【2020年保存版!】Amazonプライムビデオのおすすめ映画10選!夏休みにぴったりの作品は?

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映画で夏を感じよう! Amazonプライムビデオでおすすめの映画は?

Amazonプライムビデオでみられる夏映画のイメージ

2020年7月現在、依然として新型コロナウイルスは世界中の人々の生活を脅かし続けており、様々なイベントが中止され、海水浴や夏祭りなどの夏特有の遊びも楽しみにくくなっている。こういう時こそ、夏という季節そのものを感じられる、夏の出来事や日常、ひと夏の冒険、青春の一幕を描いた映画を観るのも、良い選択肢であると提案したい。

ここでは2021年4月下旬現在、Amazonプライムビデオの見放題のラインアップに入っている映画の中から、この夏・夏休みに観るのにぴったりな10作品を紹介しよう。

なお、Amazonプライムビデオで迷ったら観たい、春に観るのにおすすめの映画も以下に紹介している(4月現在は見放題が終了している作品もあり)。
【2020春】Amazonプライムビデオのおすすめ映画20選!迷ったら観たい、新生活にぴったりの作品は?

Amazonプライムビデオの特徴

Amazonプライム・ビデオ

Amazonプライム・ビデオは他の映像配信サービスに比べて、以下の特徴がある。

  • 月額料金は500円(または年間4900円)
  • 追加料金なしでAmazonの配送特典、200万曲が聴き放題のPrime Music、ファイルストレージサービスのPrime Photoなど、他のサービスも利用できる
  • 作品ごとのユーザーのレビュー文も読むことができる

このページで紹介しているAmazonプライムビデオのおすすめ映画

  1. 『青空エール』(2016)
  2. 『天然コケッコー』(2007)
  3. 『世界でいちばん長い写真』(2018)
  4. 『ペンギン・ハイウェイ』(2018)
  5. 『サマータイムマシン・ブルース』(2005)

Amazonプライムビデオ夏のおすすめ!甘酸っぱい恋や青春を描いた、爽やかな日本映画3選

Amazonプライムビデオで見放題の作品の中から、まずは爽やかな青春を描いた3つの日本映画を紹介しよう。いずれも思春期ならではの甘酸っぱい恋心や複雑な心理を示しつつも、夏の美しい情景に想いを馳せることができる、青春を通ったすべての人に通ずるメッセージを備えた優れた作品だ。

Amazonプライムビデオのおすすめ夏映画1:『青空エール』(2016)

吹奏楽部に憧れる女子高生が、野球部のトロフィーを眺めていた男の子と出会い、「甲子園で彼を応援する夢」を持つことから物語は始まる。主演の土屋太鳳と竹内涼真を筆頭としたフレッシュな役者陣の魅力、キレイゴトで済まさずに努力や夢を描く作品の精神性、原作マンガから2時間の映画に収めるための工夫が随所に加えられているなど、高い完成度を誇っている。

三木孝浩監督は「この作品を群像劇にしたかった」と明言している。若い男女のラブストーリーだけでなく、登場人物それぞれの価値観、部活動の大変さなども存分に描かれており、大人が観ても青春の様々な要素をギュッと凝縮した、豊かな内容に感動できるだろう。
なお、三木孝浩監督は高く評価された青春映画を多く手がけており、Amazonプライムビデオでは『ソラニン』『陽だまりの彼女』『アオハライド』『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』『坂道のアポロン』も見放題であるので、合わせて鑑賞してみても良いだろう。さらに、三木監督が手がけた実写映画『思い、思われ、ふり、ふられ』が 2020年8月14日に公開予定となっている。

『青空エール』の情報

監督:三木孝浩
出演:土屋太鳳, 竹内涼真, 葉山奨之 ほか
製作:2016年
時間:2時間5分

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Amazonプライムビデオのおすすめ夏映画2:『天然コケッコー』(2007)

同名マンガの実写映画化作品。小・中学校合わせて6人しかいない田舎の学校に、東京からイケメンの転校生が来ることから始まる物語だ。のんびりとした展開と雰囲気には癒やしの効果が抜群。夏以外の季節の移り変わりも映し出されており、四季折々の美しい風景にも見惚れることができるだろう。撮影時に弱冠17歳だった岡田将生、15歳の夏帆のフレッシュな魅力にも注目してほしい。

劇中では大きな事件はほとんど起こらないのだが、キャラクターそれぞれのやりとりがなんともかわいらしく、平凡だが掛け替えのない日常のエピソードの1つ1つが丁寧に描かれる。彼ら彼女らの“ほんの少しの成長”はいつまでも見たくなるほどに楽しい。田舎の懐かしさと心地よさ、淡い恋心もあらわれた青春の爽やかさの両方を堪能できる、“ゆったり”と観てほしい1本だ。
なお、Amazonプライムビデオでは同じく山下敦弘監督作『マイ・バック・ページ』『オーバー・フェンス』『もらとりあむタマ子』も見放題となっている。いずれも、弱さも見せる人間の愛おしさを丹念に綴った作品だ。

『天然コケッコー』の情報

監督:山下敦弘
出演:夏帆, 岡田将生, 夏川結衣 ほか
製作:2007年
時間:2時間1分

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Amazonプライムビデオのおすすめ夏映画3:『世界でいちばん長い写真』(2018)

同名小説の映画化作品であり、愛知県の学校で実際にあった出来事をベースにした作品だ。
高校生最後の夏休みのある日、引っ込み思案で何の目的意識も持てずにいた写真部員の主人公は、リサイクルショップで今まで見たことがない大きなカメラを見つける。それは、360度に渡って長い写真が撮れる「パノラマカメラ」だった。現像した写真を見た彼は、撮影したい景色を探して街を自転車で駆け巡ることになる。高杉真宙、武田梨奈、松本穂香といった実力派の俳優が、2度とはない青春の輝きを放つ、等身大の若者たちに見事にハマっていた。

この物語には「なんのためにがんばるのか?」という、青春の努力にまつわるメッセージが込められている。高校3年生であり、受験にせよ就職にせよ将来の道を決めなければいけない年齢の彼らが、何を得て、なんのために、どんな形で「世界でいちばん長い写真」を撮るようになるのか……その問いかけが1つの答えとして結実するクライマックスには、例えようもない感動があった。かつて部活動をしていた大人はもちろん、いまの部活動をしたくてもできない、がんばることそのものができないという若者にとっても、そのメッセージにはきっと勇気づけられるだろう。

『世界でいちばん長い写真』の情報

監督:草野翔吾
出演:高杉真宙, 武田梨奈, 松本穂香 ほか
製作:2018年
時間:1時間42分
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Amazonプライムビデオ夏のおすすめ!SF(すこし・ふしぎ)の魅力に溢れた映画2選

続いては、Amazonプライムビデオで見放題の作品の中から夏を舞台にしたSFファンタジー映画を紹介しよう。どちらもサイエンス・フィクションという意味のSFというよりも、『ドラえもん』でおなじみ故・藤子・F・不二雄氏が提唱したジャンル“すこし・ふしぎ”のSFに近い、日常に紛れ込んだ不思議な出来事を扱った作品だ。

Amazonプライムビデオのおすすめ夏映画4:『ペンギン・ハイウェイ』(2018)

同名小説をアニメ映画化したジュブナイル(少年期)ものだ。主人公は毎日学んだことをノートに記録している勉強家の小学4年生の男の子で、歯医者のお姉さんと仲良し。少年と年上のお姉さんという淡い恋心も含んでいるような関係性から始まり、そこから学校の友だちと一緒に未知の現象の自由研究をする物語へと進んでいく。不可思議な世界観の面白さ、哲学的な思考の数々にオトナは唸るだろうし、子供にとっても少年たちが一夏の冒険をする様は楽しく観られるだろう。

「ペンギンが町に出現する」というあり得ない現象を通して、主人公は自身の探究心を追求していく。「わかろうと努力すること」を肯定する物語は、教育的にもぜひ観てほしい。ひょこひょこと歩き回るペンギンたちは可愛らしく、疾走感に溢れるクライマックスはアニメーションの快感に満ち満ちていた。なお、本作を手がけたアニメ制作スタジオの“スタジオコロリド”の最新作『泣きたい私は猫をかぶる』が、現在Netflix限定で配信されている。

『ペンギン・ハイウェイ』の情報

監督:石田祐康
声の出演:北香那, 蒼井優 ほか
製作:2018年
時間:1時間57分
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Amazonプライムビデオのおすすめ夏映画5:『サマータイムマシン・ブルース』(2005)

サマータイム・マシン・ブルース

人気劇団のヨーロッパ企画の舞台を映画化した作品だ。タイトル通り、主題となっているのはタイムマシン。夏の気だるい1日、SF研究会の男子部員たち、顧問の大学教員教授助手、カメラ部の女の子などが思いがけない騒動に巻き込まれてしまう。良い意味でスケールの小さいタイムトラベルが描かれている様は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985)のようでもあった。
タイムマシンが出てくるまでの序盤は意味不明な描写ばかり、登場人物がグダグダとしているだけで、はっきり言って退屈にも感じるだが、その序盤で提示された全てのことが“まさか”の伏線として回収されていく様は快感と驚きの連続だ。

この「パズルのピースがはまっていく快感」「なんとか辻褄合わせをしようとする努力と奮闘」「登場人物がダメダメなのに愛おしい」などといった要素は、今では『カメラを止めるな!』(2018)も思い出す方もいるだろう。
なお、本作(元の舞台版)の脚本家である上田誠は前述の『ペンギン・ハイウェイ』でも脚本を担当している。しかも、現在は上田誠脚本による最新映画『ドロステのはてで僕ら』が劇場公開されており、こちらは「誰が観ても超面白い!」と思えるほどの大傑作に仕上がっていた。

『サマータイム・マシン・ブルース』の情報

監督:本広克行
出演:瑛太, 上野樹里, 真木よう子 ほか
製作:2005年
時間:1時間47分
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