせた「安全な暮らし」の重要性を広めている。著書は3冊。雑誌掲載80誌以上。無印良品マニアでもあり、10年以上綴っているブログ「良品生活」は月間最高150万PV。 Instagram@ mujikko_rie)のフォロワーは現在7.1万人。テレビ・セミナー・執筆など幅広く活動している。

無印良品に防災セットがあるって知ってました?

【無印良品】いつものもしも備えるセット

こんにちは! 防災共育管理士の松永です。

無印良品では、「くらしの備え。いつものもしも。」というテーマで、ここ最近防災に力を入れているんです。普段、「防災セット」と聞いてもあまりピンとこない方も、無印良品の防災セットと聞くと、少し興味が湧きませんか?

無印良品の防災セットはシチュエーション別に下記の3タイプが発売されています。

  1. 「いつものもしも 携帯セット」(税込990円)
  2. 「いつものもしも 持ち出しセット」(税込3,990円)
  3. 「いつものもしも 備えるセット」 (税込5,490円)

なかでも今回は、「いつものもしも 備えるセット」の中身を軸に解説します。防災のプロとして、無印良品マニアとして、ポイントをふまえて紹介していきますね。

無印良品の「いつものもしも備えるセット」の中身についてすぐ知りたい人はこちら

防災グッズは安全な暮らしの第一歩

防災グッズは安全な暮らしの第一歩
まずは防災グッズについて確認しよう

防災グッズ、準備してますか?

「準備しないとな〜」と思いつつ、まだできてないという方も多いと思います。最近は防災グッズの種類が多すぎて迷う、という声もよく聞きます。

そんな方のために、まず「防災グッズとは何なのか?」という疑問について簡単に説明したいと思います。これを理解することで、スムーズに防災の準備ができますよ!

防災グッズは「一次持ち出し品」と「二次持ち出し品」に分かれる

防災グッズは「一次持ち出し品」と、「二次持ち出し品」に分かれます。

一次持ち出し品とは?

一次持ち出し品とは、災害が起きてすぐ逃げる際に持っていくもののこと。1~2日分の食糧・水、ラジオ、モバイルバッテリーなどの、いわゆる命を守るために必要なものです。「防災リュック」とも呼ばれます。

二次持ち出し品とは?

二次持ち出し品とは、被災から少し時間が経ってから必要になるものです。避難所に行ったり、車中泊をしたり、自宅避難をしたりという少し長い期間を想定して準備します。具体的には、1週間分の食糧、衣類などです。

まず準備するべき防災グッズは、被災直後に必要になる「一次持ち出し品だと理解できますよね。

この一次持ち出し品の準備の手助けになるのが、無印良品の防災セットなんです。一つひとつ自分で準備するより、セットを買った方が手間を減らせますね。

防災セットは、カスタマイズの必要あり!

ただし、防災セットはこれだけを準備しておけば安心!というものではありません
あくまでオリジナルの防災セットをつくるための必要最低限のセットです。そのため、各自必要だと思うものを追加しないといけません。

本記事の後半では、追加で用意すべきアイテムも紹介しているのでぜひチェックしてください。

無印良品の防災セットは全部で3種類

機能性とデザイン性を兼ね備えた無印良品の「防災セット」
機能性とデザイン性を兼ね備えた無印良品の「防災セット」

記事冒頭でご紹介したように、無印良品の防災セットは全部で3種類あり、シチュエーションごとに使い分けられます。

  • バッグの中に常に入れておける「携帯セット」(税込990円)
  • お出かけなどに使いながら、もしものときは避難する際に持ち出す「持ち出しセット」(税込3,990円)
  • キャンプなどのアウトドアに使いながら、もしものときには自宅避難で役立つ「備えるセット」(税込5,490円)

それぞれ全く別のものというわけではなく、
「携帯セット」(6アイテム)⇒「持ち出しセット」(11アイテム)⇒「備えるセット」(15アイテム)の順に中身が追加されていきます。

以下で3つの防災セットの違いと、それぞれどんな人におすすめなのかを解説します。

無印良品の防災セット:いつものもしも「携帯セット」

サコッシュやカバンにすっきり収まるサイズ
サコッシュやカバンにすっきり収まるサイズ

EVAケースに入ったセットが「携帯セット」(税込990円)
普段からバッグの中に入れておき、普段も非常時も使えるように常に持ち運ぶセットです。

 【無印良品】いつものもしも携帯セット
【無印良品】いつものもしも携帯セット
¥990/無印良品

無印良品の防災セット:いつものもしも「持ち出しセット」

袋は、濡らしたくないものを収納できる持ち手つき
袋は、濡らしたくないものを収納できる持ち手つき

携帯セットにサコッシュ・エマージェンシーシート・大判ボディシート・コンパクトヘッドライト・耳栓が追加されたセットが「持ち出しセット」(税込3,990円)

お出かけなどに使いながら、もしものときは避難する際に持ち出せます。

	
【無印良品】いつものもしも持ち出しセット
【無印良品】いつものもしも持ち出しセット
¥3,990/無印良品

無印良品の防災セット:いつものもしも「備えるセット」

パッケージは、中身の取り出しやすい蓋つきファイルボックス型
パッケージは、中身の取り出しやすい蓋つきファイルボックス型

持ち出しセットに携帯トイレセット・軍手・タオル・キャンドルが追加されたものが「備えるセット」(税込5,490円)。キャンプなどのアウトドアにも使えるし、もしものときには自宅避難で役立つセットです。

【無印良品】いつものもしも備えるセット
【無印良品】いつものもしも備えるセット
¥5,490/無印良品

どれか迷ったら、全て揃った「備えるセット」を準備しておくことをおすすめします。

次のページから、15アイテムが入った「備えるセット」の中身について徹底解説していきます。機能性はもちろん、無印らしさ全開のデザインにも注目です。

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