野菜をカットして冷凍保存!料理がグッとラクになる「自家製冷凍ミックス野菜」と活用レシピ
このページの目次
自炊生活には野菜の冷凍保存が正解だった!
外出自粛にともなって、食材の買い置きをしている人も多いだろう。しかし、むやみに買いすぎて余らせるようなフードロスも控えたいもの。
とはいえ缶詰、冷凍食材ばかりじゃ栄養も偏りそうだし……。
こんなとき、オススメなのが「自家製冷凍ミックス野菜」!
数種類の野菜をカットして、ジップロックに入れて冷凍するだけ。
シンプルだが、自家製冷凍ミックス野菜には毎日の料理がグッと楽になるメリットがたくさん秘められている。

自家製冷凍ミックス野菜の大きなメリットは、以下の3つ!
野菜を冷凍保存するメリット①:新鮮なうちにおいしさキープ!
いくら冷蔵庫に入れておいても、日が経つにつれて、野菜はしおしおと元気がなくなってしまう。見た目だけでなく、味も栄養も落ちてしまうので本当は新鮮なうちに食べきりたいもの。
しかし、買ったその日にカットして冷凍しておけば、かなりの期間新鮮さがキープされる。
フードロスはもちろん、「冷蔵庫のあの野菜、使わなきゃ……」というプレッシャーからも開放されるのも嬉しい!
野菜を冷凍保存するメリット②:凍ったまま調理できるので、下ごしらえ不要で楽ちん!
冷凍ミックス野菜は、解凍しないでそのまま加熱OK!
すでにカットした状態なので、下ごしらえせずそのままフライパンに投入できるので、包丁・まな板の出番も不要。
さらに冷凍することで野菜の組織が壊れるので、火が通りやすくなるというメリットも。
根菜など火の通りにくい野菜もあっという間に調理できるので、大幅な時短が叶えられる。とにかく使いやすいのが最大のメリットだ。

野菜を冷凍保存するメリット③:おいしさUP!栄養UP!
冷凍したら栄養が落ちそう……と思われがちだが、意外なことに冷凍しても栄養はほとんど落ちないことが分かっている。
それどころか、冷凍により栄養価がUPする食材も!
きのこ類はグアニル酸、グルタミン酸、アスパラギン酸などのアミノ酸が約3倍に増えて、旨みも栄養価も高まるんだとか。ブロッコリーもビタミンCや、肌を酸化から守ってくれるルテインが増加することが分かっている。
以上のように、自家製冷凍ミックス野菜は良いこと尽くし!
人の集まる食材店やスーパーに行く頻度をなるべく減らしたい、そんな人はぜひ自家製冷凍ミックス野菜を試してみて。
次からは、使いやすい野菜の組み合わせと、それを使った簡単レシピをご紹介。いつものメニューも、冷凍ミックス野菜があれば驚くほど手軽に作れるので要チェックだ。
野菜の冷凍保存ストック①:シチュー、カレーに!「洋風ミックス野菜」

煮込み料理に活躍するのが、洋風野菜の冷凍ミックス。
ブロッコリー、玉ねぎ、パプリカ、かぼちゃなど、歯ごたえがしっかりしている野菜がオススメ。にんじん、アスパラ、エリンギもOK!
野菜をさっと洗ったら、しっかり水気をふきとってカットしよう。
歯ごたえを適度に残せるよう、大きめカットがオススメだ。火の通りにくいかぼちゃだけ1cm厚ほどにカットし、あとは一口大に切ると均等に火が通りやすい。

カットしたら、あとはジップロックなどの冷凍対応の保存袋に入れて冷凍するだけ!
袋に入れたら、均等に凍るよう平らにして、空気を抜いて密閉するのがポイント。

しっかり凍ったら、冷凍ミックス野菜のできあがり!
袋の上から軽くもむだけで、パラパラと野菜同士が離れて市販のミックス野菜のように便利に取り出せる。

できあがった洋風ミックス野菜は、シチューやカレーなどの煮込み料理に大活躍。
バターで炒めて肉料理の付け合せにしたり、そのままチンして蒸し野菜として食べたり。トマト缶で煮込んでラタトュイユにしてもいい。
彩りも鮮やかなので、パッと食卓を明るくしてくれる。緑黄色野菜の栄養もたっぷりで、冷凍庫に常備しておきたいミックス野菜だ。
「洋風ミックス野菜」の活用レシピ①野菜たっぷりシチュー

冷凍ミックス野菜があれば、野菜を洗ったり切ったりする手間が省けるから、野菜がゴロゴロ入ったシチューもあっという間!
冷凍ミックス野菜をバラバラッと鍋に出したらバター、薄力粉で炒めて、牛乳と一緒に煮込むだけ。冷凍したことで火が通りやすくなり、煮込み時間が短縮できるのも嬉しい!
- 材料(2皿分)
洋風ミックス野菜=200g
ベーコン=3~4枚
バター=20g
薄力粉=大さじ2
水=200ml
牛乳=300ml
コンソメ(顆粒)=小さじ2
塩=小さじ1/2
こしょう=少々
- 作り方
①. 鍋にバター、ミックス野菜を入れ中火にかける。バターが溶けたら薄力粉を加えて全体を混ぜながら1分ほど炒める。
②. 水を加え、底についた薄力粉をはがすようにヘラなどで鍋底からよく混ぜる。沸騰したら弱火にし、5分煮込む。
③. 牛乳、調味料を加えて中火にし、とろみがつくまで煮込めば完成。
「洋風ミックス野菜」の活用レシピ②ゴロゴロ野菜のカレー

カレーに必要な野菜をそろえると、どうしても一人では食べ切れない量のカレーができてしまう。
冷凍ミックス野菜があれば、そんなお悩みも解決。必要な量だけ取り出して使えるので、1~2人分のカレーを作ることだって可能なのだ。
思い立ったら10分で作れるほど簡単なので、ぜひ作ってみて!
- 材料(2皿分)
洋風ミックス野菜=200g
ひき肉(豚または鶏)=100g
カレーフレーク=大さじ3(カレールーなら2ブロック)
サラダ油=大さじ1
水=350ml
ごはん=1膳
- 作り方
①. 鍋にサラダ油を入れ中火にかけ、温まったらひき肉を加えて炒める。
②. ひき肉の色が変わったらミックス野菜を加えて軽く炒めて水を加える。沸騰したら弱火にし、5分煮込む。
③. カレーフレーク(またはカレールー)を加えて溶かし、混ぜながらとろみが出るまで煮込む。ごはんを盛った皿にかけたらできあがり。
野菜の冷凍保存ストック②:煮物もラクラク!「和風ミックス野菜」

続いては、毎日のおかずに便利な和風野菜の冷凍ミックス。
れんこん、ごぼう、にんじんなどの根菜類がオススメ。さといも、さつまいも、大根なども使いやすい。
れんこん、ごぼうは洗って泥を取り、れんこんは2cm厚の4つ切り、ごぼうは1cm厚の斜め切りにし、水にさらしておく。にんじんは皮ごと冷凍すると黒ずんでしまうので皮をむき、1cm厚の半月切りにする。

れんこん、ごぼうの水気をしっかり切ってからジップロックに入れ、空気を抜きながら平らにし、密閉する。冷凍庫に入れ、数時間凍らせる。


和風ミックス野菜は、煮物や汁物に大活躍。下ごしらえに手間のかかる根菜だが、冷凍する前にアク抜きをしてあるので、使うときはそのまま料理に加えるだけでOK。
冷凍することで野菜の組織が壊れ、火が通りやすくなるので加熱時間も大幅に短縮。煮物を作ったが、根菜が固かった……なんて失敗もなくなるのだ。
味噌汁にポイッと加えるだけで、不足しがちな食物繊維を補うことができる。カレーや酢豚にも合うので、常備しておこう。
「和風ミックス野菜」の活用レシピ①根菜と鶏の筑前煮

根菜をコトコト煮込む筑前煮は時間のかかるイメージだが、冷凍ミックス野菜を使えば時短メニューに早変わり。
冷凍することで野菜の組織が壊れて水分が抜け、そのかわりに煮汁を吸い込みやすくなるので、短い煮込み時間でもしっかり味が染みるのも嬉しいポイントだ。
- 材料(2皿分)
和風ミックス野菜=200g
鶏もも肉=1枚
めんつゆ=大さじ3
みりん=50ml
砂糖=大さじ1
水=200ml
サラダ油=大さじ1
- 作り方
①. 鍋にサラダ油を入れ、中火で熱して一口大に切った鶏肉を炒める。肉に焼き色がついたらミックス野菜を加えてさっと炒める。
②. めんつゆ、みりん、砂糖、水の順に加え、煮立ったら弱めの中火にして5分煮込む。
③. 強火にし、煮汁が半分になるまで煮詰めたらできあがり。
「和風ミックス野菜」の活用レシピ②根菜たっぷり豚汁

忙しい日は、これ一杯とごはんさえあればOK!
根菜から出る風味と、豚肉のコクでだし汁いらず。心もお腹も満足する一杯だ。
- 材料(2杯分)
和風ミックス野菜=100g
豚こま肉=100g
みそ=大さじ2
ごま油=大さじ1
水=400ml
- 作り方
①. 鍋にごま油を入れ、中火で熱して豚肉を炒める。肉に焼き色がついたらミックス野菜を加えてさっと炒める。
②. 鍋に水を注ぎ、沸騰したらアクをとり、弱火にして3分煮込む。
③. 火を止め、みそを溶かし入れたらできあがり。
野菜の冷凍保存ストック③:旨さ倍増!「ミックスきのこ」

最後に紹介するのは、あると何かと役立つ冷凍ミックスきのこ!
きのこは冷凍することで長持ちするだけでなく、うまみの元となる栄養素が増える冷凍に向いた食材。洗う必要もないので、買ってきたら石づきを取ってササッと手でほぐすだけで冷凍できる手軽さも嬉しい。
むしろきのこは冷凍がスタンダードでもいいかも! と思っちゃうくらいお気に入りになること間違いなし!
きのこの種類は、えのき、しめじ、まいたけ、しいたけ、エリンギと何でもOK。料理に使うきのこは種類が多いほど風味が豊かになると言われているので、3~4種類のきのこをミックスするのがオススメだ。

きのこに水気はNGなので、洗わないこと。汚れやおがくずがついている場合はペーパーでそっと拭くだけにしよう。
石づきを切り落としたら、えのきは食べやすいように半分の長さにカット。まいたけやしめじなどは包丁ではなく手で割くようにほぐすと、香りが出ておいしくなる。


冷凍ミックスきのこは、炒めものや味噌汁に加えたり、レンチンしてサラダのトッピングにしたり、使い道が豊富。
どんな料理にも合うので、ちょっと具材が寂しいな~と思ったメニューに加えてもOK。ローカロリー&食物繊維豊富なので、ミックスきのこでかさ増しすればダイエット効果も絶大だ。
外出自粛中は運動不足で体重増加が気になったり、便秘ぎみになってしまうことも。そんな人は、ぜひミックスきのこを冷凍庫に常備しておこう。
「ミックスきのこ」の活用レシピ①きのこの和風パスタ

冷蔵庫に食材が何もない……というときも、ミックスきのこさえあればおいしいパスタのできあがり。冷凍きのこは旨味がギュッと凝縮しているので、ベーコンなどの肉類を入れなくても十分な満足感だ。
味付けもめんつゆひとつでバッチリ決まる。奥深いきのこの旨味をご堪能あれ!
- 材料(1皿分)
ミックスきのこ=150g
スパゲッティ=100g
めんつゆ=大さじ1
塩・こしょう=少々
オリーブオイル(またはサラダ油)=大さじ1
バター=10g
小ねぎ(あれば)=適量
- 作り方
①. スパゲッティは塩を加えた熱湯で表示時間通りにゆで、ザルに上げて水気をきる。ゆで汁はお玉1/2杯分ほどとっておく。
②. フライパンにオリーブ油、きのこを入れて中火で炒める。しんなりしてきたらそのまま1分焼いてしっかり焼色をつける。
③. ゆでておいたスパゲッティ、めんつゆ、ゆで汁、バターを加えてよく炒め合わせる。塩・こしょうで味を整えたら皿に盛り、小口切りにした小ねぎをかけてできあがり。
「ミックスきのこ」の活用レシピ②きのこたっぷりオムレツ

きのこと卵は相性バツグン。うまみたっぷりの冷凍きのこをたっぷり包んだ、ボリューミーなオムレツは朝食にぴったり。
ケチャップをかけてパンのお供に、はたまた醤油をひと垂らししてごはんのお供に。お好みで召し上がれ。
- 材料(1皿分)
ミックスきのこ=100g
卵=2小
塩・こしょう=少々
サラダ油=大さじ1
- 作り方
①. フライパンにサラダ油、きのこを入れて中火で炒める。しんなりしてきたらそのまま1分焼いてしっかり焼色をつける。
②. 塩・こしょうを加えて卵をとき、①に注ぐ。箸で大きく3~4回混ぜ、周りが焼き固まったら両側から折りたたみ、フライパンの縁を使ってオムレツの形を作る。皿に盛り、好みでケチャップや醤油をかけてできあがり。
自家製冷凍ミックス野菜で、賢く野菜を保存しよう!
まとめ買いした野菜は、すぐにカットして数種類ミックスし、冷凍庫へ。買ってすぐそのひと手間をかけるだけで、長持ちして、便利で、おいしいストック野菜に早変わり!
冷凍ミックス野菜があるだけで、毎日の料理がたちまち楽になる。味噌汁に入れるだけで、おいしさも栄養もググッと底上げしてくれるのだ。
むやみな買いだめは控えるべきだけど、外出の頻度を減らしたい……という人は、冷凍ミックス野菜で賢く食材をストックしてみて。おいしくて栄養たっぷりなごはんをササッと作って、体にも心にも栄養を行き渡らせよう!

関東の人気駅から賃貸物件を探す
下北沢駅 目黒駅 大宮駅 船橋駅 松戸駅 西船橋駅 鎌倉駅 日吉駅 登戸駅 溝の口駅
関東の人気市区町村から賃貸物件を探す
和光市 川口市 新宿区 三鷹市 厚木市 藤沢市 入間市 柏市 平塚市 旭市