隠れオタクが部屋に友人を招く時、フィギュアや同人誌はどうしているの?
ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)が一般化したことにより、同じ趣味を持つ者同士が交流しやすくなった現代。その影響もあってか、美少女フィギュアや同人誌の収集、アニメ鑑賞といった“オタク趣味”を臆せず明かしやすくなったのではないだろうか。
ただ、ネット=匿名でオタク趣味を明かすのは問題ないが、実生活では「家族や友人にはさすがに言えない!」と、日常生活では趣味をごまかしている“隠れオタク”は、まだまだ多いようだ。
そんな人たちが自分の部屋に友人を招く場合、どのようにカモフラージュしているのだろう? 部屋には、さぞかしオタクグッズがあふれているはず。 そこで、周囲のオタク趣味を持つ男女にアンケートを行い、実態をこっそり明かしてもらった。
「友人が来るたび片付けるのが面倒になり、基本的には『オタクグッズは全部押し入れに飾る』というスタンス。好きなキャラで埋め尽くされた押し入れにこもって、満たされるのが日課です。ベッド周りにのみキャラの抱きまくらやクッションなどがありますが、そういうものはいざとなったら押し入れに突っ込めばOK。あまり苦労はしていませんね」(23歳・男性)
「2部屋あるうちの片方が趣味専用です。友人には『こっちの部屋は超汚いから絶対入らないで!!』と言っています。大好きなキャラのフィギュアやピンナップは、キレイに配置して悦に入るのが好きなので、わざわざ動かしたくないんですよね。ちなみに、寝るのは趣味の部屋。『わざわざ汚い部屋で寝るの?』と言われたときは笑ってやり過ごしました」(29歳・女性)
「マンガやアニメグッズはまだいいんですが、同人誌がネック。彼氏には絶対見つからないように、服を収納しているケースの中に一緒に入れてごまかしています。手前に服、奥に同人誌、といった感じですね。奥行きのあるケースだから、彼氏の前で服を取り出してもバレることはありません。ただ、同人誌のせいで服が増やせないのは難点(苦笑)」(23歳・女性)
「コスプレ衣装を買ったり作ったりするので、服飾関連の物がやたらと多いです。部屋の一角に専用スペースを作っておき、友人が来るときはその上から大きな布をかぶせてなんとかカムフラージュ。何か言われたときは『引越したときのダンボールがまだ積み上がっていて……』と言い訳をしています」(27歳・女性)
最近はキャラのタペストリーやカーテン、壁紙で埋め尽くした“痛部屋”も見られるようになったが、隠れオタクの場合「カムフラージュが面倒」と、そこまでする人はあまりいない様子。少数派だった痛部屋派は、「そもそも部屋には呼ばない」を徹底していた。ちなみに「エアコンの修理で業者が来たが、開き直ってそのまま入れてしまった」という人も。
読者のなかにも、隠れオタクはいるかと思うが……。みなさんはどのようにごまかしていますか?
(松本まゆげ+ノオト)