一人暮らしで選ぶべきベッドはこれ!選び方とおすすめのベッドを紹介
一人暮らしの部屋を快適にする「ベッド」

暮らしにおすすめのベッドとは?一人暮らしの部屋の中で、ベッドは特に大きな面積を占める。そのため、部屋の導線や収納力、雰囲気などにも影響しやすい家具のひとつだといえるだろう。しかし総合的に見ると、ベッドは一人暮らしにおすすめの家具なのだ。
この記事では、一人暮らしにベッドがぴったりな理由をはじめ、一人暮らしの部屋をより快適にするベッドの選び方とおすすめのベッドを紹介していく。相性のいいベッドを見つけて、「理想の一人暮らし」を手に入れてほしい。
※こちらの記事は、2020年4月20日に公開した内容を、2021年4月15日に更新しました。
一人暮らしにベッドが適している理由

ワンルームや2DKなど、一人暮らしの部屋はあまり広くないのが一般的だ。「もともと狭い部屋をできるだけ広く使いたいから、不要なときに片付けられる布団にしたい」という人もいるだろう。それでもベッドが一人暮らしの部屋にぴったりだといえるのは、以下の2つの理由がある。
布団のように敷く・たたむ手間がかからない
初めての一人暮らしをする場合、進学や就職など忙しい日々が待っている人が多いのではないだろうか。そんなときに助かるのがベッドだ。布団を出したり閉まったりする必要がなく、疲れて帰宅したらすぐに体を休ませられる。布団の場合は、面倒になって敷きっぱなしにしてしまうと、布団の裏にカビが生える可能性もあるので注意が必要だ。
収納スペースとしても使える
ベッドは寝るスペースとしてだけでなく、その下の空間を収納として使うこともできる。部屋の面積が限られているからこそ、ベッドの下のスペースも有効活用したいものだ。
ただし、湿気が溜まりやすい場所なので、収納するものには注意しよう。湿気対策をしてから、クリアケースにオフシーズンの洋服やグッズを収納しておくなどがおすすめだ。
一人暮らしで使うベッドの選び方
一人暮らしを快適にするベッドを選ぶ3つのポイントを、順番に見ていこう。
①サイズを選ぶ

住んでいる・これから住む一人暮らしのお部屋に合うベッドを、サイズから考えてみよう。理想的なベッドの横幅サイズは、「自分の肩幅+30cm以上」だといわれている。このサイズ感を重視すれば、寝返りを打っても、床に落ちて目が覚めたりケガをしたりという心配は減るだろう。ちなみにおもなベッドサイズは、小さめの【セミシングルベッド】で約80~90cm×195cm、一人用として一般的な【シングルベッド】では約100cm×195cm、ゆったり一人用の【セミダブルベッド】だと約120cm×195cmとなっている。
自分の体形に合わせて、寝返りを打っても窮屈さの感じないベッドサイズを選ぶようにしよう。


②ベッドフレームを選ぶ
サイズを決めたら、ベッドフレームを探していこう。予算や求める機能によって、自分の一人暮らしのお部屋にあったフレームを見つけたい。
ベッドフレームの選択肢は、素材や構造によってさまざまだ。木製、パイプ製など、インテリア的な好みで選ぶのもアリだろう。また、収納付きのベッドフレームも一人暮らしの部屋にはおすすめだ。ベッド下収納があれば、クローゼットに入りきらない衣類や、暑い時期には使わない毛布などをしまっておける。ただし、引き出す分のスペースも確保しておく必要があることに注意しよう。
ベッドボードに棚やコンセントが付いたフレームも便利だ。メガネやライトを置いたり、スマホを充電したりできる。棚の分だけフレームの縦方向が長くなるので、購入前にその分のスペースも確保しておこう。


フレームなしの脚付マットレスも人気
ベッドの中でも人気が高いのが脚の付いたマットレスタイプ。フレームがそもそもないため、費用が安いのが特徴。お部屋の中でも圧迫感がなく、ソファのような使い方も人気だ。
フレームがない分ベッド自体も軽く、模様替えのしやすさもいい。高さのあるものを選べば、ベッド下にプラケースなどを収納することもできる。
すのこベッドならカビ対策になる
人間は寝ている間に大量の汗をかくといわれている。
マットレスの下の面がすのこタイプになっているベッドは通気性がよく、汗の水分を飛ばしやすいため、カビ対策になる。
夏の寝苦しさが気になる人におすすめ。
ロフトベッドで空間を縦に広げよう
ベッドが上にあることで、就寝時以外は下にデスクを置いたり、収納を置いたりと工夫できるロフトタイプ。
コンパクトな一人暮らしの部屋も、空間をすみずみまで使い切れる。
ワイヤータイプだと、圧迫感も少ない。
就寝スペースの空間がどのくらいになりそうか、天井の高さとの兼ね合いに注意しよう。
③マットレスを選ぶ
寝心地を左右するマットレス。ベッドに置くマットレスの高さはだいたい20cmが主流だ。前述したベッドの高さに理想的なマットレスの高さ(厚み)を考慮して探そう。
ボンネルコイルとポケットコイルの違い
マットレスにはさまざまな種類があるが、よく見かけるのがボンネルコイルとポケットコイル。
自分好みの寝心地と、予算を考慮して選びたい(一般的には、ボンネルコイルの方が安い)。
ボンネルコイル
横に連結したスプリングが入っていて、面で支えるタイプのマットレス。寝心地はポケットコイルに比べて硬め。寝返りが打ちやすいといわれている。
ポケットコイル
縦に伸縮するスプリングが入っていて、点で支えるタイプのマットレス。寝心地はやわらかめ。体の重みに合わせて沈むので、負担が少ないといわれている。
フレームとマットレスの大きさに注意
ベッドのフレームとマットレスを別々に購入する場合、サイズの違いに細心の注意を払おう。
フラットタイプのフレームなら、マットレスが大きすぎても小さすぎても何とか使えるが、上下左右に枠が付いている場合にはマットレスが傾いてしまい快適に使うことが難しくなる。
また、マットレスが小さいとフレームの上でずれてきてしまい、隙間に小物を落としてしまうといった問題が起きやすい。2つのサイズがあっているかをしっかりと確認してから購入しよう。
「ベッド幅だけ確認して購入したら、フレームのでっぱりに合わずナナメになってしまった」という失敗談もある。
折りたたみベッドやソファになるベッド
日中はソファとして使い、寝るときだけベッドに変形するソファベッド。
ソファベッドというと大きいサイズのものをイメージしがちだが、一人暮らしのジャストサイズでも展開がある。
折りたたみベッドなど簡易的なものもあるので、寝心地と利便性を天秤にかけて検討してみよう。
![[山善] ベッド (シングル) 幅98.5×奥行219×高さ151cm ぐうたらベッド (コンセント・ハンガーバー・上棚・宮付き) 組立品 ブラック BGB-98219(BK)](https://m.media-amazon.com/images/I/515MT6hhA4L.jpg)
*
ここまでは、一人暮らしのベッド選びのポイントを紹介した。
次のページでは、一人暮らしにおすすめなベッドを紹介していく。