【賃貸DIY】簡単!一人暮らしのDIYアイデア「キッチン・玄関編」
DIYアイデア②.フロアマットとフックで手間要らずなキレイめ玄関に!
汚れやすくて掃除が面倒な玄関を、キレイに保ってるようDIY。見た目を損なうことなく、掃除の手間がグッと省ける!


01.玄関が汚れず靴の裏の汚れが取れる「泥除けフロアマット」
ドアを開けたら人工芝。ちょっとビックリする演出だが、小さなゴミが目立たず、自然に靴がキレイになっちゃうスゴ技DIYだ。殺風景になりがちな玄関のアクセントにも。
材料
人工芝 100cm×200cm:861円
カーペットテープ:1,213円
道具
ハサミ
カッター
作り方

玄関の形状は意外に複雑なので、サイズをきっちり測ることが大切。人工芝の裏に油性ペンなどでカットする目印を付けておく。

壁の出っ張り部分に合わせて、人工芝を丁寧にカット。人工芝の裏地は硬いので、カッターとハサミを併用するのがオススメだ。

最後にカーペットテープで人工芝の周囲を固定する。玄関の床が汚れているとテープが剥がれやすくなるので、作業前に拭き掃除しておこう。
02.傘立て要らずで省スペースに貢献!「アンブレラ・フック」
ドア横にある数cmの隙間も無駄にしない!1×4材と突っ張り金具で、傘などを掛けられる収納にしよう。フックを複数取り付ければ長押のように使うこともできる。
材料
1×4材(フック付き)・1本(8フィート):753円
フック・2個:642円
金具・1個:1,058円
道具
電動ドリル
作り方

1×4材の上部に突っ張り金具を付けてドア横に設置。カット済み木材の長さは金具によって異なるので購入時に確認しておくこと。

設置した柱にビスでフックを付ければ完成。ただ、フックの種類によっては、先にビス留めしなければいけないので事前にチェックしておこう。
失敗しないために!知っておきたいDIYのポイント
初めてDIYする、本格的なインテリア作りに挑戦するといったDIY初心者必見!知っておきたいDIYのコツをご紹介しよう。

DIYのポイント01.木材や金具など素材の品質を見極める
ホームセンターで売っている木材は、加工精度や保管状態に差がある。中には最初から反ってしまっているモノがある。また、ビスなどの金属製品は不良品が紛れ込んでいることも……。購入する際にしっかり見極め、もし不良品を買ってしまったら返品しよう。
DIYのポイント02.ホームセンターのサービスは有効活用する

多くのホームセンターでは、購入した木材などのカットサービスを行っている。こうした加工サービスを利用すれば、部屋にジャストサイズの家具を自作できる。作業するのはプロだから加工精度も安心だ。購入前に、必要な木材のサイズを調べておこう。
DIYのポイント03.ビスの長さは素材に合わせて選ぶ
ホームセンターの売り場を見れば分かるように、ビスは種類が豊富。素材や形状、長さや頭の大きさなどが異なる製品が何百種類とある。使用する木材の厚さなどに合わせ、適切なものを選ぼう。長さは最初に貫通する木材の板厚+2cm程度が目安。
DIYのポイント04.使いやすい「MY工具」を用意するのがベスト

DIYするなら工具は必須。「ちょっと値段が高いなあ」と思っても、一度買ったら長く使えるので損はしないはず。ドライバードリルなどの電動工具はDIYだけでなく、組み立て家具を作るのにも重宝する。設定値以上の過度な力が掛からないのも長所。
DIYのポイント05.周りのことを考えてしっかりと騒音対策をする
DIYに熱中しすぎて、いつの間にか夜に……なんてことは賃貸暮らしの場合、NG行為!のこぎりやドリルの音は近隣の部屋に響く。できるだけ日中に作業すべし。また、日中でも下に厚みのある緩衝材を敷くなど、周囲への騒音に配慮して作業しよう。
DIYのポイント06.万が一を考えて安全面は十分に考慮する
DIYのメリットは、デザインやサイズが自由なこと。反面、強度や耐久性などが作り手次第なのがデメリットだ。地震などの災害時も考え、できるだけ安全性の高い加工、設置方法を心掛けよう。転倒などのリスクは自己責任であることを忘れずに。
DIYのポイント07.電動ドリルを使うときは巻き込みに注意する

電動工具で作業するときは、自分の服装や周囲のモノに注意しよう。回転部分に巻き込まれてしまう可能性があるからだ。ありがちなのが電気コードを巻き込み、切断してしまうトラブル。刃先が鋭利な電動ドリルなどを使うときは、特に気を付けよう。
DIYのポイント08.木材を固定するブロックは壁に沿って設置する
木材を固定するブロック(突っ張り金具)は、製品によって設置する位置が異なる。また、木材をカットする長さもブロックの種類による。説明書には「壁から○cm離す」などと書いてあるので、よく読むこと。指定範囲内で、できるだけ壁に寄せるのがポイントだ。
教えてくれたのは?
玉井香織さん
DIYアドバイザー。収納アドバイザー。北品川にある「ハレルヤ工房」を拠点に、さまざまなリメイク・リノベーションを手掛ける。住まいのお手入れ方法を各地で講演して回るだけでなく、テレビや雑誌などにも多数出演している。
文=田端邦彦
写真=湯浅立志
※「CHINTAI2019年11月号」の記事をWEB用に再編集し掲載しています
※DIYの材料費は消費税8%時点での価格です。また、各材料は販売店舗によって価格が異なります。ご了承ください