愛犬との引越しの注意点 必要な手続きやストレスを感じるポイントと解消方法を紹介

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愛犬との引越しの準備をしよう

犬 引越し
愛犬との引越しに必要な準備とは

犬を飼っているのであれば、単に引越し準備をするのではなく、愛犬も快適に引越せるように準備をするのが基本だ。

犬というのは柔軟性があり、飼い主との信頼関係ができていれば、引越しをするとしても猫ほどのストレスを抱えることはないかもしれない。しかし、犬種によっては不安やストレスを大きく感じてしまうこともあるので、しっかり気配りをしてあげよう。

愛犬との引越しで必要な手続き

犬と一緒に引越しをする場合、狂犬病予防法の関係でさまざまな手続きが必要になる。手続きを怠ってしまうと、狂犬病予防接種の連絡などが来なくなってしまう。

各種手続きは法令によって義務付けられているものなので、引越しにより登録内容が変わるのであれば、きちんと変更手続きをしておこう。

同じ市区町村へ引越す場合

旧住所と同じ市区町村で引越しをする場合でも、住所の変更手続きが必要となる。手続きの場所は、市区町村役所の窓口もしくは保健所になるが、自治体によっては電子申請で変更が可能となる場合もある。

手続き可能となるのは引越し後なので、引越し作業が終わったらすぐに手続きができるように必要書類を用意しておくことをおすすめする。なお、代理人が手続きをすることはできないので、必ず登録している飼い主が手続きを行うようにしよう。

別の市区町村へ引越す場合

別の市区町村へ引越す場合も、基本的な手続き方法は同じだ。旧住所を管轄する役所で転出届を提出し、引越しが終わった後は交付された鑑札や必要書類を持って転入先の役所で変更手続きを行う。

新住所が今までの市区町村と異なる場合、電子申請ができないことも多いが、これも自治体によって対応が変わるため、事前に確認しておくことをおすすめする。

引越しで愛犬にかかるストレスと軽減方法

犬は猫ほど神経質ではないが、それでも引越しによってストレスを感じることがある。人間は引越しを理解しているが、犬からするとなぜ長時間移動するのか、なぜ知らない場所で生活を始めるのかなど、わからないことだらけでストレスとなってしまう。

愛犬に余計なストレスを感じさせないように、どういったことがストレスになるのか、どうすれば軽減できるのかをしっかり覚えておこう。

慣れない環境でのストレス

犬は縄張り意識が強いので、住んでいる家やいつもの散歩道などが自分のテリトリーだと認識している。そのため、新しい家というのは未知の世界であり、慣れない環境だと不安を感じてストレスが溜まってしまうのだ。

環境によるストレス対策は、とにかく犬を安心させることがポイントになる。いつも使っているブランケットやおもちゃなどを置いたり、トイレやケージは前の家と同じように配置したりするなど、できるだけ今まで住んでいた家に近い環境を整えてあげよう。

引越しの騒がしさ

飼い主が忙しく動き回っていたり、引越し業者が慌ただしく出入りをしたりする騒がしい状態になると、犬は興奮して吠えてしまうことが多い。

犬種によっては手がつけられない状態になってしまうこともあるため、事前にペットホテルや知人に預けるのを検討しておくとよいだろう。

ペットホテルは費用がかかってしまうが、引越し当日だけでも預ければ、犬を気にせず準備ができる。犬にとっても大きな不安を感じることがないので、かかってしまうストレスも軽減できる。

親しい知人などが了承してくれるのであれば、思い切って2~3日の間預けてしまうのもよいだろう。

移動時のストレス

犬は移動に抵抗がないといわれているが、乗り物を使う場合は乗り物酔いに注意しなくてはいけない。

人間の乗り物酔いは顔色などでチェックできるが、犬の場合は表情では判断できない。また、どういった症状が乗り物酔いなのか知らない飼い主もいるだろう。

犬が乗り物酔いをした場合、よだれが多く出てきたり、あくびの回数が多くなったり、呼吸が速くなるなどの症状が出る。嘔吐するのはこういった症状の後なので、こまめにチェックしてあげてほしい。

乗り物酔いをすることがわかっているのであれば、引越し前にかかりつけ獣医に犬用の酔い止めをもらっておこう。また、食事は移動の3時間前に済ませるようにして、移動中は空腹にならないようにしておくことをおすすめする。

犬の輸送手段と注意点

犬と一緒に移動する場合、乗り物酔いも心配だが、無駄吠えや排泄などのことも考えておかなくてはいけない。

輸送手段によっては周りに迷惑をかけてしまったり、移動自体がストップしてしまったりする可能性もある。犬へのストレスを考慮し、どういった手段が適切かをしっかり検討しておこう。

自動車

犬にとって大きなストレスとならないのは、車での移動である。自家用車であれば、排泄をしたくなってもすぐに対処できるうえに、ペット用のトイレシーツを敷いておけば犬も安心して移動できる。

また、道の駅やサービスエリアにドッグランが用意されていることも多いので、犬用の施設をルートに入れておけば、移動距離が長くなったときでも不安なく過ごすことができるだろう。

電車やバスなどの公共交通機関

電車やバスなどの公共交通機関を使う場合は、キャリーバッグやケージに入れるのはもちろん、無駄吠えや排泄に気をつけなくてはいけない。

吠えたり排泄をしたりするとその都度降りることになってしまい、目的地になかなか着けない状況になってしまう。そのため、公共交通機関に乗る前には、いつもよりも長めに散歩をして疲れさせたり、出発直前に排泄をさせたりしておくことが重要なポイントとなる。

また、車内に動物アレルギーの方がいる場合も多い。混雑した車内では犬が興奮してしまうこともあるので、空いている時間帯に利用するのも忘れないでほしい。心配な場合は、ペット可のタクシーで移動することも検討してみよう。

飛行機

飛行機で移動する場合、犬は手荷物と一緒に預けることになる。つまり貨物室で過ごすことになるので、給水器やいつも遊んでいるおもちゃ、自分のニオイがついているタオルケットなどをケージに入れておこう。

貨物室は空調管理されているが、それでも外気の影響を受けることがあるため、季節に合わせて毛布や保冷剤など体温コントロールできるものも入れてあげよう。飛行時間にもよるが、おむつの装着も忘れないようしたい。

フェリー

フェリーを利用する場合は、ペットと同室OKの便を探してみることをおすすめする。同室OKのフェリーがない場合は貨物室で運ばれることになるが、最近はペットスペースを設けているものもあるのでチェックしてみよう。

貨物室での移動となる場合は、飼い主から離れる不安を紛らわせるため、飛行機と同じくおもちゃやマット、給水器やおやつなどをケージに入れるようにしよう。乗船時間が長い場合は、おむつの付け忘れにも注意したい。

入念な準備をして、愛犬との新生活を楽しもう

犬 引越し
入念な準備で愛犬の引越しのストレスを緩和してあげよう

新しい家に引越しをするというのは、犬にとっては知らない環境で、新たに縄張りを作っていかなくてはいけないことになる。そのため、不安になったりストレスになったりすることも多い。

愛犬がストレスを感じていたら、引越しもスムーズにいかなくなってしまうので、愛犬と一緒に新生活を楽しめるように入念な準備をしておこう。

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CHINTAI編集部
CHINTAI編集部

1992年創業、お部屋探しや生活の情報を発信してきた株式会社CHINTAIが運営するWebメディア。引越しに関する情報はもちろん、家事や家計、季節の楽しみなど日々を豊かにする知識を調査・ご紹介。
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