コルクマットが一人暮らしにおすすめな理由5つ 簡単に床の傷や防音対策ができる
コルクマットは初めての一人暮らしにおすすめ
初めての一人暮らしは、わくわくする反面、周りの人とのトラブルが心配という人も多いだろう。トラブルが起こる原因として一番に挙げられるのが騒音だ。
賃貸物件では、ちょっとした生活音でも周囲に迷惑をかけることがあるので、特に床の防音対策はしっかりしておきたい。簡単に床の傷や防音対策ができるコルクマットは、一人暮らしにおすすめのアイテムなので、今回はそのメリットや注意点などを紹介していこう。
賃貸物件でコルクマットを使うメリット5つ
コルクマットは、ワインなどの栓に使われるコルク素材を使ったマットのことだ。コルクガシという天然素材が原材料となっているため、安全性が高い。なお、パズルのようにマットパーツを組み合わせて敷くジョイントタイプが現在の主流となっている。
コルクマットを敷き詰めるだけで部屋の雰囲気を一気に変えられる。また、実際に生活をするうえでのメリットもたくさんあるのだ。
防音対策になる
コルクマットのメリットは、手軽に防音対策ができるということだ。コルクシートの裏面には、クッション性のあるEVA素材が貼り付けられていて弾力性が高いことから、音や振動を吸収してくれる。
一人暮らしであれば騒音は大丈夫だろうと思う人もいるかもしれない。しかし、ちょっと歩き回ったり部屋で運動をしたりすると、思っている以上に階下に音や振動が伝わってしまうため、生活音だけでトラブルになることも多い。
コルクマットを敷いておけば、生活音はもちろんうっかり何かを落としてしまっても衝撃が吸収される。帰宅時間が遅くなったときでも、階下への騒音を気にせず生活ができるのだ。
床の傷を防止でき、退去費用を抑えられる
一人暮らしを始めるうえで、一番気をつけたいのが床の傷だ。床に傷をつけてしまうと、退去するときに修繕費用を払わなくてはいけなくなる。
汚れなどは入居年数によって経年劣化と認められることもあるが、傷に関しては原状回復が必要となるため、きちんと対策をしていこう。
傷の場合は故意でなかったとしても、入居者の方に原状回復義務を負うことが多い。コルクマットを敷いておけば床に傷がつくこともないので、退去費用も抑えることができる。
簡単に敷くことができる
防音対策には絨毯を敷くという方法もあるが、絨毯はサイズも大きく、設置が大変だ。また、不要になった場合でも廃棄するのに手間がかかる。
コルクマットは、パネルを組み合わせるだけのジョイントタイプなので、一人暮らしでも簡単に敷くことができる。家具が置いてある部分でも、少し動かすだけで敷くことができ、さらに敷き詰める範囲も自由に選べるため、短時間で設置が可能というところもメリットといえるだろう。
抗菌素材でダニが発生しにくいうえに、掃除がしやすく清潔に保ちやすい
一人暮らしの場合、ワンルームや1Kなどミニマムな賃貸物件を選ぶ人も多いだろう。こういった物件はなかなか空気が循環せず、さらに留守をする時間が長いと空気がこもってしまい、カビやダニが発生しやすくなってしまう。
コルクの素材には、スペリンという抗菌成分がもともと含まれているため、一人暮らしで発生しやすいカビやダニなどを予防する効果が期待できる。
また、部屋にはたくさんのホコリが舞っているため、毎日掃除をしないと床に溜まってしまう。しかし、コルクを敷いておけばホコリが舞うのを防ぐことができるうえに、ホコリを溜め込むカーペットよりも掃除がしやすいというメリットもあるのだ。
冬は防寒対策になり、夏でも表面がベトベトせず快適に過ごせる
コルクには断熱性があるので、冬場には防寒対策もできる。冬場の冷えは床からきているため、フローリングだとかなり寒く感じる。カーペットを敷けば防寒できるが、カーペットはダニが発生しやすいため、底冷えは防げても管理が面倒だ。
コルクマットであれば手軽に敷くことができ、ダニも発生しないので、特に冷えやすいキッチンで使えば足から来る冷えも簡単に防ぐことができる。さらに、保温性もあるため暖房効果もアップしてくれるのだ。
また、表面の気泡によって高い通気性を持っていることから、夏でもべたつくことはない。冬は暖かく、夏はさらさらとした快適な肌触りなので、1年を通して快適に過ごせるのもコルクマットならではのメリットとなっている。
防水性があるので何かこぼしても安心
ワインの栓にも使われているだけに、コルクには優れた防水性がある。水を通しにくいのがコルクの特徴でもあるので、飲み物などをこぼしてしまっても拭くだけでしっかり水分を取り除ける。
ジュースなど糖分が入ったものをこぼした場合、フローリングは水拭きをしないとべたついてしまう。このようなときもコルクマットであれば、拭き取るだけでよいというのもメリットといえるだろう。
コルクマットを購入する際の注意点
コルクマットには、防音性や断熱性など優れた効果がある。しかし、コルクマットにもいろいろな種類があるため、設置する目的に適したものでないとその効果を十分に得ることはできない。
また、設置する場所によっては使えないこともあるので、ここでは購入する際の注意点を紹介しておこう。
防音対策のために購入するなら分厚いコルクマットがおすすめ
コルクマットを購入する目的としてもっとも多いのが、防音対策ではないだろうか。賃貸物件では、ちょっとした音でも騒音となってしまうことがあるため、事前に防音性の高いマットで対策をしておくとよいだろう。
ただし、いくらコルクの防音性が高いといっても、薄いものでは十分な対策にはならない。当然だが、厚みがあるものほど優れた防音効果が期待できる。
防音対策をするのであれば、できるだけ分厚いコルクマットをおすすめする。厚みがあるとその分値段も高くなってしまうが、値段だけで判断してしまうと思っているような効果も得られなくなってしまうため、注意して選ぶことが重要だ。
床暖房との併用は基本NG
最近は、床暖房の設備がある賃貸物件が増えている。床暖房がついていれば、フローリングでも冷えることがほとんどない。快適に過ごせるが、コルクマットは基本的に床暖房との併用ができないので注意しよう。
コルクは熱によって変形をしたり、裏面のEVA素材の接着部分が熱によって剥がれたりする可能性がある。ただ、商品によっては床暖房に対応しているものもあるので、しっかりチェックしておこう。
家具を置く場合は地震対策が必要
コルクマットはクッション性があるため、何か落としてしまっても床を傷つけないのがメリットとなるのだが、家具を置く場合には注意しなくてはいけない。
テレビ台やチェストなど安定感がある家具であればほとんど問題はない。しかしタンスやドレッサーなど高さがあったり、小物を飾るショーケースのように幅が狭く、床の接地面積が小さかったりする家具などは、コルク素材の上に置いてしまうと安定感がなくなってしまう。
地震が起きた場合は倒れてしまう可能性もあるので、地震対策をしっかりしておこう。天井までの高さがなく、地震対策が難しいようであれば、その家具を置く部分だけコルクマットを敷かないなどの工夫をするといいだろう。
その場合、厚みによっては引き出しが邪魔になったり扉が開かなくなったりするかもしれないので、あらかじめマットの厚さと家具のパーツの高さを測っておくことも忘れないでほしい。
コルクマットはフローリングとの相性が抜群!
賃貸物件の多くはフローリングとなっている。フローリングは掃除がしやすい、おしゃれに見えるなどのメリットがあるが、振動や音が階下に伝わりやすい性質があるため騒音トラブルの元になるリスクが高い。
近隣の人と揉めると快適な生活は望めなくなるので、トラブルの要因となることはしっかり対策をしておくのがベストだ。現在フローリングの部屋に住んでいる、もしくはこれから住む予定があるなら、フローリングとの相性がよく防音効果があるコルクマットをぜひ活用してほしい。