枕の洗濯頻度はどのくらい?正しい洗い方・干し方や適切な回数を解説!

最終更新日:

枕の洗濯頻度や洗い方・干し方を押さえよう!

枕洗濯1
枕カバーだけじゃなく、枕自体の洗濯もしてみよう!

枕カバーは定期的に洗濯をするという人は多いが、枕自体を洗濯するという人は少ないのではないだろうか。枕の素材は商品によっては自宅で洗濯可能なものもある。

今回は枕の適切な洗濯頻度や、洗い方・干し方などを紹介する。まだ枕を洗ったことがない人はぜひチャレンジしてほしい。

枕の洗濯頻度を気にするべき理由

睡眠中には、頭皮の皮脂が分泌されたり、寝汗をかいたりする。頭皮環境によっては、しっかりシャンプーしていてもフケが出て枕を汚してしまうこともある。

このように汚れた枕を長期間洗濯しないでいると、ヒョウヒダニや雑菌が住み着いてしまう原因になる。

枕を洗濯しないということは、皮脂や汗で汚れた衣類をずっと着ているのと同じともいわれている。枕カバーをしているから大丈夫と思う人もいるかもしれないが、皮脂や汗の分泌量が多ければ、枕カバーを通過して枕に直接染みこんでしまう。

枕の洗濯頻度の重要性が、十分に理解できたのではないだろうか?

枕の洗濯頻度は「年2回」が適切!

とはいえ、枕の洗濯は頻繁に行う必要はない。日頃のケアとしては、枕カバーや外側地を週に1回、もしくは汚れたときに洗えば十分だ。

枕本体については、年に2回程度洗濯することが推奨されている。

半年に1回と決まっているわけではなく、夏など寝汗が多い季節や汚れが気になったタイミングで洗ってもよいだろう。ただし、枕の素材によっては、洗いすぎると寿命が短くなることがあるので注意。

また、日差しが弱い秋や冬に洗濯をしてしまうと乾ききらず、生乾きになることもある。乾かし方についても後述するので参考にしてほしい。

枕の洗濯方法とポイント

枕洗濯2
正しい枕の洗濯方法をご紹介!

ここからは、枕の洗濯方法とポイントを紹介していく。素材や洗濯方法、使用する洗剤などをチェックしてほしい。

【枕の洗濯方法】STEP1:事前準備をする

枕を洗濯するために必要なものは下記のとおり。

  • 洗濯機
  • おしゃれ着用洗剤
  • 洗濯ネット

おしゃれ着用洗剤とは、シルクやウールなどデリケートな素材を洗うための中性洗剤だ。普通の洗濯用洗剤とくらべ界面活性剤の割合が少なく、繊維のすべりをよくする柔軟化剤などが配合されているのが特徴。デリケートな素材の枕でもダメージを与えず洗うことができる。

枕の素材によっては普通の洗濯用洗剤でOKの場合もあるが、枕を長持ちさせるためにもおしゃれ着用洗剤を準備しておくとよいだろう。

ポイント①:枕の洗濯表示マークを確認する

枕にも衣類と同じように洗濯表示マークがついているので、洗濯をする前に確認しよう。洗濯表示を見れば、水洗いができるかできないかがわかる。そもそも洗濯表示で×がついている場合は洗濯できないので、間違って洗濯しないように注意してほしい。

洗濯表示が書いてあるタグを切ってしまっている場合は、下記の「洗える素材」と「洗えない素材」でチェックしよう。

【洗える素材】
  • パイプ
  • ポリエステル(商品によっては洗えないものもある)
  • コルマ
  • ミニボール
【洗えない素材】
  • 低反発などのウレタン素材
  • 羽根
  • そばがら
  • ビーズ(商品によっては洗えることもある)

ポイント②:枕についているごみを取り除く

枕にホコリのかたまりや髪の毛などのごみがついている場合は、洗濯前に取り除いておこう。ごみがついたまま洗ってしまうと、枕の表面の繊維に絡んでしまうことがある。また、目立つ汗ジミなどがある場合は、洗剤の原液をつけて、歯ブラシなどで軽く叩いて汚れを浮かせておくときれいに落とすことができる。

ポイント③:枕の重さを量っておく

また、洗濯をする前には枕の重さを量っておくことをおすすめする。枕はしっかり乾かさなくてはいけないものだが、厚みがあるため中心部に水分が残っているかどうかがわかりにくい。洗濯前に重さを量っておけば、乾かしたあとの枕の重さをチェックすることで完全に乾いたかどうか確認できる。

【枕の洗濯方法】STEP2:洗濯機で洗う

洗濯機で洗うことができる枕であっても、そのまま洗濯機に入れて普通に洗ってしまうと枕の中に入っている素材が偏り、使えなくなってしまうこともあるので要注意。洗濯機で洗う前に、以下のポイントをしっかり確認しよう。

ポイント①:洗濯ネットを活用する

枕を洗濯機で洗うときには、洗濯ネットを活用しよう。洗濯ネットに入れれば型崩れを防ぐことができるうえに、ダメージも最小限に抑えられる。ただし、小さすぎるネットでは枕にダメージが与えられてしまうため、枕に合ったサイズの洗濯ネットを使い、乱暴に扱わないように心がけよう。

ポイント②:洗濯表示マークに適したコースを選ぶ

洗濯コースは、洗濯表示マークに適したものを選ぶのが基本だ。水洗い洗濯ができる洗濯表示マークであれば、標準コースで洗うことができる。ただし、洗濯表示マークの下に線が2本、もしくは3本入っている場合はドライコースや手洗いコース、おうちクリーニングコースなどを選択しよう。

もし、洗濯表示マークがよくわからない場合は、ドライコースのような水流が比較的弱めのコースにすることをおすすめする。なお、洗濯表示マークに手が書かれている場合、手洗いが推奨されているので洗濯機を使わずに洗うようにしよう。

【枕の洗濯方法】STEP3:洗濯が終わったら干す

枕を干すときは乾燥機を使わないほうが無難といえる。枕の中まできちんと乾くまでに時間がかかるため、乾燥機を使いたいと思うかもしれないが、水を吸った枕というのは非常に重くなっており、乾燥機にかけると異常振動によって止まってしまうことがあるのだ。

また、水洗いが可能な枕であっても、乾燥機OKとは限らない。製品によっては「高温80℃まで」「低温60℃まで」というように、温度が決まっているものも多く、乾燥機にかけられない枕も少なくはない。たとえば、「低温60℃まで」の枕を約80℃の温風で乾かすヒーターで乾燥させてしまうと使いものにならなくなってしまうこともあるため、できるだけ天日干しにするなど、乾燥方法もチェックしてほしい。

ポイント①:枕の形を整える

洗濯が終わったあと、脱水してそのまま干すのはNGとなる。洗濯ネットに入れていても、水流で揉まれている間に枕のなかに入っている素材が多少偏っている可能性がある。そのまま干すと枕が変形してしまうおそれがあるため、一度形を整えてから干そう。

ポイント②:全体的に日が当たるように干す

枕を干すときは、枕干し専用のハンガーなどを使い、1時間おきに上下を入れ替えたり、ひっくり返したりしながら全体的に日が当たるように干そう。枕は中身がぎっしり詰まっているので、少しでも日が当たらない部分があると生乾き状態になる。

仮に表面が乾いていても、枕の素材が生乾きのままでは雑菌が繁殖してしまう。取り込むときには膨らんでいる部分を両面から指で押して、中心部分までしっかり乾いているかどうか確かめよう。

※室内干しをする場合

室内干しをする場合は、なるべく日光が当たる場所で干すようにしよう。ただし、日差しの弱い秋や冬は、日当たりがよい窓辺でもきちんと乾かすのは難しい。もし室内干しをする場合には、2日から3日ほどかけて乾かすことをおすすめする。

清潔な枕で快適な睡眠を手に入れよう

シャンプーをした清潔な髪や頭皮であっても、枕には皮脂汚れなどが付着する。また、寝ている間にも汗をかくので、枕は想像以上に汚れていることが多い。

単に天日干しするだけでは枕についた汚れは落とせないので、適切な頻度での洗濯が必要となる。乾かすのは大変だが、洗った枕は清潔で気持ちがよいものなので、快適な睡眠を手に入れるためにもぜひ枕洗濯に挑戦してほしい。

東京の人気駅から賃貸物件を探す
池袋駅 中野駅 北千住駅 赤羽駅 笹塚駅 三鷹駅 清澄白河駅 八王子駅 新宿駅 祐天寺駅

東京の人気市区町村から賃貸物件を探す
港区 文京区 江戸川区 練馬区 杉並区 中野区 板橋区 渋谷区 目黒区 台東区

リンクをコピー
関連記事関連記事