【2020年保存版!】Amazonプライムビデオのおすすめ映画10選!夏休みにぴったりの作品は?

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この記事では2021年4月下旬現在、Amazonプライムビデオの見放題のラインアップに入っている映画の中から、この夏・夏休みに観るのにぴったりな10作品を紹介している。

Amazonプライムビデオのおすすめ夏映画1~5作品は前のページへ

Amazonプライムビデオ夏のおすすめ!子供と一緒に観てほしい、ワクワクする冒険を描いた映画3戦

ここからは、Amazonプライムビデオで見放題の作品の中から子供たちと“人間ではない存在”と交流し冒険する姿を描いた映画を3本紹介しよう。いずれも『E.T.』(1982)や『インディー・ジョーズ』シリーズなどのスティーブン・スピルバーグ監督作品に通ずる、古き良きエンターテインメントの面白さが詰まった作品であるので、ぜひ親子で観てほしい。

Amazonプライムビデオのおすすめ夏映画6:『河童のクゥと夏休み』(2007)

小学生の男の子が学校からの帰り道に拾った石を持ち帰って洗ってみると、それはなんと河童の子供だった……ということから始まる、ひと夏の冒険と、世間を巻き込んだ大騒動を描いたアニメ映画だ。爽やかさを感じさせるタイトルだが、“残酷さ”からも逃げない作品であり、序盤と中盤には流血シーンもある。この表現に眉をひそめる方もいるかもしれないが、それは本作の“人間の悪意から起こる不幸”を描くために間違いなく必要なものだった。

少年と河童の友情、異なる存在を受け入れる家族、少女への淡い恋心、軽薄なマスコミとそれに付和雷同してしまう市井の人々など、様々な要素が密接に絡み合う物語は完成が高く、教訓が多い。上映時間は長めで、辛く苦しい展開も多いが、それがあってこそ導き出される結末には、忘れがたい感動があった。前述した通り残酷な表現もあるのだが、ぜひ子供にも観てほしいと願える作品だ。
なお、本作の監督はかつてオトナたちが感動していると話題となり、今では名作中の名作として知られる『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲』(2001)の原恵一だ。こちらも現在Amazonプライムビデオで見放題となっている。

『河童のクゥと夏休み』の情報

監督:原恵一
声の出演:田中直樹, 西田尚美, なぎら健壱 ほか
製作:2007年
時間:2時間18分
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Amazonプライムビデオのおすすめ夏映画7:『バンブルビー』(2018)

ひとりぼっちだった少女と、同じく孤独を抱えた巨大ロボットとの交流を描いた映画だ。ド迫力のアクションが展開し、クスクスと笑えるギャグも多く、何よりドジで子どものように手が掛かる巨大ロボットが超可愛い(重要)と、万人が楽しめる要素が揃っている。アクション映画『トランスフォーマー』シリーズのスピンオフ作品であるが、そちらを観ていなくても全く問題なく楽しめるだろう。

父親を失くし、母親の再婚もあって家族とギクシャクしてしまう少女の心境もリアルに描かれており、子供を持つ親こそ身につまされるところもある。
劇中の年代設定は1987年で、カセットテープやブラウン管のテレビなどの懐かしのアイテムも登場するのも感慨深い。『ベスト・キッド』(1984)や『ブレックファスト・クラブ』(1985)へのオマージュも、映画好きには嬉しいポイントだろう。
また、ロボットの“豊かな感情”を反映するため、物語が進むにつれてトランスフォーム(変形)の仕方にも変化がつけられているのだという。作り手の愛情と熱意を細部にまで感じられる1本だ。

『バンブルビー』の情報

監督:トラヴィス ナイト
出演:ジョン シナ, ジョン オルティツ, ホルヘ レンデボーグ ほか
製作:2018年
時間:1時間53分
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Amazonプライムビデオのおすすめ夏映画8:『劇場版 ドーラといっしょに大冒険』(2019)

同名の知育番組の実写映画化作品だ。物語はハイテンションにスタートし、ジャングル育ちの少女が都会の高校生活を始める様をコミカルに描きつつ、中盤からはお宝をめぐっての冒険が始まると、アドベンチャー映画のワクワクが次々に展開していく。最初から最後までサービス精神が満点で、ゴージャスなエンドロールまでノンストップで楽しめるだろう。

若者たちの同調圧力や、それに相反する友情や恋心も描かれており、彼らと同年代の若者こそ、大いに感情移入ができるというのも美点だ。主演は『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』(2018)という大人向けの映画で麻薬王の娘を演じていたイザベラ・モナー。そちらとは正反対の快活で天然な女の子にぴったりはまっているのも感慨深い。なお、中盤では原作の知育番組を知っている人に向けてのオマージュでありつつも、「なんだこりゃ!」と良い意味で驚ける、ぶっ飛んだ展開および演出が用意されている。それも含めて楽しんでしまうのが良いだろう。

『劇場版 ドーラといっしょに大冒険』の情報

監督:ジェームズ ボビン
出演:イザベラ モナー, エウヘニオ デルベス, マイケル ペーニャ ほか
製作:2019年
時間:1時間42分
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Amazonプライムビデオ夏のおすすめ!背筋が寒くなると同時に超面白い!ハラハラドキドキのスリラー映画2選

最後に、Amazonプライムビデオで見放題の作品の中から夏にこそ観たい、“背筋が寒くなる”、ハラハラドキドキのサスペンスが描かれるスリラー映画の2本を紹介しよう。どちらも堅実な演出や工夫により、優れたエンターテインメントとして完成された作品である。

Amazonプライムビデオのおすすめ夏映画9:『クロール 凶暴領域』(2019)

「台風で浸水した家でワニに襲われる」。内容はそれだけで説明できるのだが、あの手のこの手のアイデアで楽しませてくれる、モンスターパニックものの理想形とも言える作品だ。「ワニの移動速度は遅い」という制約を逆手に取ったかのような、狭い一軒家の中で繰り広げられる攻防には驚きと興奮の展開の連続。いわゆる“B級映画”的な発想を、A級のサスペンスに変える工夫の数々に感服しきりだった。

そして、ワニという生き物のどう猛さ、そのパワーになすすべもなく人間が殺されてしまう恐怖が存分に提示されている。さらに、ただワニから逃げ惑うだけでなく、災害時における極限状態の人間の心理、親子愛を主軸にしたドラマも必要最小限ながら用意されているのも美点だろう。肉体損壊の描写もあるためPG12指定がされているが、それも間違いなく必要なもの。怖い映画に興味が出てきた中学生以上の若者にも、ぜひ観てほしい1本だ。
同じアレクサンドル・アジャ監督による『ピラニア』(2011)もAmazonプライムビデオで見放題となっており、こちらはR15+指定ギリギリのエログロ描写を突き詰めた、一部の好事家にはたまらない悪趣味上等(褒め言葉)な内容となっている。

『クロール 凶暴領域』の情報

監督:アレクサンドル アジャ
出演:カヤ スコデラーリオ, バリー ペッパー ほか
製作:2019年
時間:1時間27分
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Amazonプライムビデオのおすすめ夏映画10:『アス』(2019)

「仲良し一家がおぞましい何者かに襲わたのでがんばって逃げる」と一行で説明できるシンプルな内容だ。命がけの追いかけっこと攻防戦が展開し、思わず吹き出してしまうブラックな笑いの要素もある。R15+指定がされているが、直接的な残酷シーンはそれほど多くはなく、性描写もないので、それほど嫌悪感はなく観られるだろう。ただし、おぞましい何者かの恐怖と、徐々に明らかとなっていく“隠されていた悲劇”のインパクトはとてつもないものであった。

近年で大評判を呼んだ『ジョーカー』(2019)や『パラサイト 半地下の家族』(2020)と同じく、「格差社会の構図をエンターテインメントに仕上げた」内容でもある。劇中では様々なメタファーが込められており、ハンズ・アクロス・アメリカという飢餓や貧困と戦う慈善イベントへの揶揄、旧約聖書のエレミヤ書11章11節の文言(「民が神の声を聴かないから神はもう民を助けない」)、冒頭に登場するウサギが“繁栄”や“過剰な生殖”のシンボルであることなど、それぞれの隠されたメッセージに奥深さも感じられるだろう。

『アス』の情報

監督:ジョーダン・ピール
出演:ルピタ・ニョンゴ, ウィンストン・デューク, エリザベス・モス ほか
製作:2019年
時間:1時間56分
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Amazonプライムビデオでそのほかおすすめな夏の映画は?

夏におすすめのAmazonプライムビデオで見放題の映画には、ここまで挙げた10選のほかにもおすすめがたくさんある。
思春期の“夏限定の恋”を美しい田舎の風景と共に描く『青夏 きみに恋した30日』(2018)、半年前にタイムリープする能力を絡めた恋物語が展開する『二度めの夏、二度と会えない君』(2017)、4姉妹の何気ない日常を慈しむように綴った『海街diary』(2015)、学校に行けなくなった少女がおばあちゃんから大切なことを学んでいく『西の魔女が死んだ』(2008)、言わずと知れた名作恐竜パニックアクション大作『ジュラシック・パーク』(1993)、猛暑の日の大事件までの過程にあった差別意識を描いた『ドゥ・ザ・ライト・シング』(1989)、玉音放送までの24時間をスリリングに追った『日本のいちばん長い日』(1967)もある。

気になる映画をAmazonプライムビデオで探す

夏を満喫できるレジャー・花火大会といったイベントなど、この季節を気兼ねなしに楽しむためには、まだ時間がかかるというのが現状だ。
映画に登場する「当たり前だった出来事」は、いま観るとより大切なものとして映るだろう。いつの日か、“いつもの夏”の日常を取り戻す。その日をより楽しみに待つという目的でも、Amazonプライムビデオでこれらの夏映画を観てみてほしい。

文=ヒナタカ
インディーズ映画や4DX上映やマンガの実写映画化作品などを応援している雑食系映画ライター。過去には“シネマズPLUS”で、現在は“ねとらぼ”や“ハーバー・ビジネス・オンライン”などで映画記事を執筆。“カゲヒナタの映画レビューブログ”も運営中。『君の名は。』や『ハウルの動く城』などの解説記事が検索上位にあることが数少ない自慢。
Twitter:@HinatakaJeF

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