女性専用マンションの特徴を解説!メリット・デメリットや入居ルールとは?

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女性専用マンションとは

女性専用マンション


女性の一人暮らしで懸念される点は、セキュリティ面ではないだろうか。一人暮らしを検討している人からは、「防犯面が気になる」「犯罪に巻き込まれるのが怖い」といった声も挙がる。そんな人におすすめなのが、女性専用マンションである。

女性専用マンションとは、文字通り女性しか入居ができないマンションのことだ。今回は、女性専用マンションの概要や、メリットなどを解説していく。

女性専用マンションのメリット

女性専用マンションには、普通の賃貸物件と比較して以下のようなメリットがある。

  1. 手厚いセキュリティ
  2. 女性向けの充実した設備
  3. 入居者できる人は女性のみ

それぞれについて詳しくみていこう。

女性専用マンションのメリット① 手厚いセキュリティ

女性専用マンションは、オートロックや防犯カメラ、モニター付きのインターフォンなど、セキュリティのための設備が施されている場合が多い。なかには大家さんが住んでいたり、24時間監視が行われたりと、安心して暮らせる環境が整えられている賃貸物件も多い。

特に女性の一人暮らしで心配だといえるセキュリティ面だが、設備が整った物件であれば一人暮らしを始める際の安心感がアップするだろう。

女性専用マンションのメリット② 女性向けの充実した設備

女性専用マンションは、セキュリティ面だけでなく、女性に喜ばれるその他設備条件にも力を入れている場合が多い。広くて使いやすいキッチンや大きなクローゼット、室内の洗濯機置き場やバス・トイレ別などが一例だ。

女性専用マンションはその名の通り女性しか入居できないため、その分ターゲットを絞った設備を施しやすい。まさに、女性のニーズに合致したマンションであるといえるだろう。

女性専用マンションのメリット③ 入居者が女性のみなので安心

当たり前ではあるが、女性専用マンションは入居者全員が女性だ。そのため、男女間の入居者トラブルは一切なくなる。

また、不審な男性がマンション内に侵入しても、入居者でないとすぐに判別でき、犯罪などのトラブル防止につながるだろう。

女性専用マンションのデメリット

女性が一人で暮らすために、さまざまな設備が整っている女性専用マンションだが、いくつかデメリットも存在する。メリットと比較して、女性専用マンションが自分のライフスタイルに合っているのか検討しよう。

女性専用マンションのデメリット① 家賃が高めに設定されている

女性専用マンションにはセキュリティ設備面や女性に嬉しい機能が備わっている。そのため、通常の賃貸物件に比べ家賃は高くなる傾向にある。

とくに人気のエリアではそもそも家賃相場が高く、さらに条件がいい女性専用マンションは需要が高くなるので、家賃もその分上がってしまう。家賃を抑えたい人は、郊外のエリアを検討するなどの工夫が必要だ。

女性専用マンションのデメリット② 物件数が限られている

女性専用マンションは需要が高く、通常の賃貸物件に比べると数に限りがある。東京23区内を例に出すと、家賃の上限を設定しない場合、女性専用マンションは2022年1月現在で1054件※だ。

しかし、家賃の上限を7万円に設定すると699件、6万円にまで下げると386件まで件数が減ってしまう。

一般の賃貸物件なら、家賃無制限の場合約11万件ヒットする。女性専用マンションは、一般の賃貸物件の約1/100件程度しか存在しないということになる。

特に人気のエリアは競争倍率が上がるので、女性専用マンションが気になったら早めに探しはじめることがおすすめだ。

※物件数はCHINTAIネット 2022年1月19日現在のもの

女性専用マンションのデメリット③ 男性は敷地内に入れない場合もある

女性専用マンションのなかには、一切男性が立ち入れない物件もある。友達や恋人はもちろん、父親や兄弟であっても部屋に入ることが許されない場合も。男性を部屋に招いたり、家族に引越し作業を手伝ってもらう可能性がある場合は、前もってしっかりと条件に目を通しておくといいだろう。

女性専用マンションがおすすめの人はこんな人!

女性専用マンション

女性専用マンションのメリットは、「手厚いセキュリティ」「女性に嬉しい設備」「住人が女性のみ」だということがわかった。そのうえで、女性専用マンションがおすすめの人は以下のような女性である。

  • セキュリティ上安心できる賃貸物件に住みたい人
  • 一人暮らしで怖い思いをしたくない人
  • 充実した設備で一人暮らしをしたい人

しかしデメリットでも述べたように、女性専用マンションの家賃相場は比較的高く、件数も少ない。しっかりと自分のライフスタイルにあった賃貸物件を見つけることが求められる。

女性専用マンションで気になる疑問

一般の賃貸物件とは設備や条件が少し異なる女性専用マンションは、物件によっては他にも異なるルールが存在する。女性専用マンションを探している人がよく疑問に思う2つのポイントを、それぞれ解説していこう。

女性専用マンションの部屋に彼氏を呼んでも大丈夫?

彼氏を部屋に入れてもいいかどうかは、女性専用マンションを検討している多くの人が悩む問題ではないだろうか。先述のとおり、男性が立ち入り禁止のルールがある場合は、彼氏を含めた男性すべてが敷地内に入ることを禁じられる。

もし男性立ち入り禁止のルールがないとしても、男性を部屋に招く際にはマンションのエントランスまで出迎えるように心がける必要がある。女性専用マンションの敷地内に男性が一人でいると、他の入居者に不審者と間違われてしまう可能性があるからだ。

さらに、女性専用マンションには男性恐怖症など、なにかしら理由があって暮らしている入居者がいるかもしれない。そのような人の不安を煽らないためにも、敷地内では男性は必ず住人と一緒に行動するように心がけよう。

女性専用マンションには、普通のマンションと違う部分がある?

一般的には、今まで説明した内容の他には、女性専用マンションと一般のマンションに大きな違いはない。

しかし、これは女性専用マンションに限った話ではないが、個別の物件によって特別なルールがある場合も考えられる。実際、特別なルールがあることを知らずに、大家さんや住民たちとトラブルが起こったという事例も挙げられている。

無用なトラブルを回避するためにも、物件を契約する前に入居者ルールを必ず確認しておくことが重要だ。契約書内に不明なルールがある場合は大家さんに確認しよう。

一人暮らしが不安な人は女性専用マンションを検討しよう!

女性しか入居できない女性専用マンションには、セキュリティ面など女性に嬉しい設備が充実している。入居者は女性だけなので、一人暮らしに不安がある人でも安心して暮らすことが可能だ。

通常の賃貸物件に比べると、比較的家賃が高く物件数も少ないが、安心して一人暮らしを始めたい女性は候補のひとつに挙げるのをおすすめする。なかには家族であっても男性の立ち入りが禁止されている賃貸物件もあるので、入居の前にはしっかりとルールを確認しよう。

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CHINTAI編集部
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1992年創業、お部屋探しや生活の情報を発信してきた株式会社CHINTAIが運営するWebメディア。引越しに関する情報はもちろん、家事や家計、季節の楽しみなど日々を豊かにする知識を調査・ご紹介。
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